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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 4

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120/3003

『プロローグ』

とある国の最高機密エリアにある

地下研究施設では現在、

ある『生物』に関する実験が行われていた。


「ははは!

もう少しで完成だ!!」


厚さ50cm程の強化ガラスを隔てた、

実験部屋の中には、男の『研究成果』である

全長3m、高さ2m程の『芋虫』の様な

『生物』が蠢いていた。


その『生物』を見て、男は高笑いをする。


「これが完成した暁には、

俺もこの国の幹部………。

いや!!神にだってなれる!!!」


普通なら男のその発言は、

一笑されていてもおかしくない物だったが、

眼の前の『生物』は、そんな男の『戯言』を

『実現』してもおかしくない程の物だった。


男の『研究成果』である、

その『生物』は、

今の荒れ果てた大地に住む

人類の希望となりえる物だったからだ。


終焉戦争によって、

汚染された今の大地では、

限られた場所でしか、

人類は生存する事が出来ない。


その場所も各地で行われている

小競り合いのせいで、

縮小の一途を辿っているのが現状だ。


だが、そんな汚染された大地でも

生存可能な『生物』が、

居れば話は変わってくる。


『研究した生物』をまず、

『死の大地』で繁殖させ、

その繁殖した『生物』の持つ

『DNA』データーを更に、

調べることが出来れば、

人類は『どの様な環境』でも

生存が可能となるかもしれないからだ。


「さぁ!もうひと踏ん張りだ!!」


自身が周りから『神』と、

崇められる所を想像して

更に笑みを濃くした男は研究を続けた。


全ては自分が『神』となる為に………。


それだけの『可能性』を

この『生物』は持っていた。


その、はずだった………。


「消火だ!消化を急げ!!」


「そんな物は後回しだ!!

先に『奴ら』を如何にかしないと、

この国はおしまいだぞ!!」


「もう駄目だ!御しまいだ!!」


施設内は今、

生み出された『生物』が、

暴れ回っているせいで、

至る所で火の手が起こっていた。


最初は1匹しか居なかった

『生物』は、脱走を阻止しようと

作業用の『外骨格』を着て

近付いて行ったスタッフごと捕食した。


最初は何が起こったのか分からなかったが、

事実として『生物』は、『機械』ごと

人間を『捕食』した。


そして、『捕食』をした人間を

栄養源にしたのか

その『生物』は『卵』を産み落とした。


通常でも『卵』から『孵化』するには、

1週間から2週間程の時間が

必要なはずなのだが、

その『生物』が産み落とした卵は、

数分のうちに孵ると、

直ぐに成長して行き、

卵を産み落とした生物と同じ

大きさに成長した。


成長した生物また、

『餌』を探して、施設内を徘徊して

手当たり次第に『人間を捕食』していった。


後はこれの繰り返しで、

『生物』は時間が経過するとともに

その数を増やして行き、

気が付けば、『人間』との数が

入れ替わっている位に『生物』は、

個体数を増やしていった。


そこ彼処で行われる

『生物』による『捕食』は、

『地獄絵図』と言っても過言では無かった。


「ハ……ハ……ハ………」


至る所で繰り広げられる、

その光景を見ていた男から

遂に乾いた笑いがこぼれだした。


一体何が行けなかったのか?


何処で道を間違えたのか………。


それに答えてくれるものは誰も居ない………。


ただ分かった事は、

自分はここで死ぬと言う事だけだった。


それを証明するように、

1匹の『生物』が男の方によって来た。


そして………。


男が最後に見た物は、

自分を捕食する為に

大きく口を開けた生物だった。


『生物』は、頭から男を一飲みにしてしまうと

次の獲物を探して、彷徨い始めた………。

この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m

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