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ハーフエルフの父  作者: タマツ 左衛門


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さくら日記 中学2年生の春 流行歌3

「すごかったねー」

女子中学生4人はオーロラ 椿、その従姉である京子と別れ、高級感漂う喫茶店を後にした。

「さくらのおかげで、オーロラ 椿さんに会えるし、サインも貰っちゃった」

「すっごい美味しいフルーツパフェも食べられた!」

「スッゴイ得したー!」

皆、キャーキャー、ワーワーと興奮が収まらない。

そんな中、さくらは物思いに耽った。

「京子さん、、、お父さんの事が好きだったのかなぁ」

「お父さんに私みたいな子供が居ると知って、ショックだったのかなぁ」

4人はその後、ファンシーショップや本屋などをハシゴして回り、同級生揃ってのお出掛けを満喫した。


「みんな!今日の事はナイショよ。京子さんも椿さんもそう言っていたから」

「でも、サイン貰っちゃったよ?」

「それは、、、それは私達オーロラ 椿のサイン会に行ったんだもん」

「そうか、そうだね」

「でもスッゴイ得した気分!あー皆に発表したいわ!」

「だからそれがダメなの。フルーツパフエ代を請求されちゃうよ」

でも中学生女子4人、みんな今日食べたフルーツパフェの味はしばらく忘れそうもなかった。


電車に乗り、駅で解散となった。

「皆んな、絶対にナイショだよ!サインを貰ったのはいいけど、あのお店で書いてもらったのは秘密よ。明日学校に行った時もダメだよ!」

「パフェを奢ってもらった事は?」

「う〜ん、それは私のお父さんの知り合いにたまたま会ったので、私が皆んなにお願いして食べに行った。ね、嘘付いてる事にならないし、私もお母さんに話すと思う」

「よし、友情の秘密だね」

「そう、友情の秘密だね」

「あー秘密だね!」

4人は解散し、それぞれ帰宅の途に着いた。

皆んなにああは言ってもの、さくらの興奮は治らなかった。逆に1人になって今日の事を思い返すと、気持ちは高まり、家までの道のりは気持ちを抑え込むように走って帰った。


「ママ!今日ね、スゴイ事があったんだよ!」



翌日に観たテレビの歌番組にオーロラ 椿が生出演していた。

あの歌が歌われたが、その歌声、仕草や表現がさくらが持っている音源とは何かニュアンスが違うように感じられた。

さくらは父のジャンバーを引っ張り出し改めて眺めて見たが、何も感じなかった。

「何かボロいのよね」




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