EPISODE 3 - 60
だったら今は、
タンク野郎をぶちのめす事だけ
考えますか!!
「そういう訳だ………。
ちょっとは、俺様を楽しませてくれよな!!」
ベフィモスの上は足場が悪い………。
どうやって、タンク野郎を
地面まで引きずり降ろすか
考えていた所、唐突に手に装備していた
グレネードランチャーを発射してきた。
「(学習能力のない奴だな………。
いや………。待てよ?)」
もう一度、迎撃してやろうかと
ハンドガンを構えたが、寸での所で思い止まる。
奴の使用している外骨格の特性上
このまま空中を仕掛けるのは、現実的ではない。
そう考えると、奴の狙いも俺と一緒で、
『地上戦』に持ち込みたいはずだ………。
「(だったら、この攻撃は利用させてもらうか!)」
そう判断した俺は、
バック・ブースターを点火使用して
大きく後退を始める。
直後、先程まで俺が居た位置に
奴のグレネード弾が命中したが、
気にせず後退を続ける。
タンク野郎も2度、3度と攻撃を続けるが、
奴の狙いが何なのか分かっているので、
その攻撃が俺に当たることは無かった。
ベフィモスの端まで来ると、
そのまま、ベフィモスの上から飛び降りた。
ブースターの噴射を止め、
八汰烏を一気に地面まで急降下させる。
地面を踏み砕きつつ、
タンク野郎の方を見て見ると、
俺を追うようにして奴も、
ブースターの噴射を停止して、
降下を開始している最中だった。
「もらった!」
奴が着地した瞬間を狙い、
装備していたハンドガンを
奴のキャタピラ部分に向かって
数発打ち込んでやった。
発射された弾丸は、狙い違わず
キャタピラ部分に命中したが、
陽電子リフレクターに阻まれ威力が減衰………。
あっさり、弾をはじき返されてしまい
思っていた以上には、ダメージを
与えることが出来なかった。
「いざ対峙してみると、
想像以上に厄介だな………」
陽電子リフレクターは、
その性質上、確かに厄介だが、
決して無敵ではない………。
陽電子リフレクターを破るには
大きく分けて2通りある。
断続的に攻撃を仕掛けて
シールド自体を減衰させて行くか、
シールド出力を上回る程の
質量兵器を使って、一気に本体に
ダメージを与えるかだな。
「ただ前者の場合、
手持ちの武器と弾数を考えると
シールドを突破した後が微妙だし、
後者の場合、手元にあるのは
ジャックさんから貰った『ロケットランチャー』の
『RRT-24』しかないからな………」
新装備の『RRT-24』は、
全長150cmの筒型の武器で、
弾数が10発と少なめだが、
240mmのロケット弾を
時速600kmで発射できる。
破壊力を重視して作られた弾は、
核シェルターでも数発でぶち破れるらしい。
本体は本体で、弾が無くなっても、
そのまま『ハンマー』として
使用できる強度を誇ってるとかなんとか………。
今の状況でこれ程、
頼りになる武器は無いと言えばないのだが………。
「ただ、弾速が遅いし弾数も少ないから
使うなら確実に当てる状況を作る必要はあるけどね………」
そう呟きつつ
ハンドガンのマガジンを替え
スライドを引き薬室に弾丸を送り込む。
「さてさて………。
どうした物か………」
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




