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第13話 覚醒 現実を見ると

今回、ちっとばっかし長めになっとります。




 そして、一夜が明け


 小野宮 薄雪、彼は魔法の修行に明け暮れていた。


 経緯を語る為、昨日の夜へ遡る。


 彼女が薄雪の母親と別れ、一悶着あった後に・・・












《通達:記憶領域の処理が完了しました。

 これより 過去のデータを再構築します。》


 うーん、寒いそして眠い・・・


「起きなさい、薄雪」


 母さんが起こしてるくる。まだ暗いし、起こさないで

・・・・・・・・・って母さん!?


「うわぁ!? ・・・ここどこ?あの世?」


 飛び起きて辺りを見回すと視界を埋め尽くすお花畑、僕の頭じゃ無いけど・・・

そして目の前に居る母さん、どう考えても天国、ヘブン、極楽浄土・・・

・・・・・・僕、死んじゃった?


「残念、まだ生きてるわよ それよりも服着たら?」


 そう言って母さんが何処から取り出したのか服を差し出してくる。

ちょっと待って、それどう考えてもワンピースだよね?

一応言っとくけど海賊王のお宝じゃ無い奴ね、自分で言って悲しくなりそう。


あと僕 男の子、はっ、まさか母さんまで僕を女装させようと・・・


「母さんそれ わんぴーす、女の子が履くやつ」


 改めて自分の声を聞いてみると、若干どころかかなり高い気が・・・


「自分の姿見てから言いなさい」


 そう言って今度は大きめの鏡を取り出した。

手品でもやっているのかな?


「ななななっ!?」


 驚愕した。

それはもう人生で一番と言ってもいい程に・・・


 だって、鏡に写る自分が超絶美少女だったもん!

しかも全裸で写ってて・・・


「分かったでしょ、じゃあさっさとこれ着なさい」


 半ば ぼう然としながらも母さんが手渡してきたワンピースに袖を通す。


「やっぱりうちの子ね、何着ても似合うわね!」


 そんなこと言われても嬉しくないやい!


「で、一体全体これはどうゆうこと?」


 とりあえず、質問しとかないと何が何だかわけわからん


「薄雪、さっきのこと覚えてる?」


 さっき?

何かあったっけ?


《通達:こちらの世界に召喚されて間もない頃の事かと》


「誰っ?」


 突然聞こえた声にびっくりして大声を上げてしまう。


「誰も居ないわよ?」


 母さんが問いかけてくるけど確かに声が聞こえた。


 誰なんだ?


《通達:異能【事象の俯瞰者】です。》


「いのう?」


 異能って何だ?


「薄雪、異能ってまさかあなたも異能に目覚めたの?」


 母さんまで焦り出して、異能って何だ?


《通達:定義にもよりますが、おおよそ超能力の様なものかと》


 ふ〜ん超能力か〜

・・・・・・超能力!?


「なんかそうみたい」


 母さんの余り剣幕にぼけっとしながら答えてしまう。


「そんな、嘘でしょ?」


 今度は母さんがぼう然としてしまった。


「異能があったら、何かあるの?」


 母さんの態度から何かあるのかと考え質問してみる。


「異能はね持つだけで運命が決まってしまうの

 だからあなたに異能が目覚めないようにしてたのよ」


 そんな告白を受けてもいまいち理解できずに首をひねってしまう。

理解できてないのがばれてしまったのか、母さんが話を戻してきた。


「で、あなたは何の異能に目覚めたの?」


 確か、さっき聞いたのは・・・


「【事象の俯瞰者】、じゃすと・こんしだーって言ってたよ」


 さっきから、どうにも呂律が回らないし何だか頭もふわふわする。

感情の起伏もかなり抑えが効かない、何でだろう?


「【事象の俯瞰者】ね、超常位の異能が発現するってことは私たちの子供

 ってことかしら」


 超常位?

強さの尺度かな?


「異能の強さには四段階あるの半技能、収得位、超常位、半神半人、権能」


 特に何も聞いてないけど母さんが説明してくれた。

母さんって実はエスパーとか?


「だいぶ話がそれたけど、あなたの異能の事は一旦 置いといて、

 薄雪、さっきの事は覚えてるの?」


 そう言えば、そんな話をしていたな、ええとそんなことあったっけ?


《通達:記憶領域からのフィードバックを行います。》


「あ!」


 声が聞こえたかと思ったら、頭の中に様々な情報が流れ込んできた。

具体的には、母さんの質問の内容に合致する情報だったり、この変な場所

に来ることになった理由とか、何で忘れてたんだろう?


《通達:魂の記憶領域の再構築に時間を要した為です。》


 何だかよく分からないけど、物忘れを直してくれたってことか。


 とりあえず、ありがとうかな?


「覚えてるよ」


 母さんの質問に答えておく、記憶が戻ってきたことで質問したいことは

一気に増えたけど、先に母さんの話を聞いておくことにする。


「そう、なら大事な話があるのよく聞いてね」


 母さんが憂い帯びた目でこちらを見つめてくる。

場の緊張感が高まったかのようで体じゅうがムズムズしてくる。


「あなたには三つの選択肢があるの」


 そういって、指を三本立てる動作をする。


「選択肢?」


 なんの選択肢だろう?


「一つ、ここでお母さんと一緒に暮らす

 二つ、元の世界に戻って生活する

 三つ、この世界を旅してあなたの魂の欠片を取り戻す」


 よく分からないなぁ?


「もうちょっと詳しく」


 ものすんごく端折ってる感がすごかったから、詳しい説明を求めてみる。


「それなら一個ずつ、メリットとデメリットを挙げていこうかしら」


 なるほど、それなら分りやすい


「一つ目は、文字通り ここで母さんと暮らすのよ

 メリットは安全な生活と母さんと暮らせる事、

 デメリットは精霊になるから一生その姿のままになることと、暇になることね


 二つ目は、元の世界に帰る事、と言っても今すぐは無理だから、

 暫くここで暮らしてからになるけど

 メリットは元の生活に戻れる事

 デメリットはその姿のままになるから、向こうに戻って

 女の子として生活しなきゃいけない事ね


 三つ目は、この世界を旅することこれが一番ツライわよ 

 メリットは元の性別にもどれる事

 デメリットは100日の期限以内に魂を集めないといけない事と

 敵と戦うから命の危険が伴う事よ


 ただし、付け加えておくけど、

 100日以内に魂を集めないとその体に魂が定着して

 完全に女の子になってしまうのよ、もうひとつは命の危険と言っても

 魂が保護されていてここに戻って来るから、精霊になってしまうのよ

 でも、記憶が半分ぐらいごっそりなくなってしまうわよ」


 とても長い説明だけどおおよそは理解できた。

精霊とかよく分からないことも多々あるけどそれらは保留しても

答えは決まっている。


「三つ目で、女の子のままとか嫌だから」


 当たり前だ、もし男に戻れるチャンスがあるのならそれを掴みたい

仮に危険が伴うとしても全力で挑むだけだ。


 それに三つ目が失敗しても強制的に一つ目か二つ目になるんだし、

それならなおの事、三つ目だな。















 しかし、僕は大きな間違いをしてしまった。

母さんのツライの意味をものすごく捉え間違えていた。


 母さんが

昔は世界の命運を背負って父さんとドンパチやってたなんて知らなかったし、

だから母さんがこの後何をするのか知っていたら絶対選択肢変えていたと思う


「そう、なら明日から特訓よ」


 そう、そしてこの後地獄が始まる。


 だがこの時の僕には知る由もなかったので呑気にまた眠りだした。

母さんにたたき起こされたとはいえまだ日は昇っていない、それに

やたらと眠たかったから、体に引っ張られたのかな・・・




 こうして僕の異世界生活1日目が終わった。



 彼が男に戻れなくなるまであと、99日





 さて、いよいよ話が進み出しました。

展開が遅くてすみません。

カウントダウンは一日が終わるタイミングで出していきます。


 それと、ブクマ、ポイント評価ありがとうございます。

 できれば、今後ともよろしくお願いします。

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