EPISODE 3 - 63
通常状態でも、1・2分程度なら
『ムラクモ』の運用は可能なんだが、
肝心な時に『エネルギー切れ』になるのを
防ぐ為に合えて選択したんだが………。
「(どちらにしても『際は投げられた』!
今は目の前の事に集中するか!!)」
幸いにも俺が準備をしている間は、
タンク野郎からの妨害も無かった。
恐らく、先程使用していた
背中に装備している
『キャノン砲』の再充電を行っていたんだろうが
こちらとしても、無駄が省けて助かった。
俺は右手に持っていた、
ロケットランチャーの『RRT-24』を肩に担ぐと
重心を前に落とし、前傾体勢をとる。
タンク野郎も俺が臨戦態勢を取ったのが、
分かったようで、左肩に装備していた『キャノン砲』の他、
新たに右肩に装備していた『ミサイルポット』を展開。
右手に元々装備していた
『ロングレンジタイプ』の『グレネードランチャー』とは別に
新たに左腕に『サブマシンガン』を装備していた。
戦争末期で導入された
『タンクタイプ』の外骨格は
動く『武器庫』や『弾薬庫』等と言われ、
多くの敵対勢力に恐れられていたらしいが、
然もありなんだな。
「オラ!クソ野郎が!!
俺様の自慢の武器達を見て
ビビったのか!?あぁ!!
今更、自分の無力さを
理解した所でおせーんだよ!!」
「(安っぽい挑発だな………)」
俺が『タンクタイプ』の、
利便性の高さに関心を示していると
『タンク野郎』から明らかに挑発と分かる
罵声が飛んできた。
確かに、安い挑発なのだが………。
「(俺と奴の距離は、約30m程か………)」
幾ら『タンクタイプ』が、
動きが遅いと言われていても
この距離から『RRT-24』を撃った所で、
まず命中はしないだろう………。
確実に当てるには、
もう少しタンク野郎に近づく必要があるのだが、
恐らく、奴もそれを狙っているんだろう。
「(隠し玉が無い事を前提にするなら、
奴の狙いは、恐らく『キャノン砲』だろうな)」
右腕に装備している
『グレネードランチャー』も脅威度は高いが
それでも八汰烏の装甲を考えると、
数発は耐えることが出来る。
確実に俺を戦闘不能にしたいなら、
間違いなく左肩に装備している
『キャノン砲』を使ってくるはずだ。
「(まぁ、奴が何をして来たとしても
全てぶっ潰してやるけどな!!)」
「上等だ!今直ぐぶっ潰してやる!!」
「やれるもんなら、やってみろや!!」
敢えて、挑発に乗った風を装った俺は
八汰烏のメインブースターを点火すると、
『タンク野郎』に向かって、真正面から
突撃を開始した。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




