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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 3

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EPISODE 3 - 73

今までとは比べることが出来ない程の

『大爆発』がベフィモスの内部から巻き起こった………。


「ふぅ………。

死ぬかと思った………」


ベフィモスが『大爆発』を起こす直前に、

発動することが出来た『オーバー・ブースター』の

おかげで、何とか難を逃れることが出来た。


今は、施設から約数km離れた位置に居るが、

今日1日で、何度『爆発』に、

巻き込まれたことやら………。


「嘆いて居てもしょうがないか………」


あの爆発では、一溜りもないだろうが、

施設の様子を確認する為に、

来た道を戻ろうとしていた俺だったが、

タイミングが良いのか悪いのか………。


『リミッター解除』を行った、

八汰烏の活動限界が来たみたいだった。


【警告。

『リミッター解除』による、

規定の時間に達しました………。

これより、機体保護の為『最終安全装置』を作動します。

『最終安全装置』を作動するに当たり、

全システムが停止します………。

ごちゅ……う…い…く……だ…さ…い………】


「おぉ………。

このタイミングでか………」


少しでも施設に近づこうと、

八汰烏を向かわせていたが、

最後の警告を言う前に、

八汰烏の全システムが強制終了………。


まったく動かなくなってしまった。


「さて………。

どうしようか………」


そう呟くと俺は、

これからの事を少し考えてみた。


全システムが強制終了した八汰烏だが、

暫くすると『再起動』はするので、

八汰烏が動くまで、ここで待機するか、

それとも、少しでも早く施設の様子を確認する為に、

八汰烏から降りて、俺が単騎で施設まで向かうか………。


「今は少しでも早く情報を

収集する事に専念するか」


少し考えた結果、

『情報収集』を優先する事にした俺は、

先ず、八汰烏から脱出する為に、

操縦席に備え付けられている

『手動用の開閉スイッチ』を探す。


「確かこの辺に………。あった!」


搭乗口の近くに設置されている

『手動用の開閉スイッチ』を押した俺は、

八汰烏から降りる為に

胸部装甲を前に向かって押し込んでいく。


戦闘で少しフレームにガタが

来ていたみたいだが、

何とか胸部装甲を開くことが出来た。


「良く頑張ってくれた。

しばらく休んでいてくれ」


八汰烏から降りた俺は、

今回のMVPである

八汰烏に労いの言葉を掛けると、

早速1人で施設に向かって歩き出した。


暫く歩いていると、

施設を一望できる小高い

丘の上に到着したので、

そこから施設を見て見たのだが………。


施設の中心に当る場所は、

ただの『更地』と化していた。


「念の為に、近くで見て見るか」


爆発の中心地に到着した俺は、

暫く周囲を探索していたのだが………。


「見事に全部、吹き飛んでるな………」


発見出来た物と言えば、

ベフィモスの装甲だった『破片』や

建物の『残骸』等ばかりで、

有益な物は何も見つかりそうになかった。


爆発に巻き込まれて、

ドロドロに溶けてしまった

『タンク野郎』の車体部分も発見出来たが、

この状態では、得る物もなさそうなので

今は放置している。


爆発の中心地から離れた場所にある建物は、

幾つか無事そうだったが、

主だった建物は、先程の戦闘で壊れてしまったので、

この場所を再利用するのは難しいだろう………。


エミリーの奴からは、

壊しても大丈夫と言う言質は取ったものの

流石に不安になるな………。


「これ以上『借金』が増えなきゃ良いが………」


今現在の『借金』の額を思い出し

少し憂鬱になる。


【アキト!無事か!!】


そんな事を思っていたら、

朱音の声が直接、脳内に聞こえて来た。


八汰烏が機能を停止しているので

俺の体内に内蔵されている、

無線機へ直接、周波数を会わせたみたいだな。


「あぁ!俺は大丈夫だ!!」


【良かった………。

もう直ぐ、向かいに行くからな!!】


それを聞いて俺は、少し驚いた。


自分の事で、大変な時だと言うのに

まさか、朱音が迎えに来るとは思わなかった。


「(本当に義理堅い奴だ)」


嬉しさ半分、呆れ半分な気持ちになるが、

やっぱり嬉しさが勝る………。


「了解!場所は分かるか?」


【体内に内蔵されとる

『GPS』で、位置はバッチリや!】


「分かった!なら『現在位置』で待機しているな!」


【了解!じゃぁ、また後でな!!】


朱音との短いやり取りから数分後。


迎えのヘリが、見えてきた。


「何はともあれ、『状況終了』………。

帰投しますか………」


ヘリから上半身を出した朱音が

俺に向かって手を振っていた。


それに答えつつ俺は、

誰に言う訳でもなく1人口籠る。


こうして俺の長い1日が、漸く終わった………。


この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m

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