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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 3

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EPISODE 3 - 57

漸く、決心してくれたようだな。


「(問題はどうやって、朱音を行かせるかだな)」


さっきから、喚き散らしている奴もそうだが、

他の2体が押し黙ったままなのも気になる………。


俺一人ならどうとでもなるが、

流石に朱音を庇いがらだと辛いな。


「テメー!このクソ虫が!!

俺様の話を聞いてんのかよ!!」


「(いい加減、鬱陶しいな………)」


適当に相手をしていたのが、バレたのか

タンク野郎が、一際煩くなりやがった。


「(いや待てよ………)」


ここは合えて、あいつを挑発して、

俺に『ヘイト』を集めた方が朱音を離脱させやすくなるな………。


そうと決まれば………。


【朱音!『O・B』の準備をしといてくれ!】


【了解や!!】


朱音に『オーバーブースト』の準備をさせる。


後は、タンク野郎を挑発するだけなんだが………。


「(上手く乗ってくれよ?)」


恐らく『この方法』で、上手く行くと思うが

万が一、失敗した場合は、八汰烏を盾にしてでも

朱音だけは逃がすか………。


「オ………!」


「さっきから、うるせーんだよ!」


構えていた、ハンドガンを

また何か叫ぼうとしていた、

タンク野郎に向かって一発発射。


発射された弾丸は、狙い違わず

奴の眉間に命中した。


「ッチ!頑丈な奴だな!!」


そう悪態を突いたものの、

内心では、命中した弾丸が

弾かれた事に驚いている。


このハンドガンに使用されている

『特殊弾』は、至近距離で撃った場合、

装甲車なら簡単に貫通する代物だ………。


約10m程の距離が、空いていたと言っても

この位置で撃って、ほぼ無傷なのはおかしい。


俺の見間違えでなければ、

弾丸がタンク野郎に命中の前に、

光の壁みたいなものに拒まれていた。


あの光は………。


「『陽電子リフレクター』だと?」


八汰烏にも搭載されている、

防御機構の一つを奴らも

持っていると言う事か………。


色々『疑問』に思う事は、

あるがそれ以上に厄介なことになったな。


『陽電子リフレクター』の防御力は

俺自身が良く知っている。


これが有るのと無いのとでは、

生存率が大分変るからな。


「(まぁだからと言って、

『無敵』になる訳じゃないがな)」


「………。

良くやってくれたな…………。

このクソ虫が野郎が!!」


考察の後、そう結論付けていると

タンク野郎が再度、手に持っていた

グレネードランチャーの銃口を俺に向けて来た。


「(よし!釣れた!!)」


俺の思惑通り、タンク野郎が挑発に乗り

更に、銃口を俺に向けて来てくれた。


「わぁ!わぁ!!子供みたいに、

喚いている奴にお灸を据えてやっただけだろ?

何かもんでもあるのか?」


そして、止めの駄目出しのしてやると………。


「………死ね」


先程とは、打って変わって

感情を全て殺したような声で

一言告げると、グレネード弾を発射した。


「(今だ!!)」


タンク野郎の発射に合わせて俺は、

ハンドガンを奴の持つグレネードの

銃口の少し手前に向けて発射した。


撃ち出された、ハンドガンの弾は

発射されて間もない位置にある

グレネード弾に命中。


計算通り、タンク野郎の目の前で

グレネード弾の起爆に成功した。


【行け!朱音!!】


【すまん!恩に着るで!!】


グレネードの爆風に巻き込まれ、

一瞬だが奴らの視界を奪うことが出来た

このタイミングを使い朱音に指示を出す。


「不知火!『オーバー・ブースター』点火!!」


【了解。オーバー・ブースター点火します】


『O・B』を使用した不知火は、

一気に最大速度に達すると、

ジャックさんとの合流ポイントに向けて、

戦線の離脱を開始した。


この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。



これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m


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