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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 3

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EPISODE 3 - 62

この状態の時でしか、

使用することが出来ない『武器』を選択する。


「『陽電子ナイフ』を

『モード:ムラクモ』で装備!!」


【了解。

陽電子ナイフを『媒体』に

『ムラクモ』を起動します】


モード:ムラクモ………。


通常使用の場合、陽電子ナイフは、

微細な振動を高速で繰り返すことで

対象を『断ち切る』事に特化させているのだが、

『ムラクモ』を発動させた場合、

陽電子ナイフに使用している、

エネルギー供給率を30%から120%まで

引き上げる事が出来る。


その結果、高出力のエネルギーを

その刀身に纏わせた陽電子ナイフは、

通常50cm程の刃渡りが、150cm程まで延長されると同時に

対象を『切断』するのではなく、『焼切る』事が可能となる。


だけど………。


「(『ムラクモ』を発動した場合、

高確率でナイフが融解するからな………)」


高圧縮されたエネルギーに

長時間さらされることで

『媒体』となっている刀身が

負荷に耐えきれずに融解現象を引き起こす。


おまけに、それだけのエネルギーを出力させると

八汰烏に搭載されているジェネレーターだと

直ぐにエネルギー切れを起こしてしまう。


そこで、今回は同じく八汰烏に

搭載されている『素粒子圧縮エンジン』を

半暴走状態にする『リミッター解除』を使用することにした。


普段は安全の為に

『素粒子圧縮エンジン』の

稼働率は20%から50%程度なのだが、

『リミッター解除』をすることで、

『素粒子圧縮エンジン』の稼働率を

強制的に120%まで引き上げることが出来る。


これにより、ジェネレーターに常に生成した

エネルギーを供給させ続けることが出来るのだが………。


当然、デメリットはある。


稼働率が上がる事で、

『素粒子圧縮エンジン』の

負荷が一気に増える上、

常に生成されたエネルギーが、

八汰烏に供給し続けられる形となる。


こう言えば、デメリットは

あまり無いように感じるが、

普段は一定のラインに達すると

安全弁が働きエネルギーの供給が

止まる仕組みとなっているのだが、

その安全弁自体が無くなるので、

限界を超えてエネルギーの供給が行われる。


受け取り手である八汰烏に搭載されている

ジェネレーターがエネルギー供給の

負荷に耐えきれなくなると、

当然、内部で膨張………。


最悪、爆発に至ってしまう。


そうならない為、

『リミッター解除』を行った後でも

『一定の時間が経過する』か、

『一定の数値に達する』と、

『最終安全装置』が、働くようになっているのだが………


この『最終安全装置』が機能すると、

『素粒子圧縮エンジン』の強制停止に始まり、

ジェネレーターの誘爆を防ぐ為、

貯蔵されている全てのエネルギーを

強制的に放電してしまうので、

文字通り『全ての機能』が停止してしまう。


一定時間が経過すると、

『素粒子圧縮エンジン』が再起動はするので、

ジェネレーター内のエネルギーが戻れば、

問題なく八汰烏の運用は可能なのだが、

その間は『陽電子リフレクター』等の

主だった防御機構も使用不可になる上、

エネルギー系の兵器の運用も出来なくなる。


一定時間とは言え、敵を目の前にして、

そんな状態に陥る事は、『死』を意味している。


なので、余程の事が無い限りは

『リミッター解除』は使用しないようにしているのだが………。


「(今回は出し惜しみして居る程の

余裕が無いからな………)」


通常状態でも、1・2分程度なら

『ムラクモ』の運用は可能なんだが、

肝心な時に『エネルギー切れ』になるのを

防ぐ為に合えて選択したんだが………。


この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m


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