表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーフエルフの父  作者: タマツ 左衛門


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

161/296

さくら日記 高校1年生 春 入部希望者

女子サッカー部の部室前に立つ。

あ、こう言う時は、何と言って入るんだ?よし、

ノックをする。

コンコン

「頼も~う、入部希望者です!」

ドアの向こう、狭い部屋に集まっている部員達が、少し驚きの顔をして、さくらを見つめる。

「さくらぁ、頼のもうって、、、何時代?」

一人の生徒が対応してくれる。

「来てくれてありがとう。今日は部活見学になるの。体育館の隣にサッカーゴールの有る半面コートへ集まって。他にも入部希望の新入生がいると思うから」

新入生は今週中、各部活動見学と体験期間に当てられ、部活動として本格的に参加出来るのは来週からだ。1ヶ月間は仮入部となる。

これは、入部を強制したり強要させない為の学校側が取る措置だ。


さくらと友美、女子サッカー部の部活動の舞台、体育館横の半面コートに向かった。

「勧誘チラシにグランド集合って、書いておけば良かったのに。ねぇ」

確かに、案内を受けたグランドの場所は、分かり難い場所では無かった。

実は、新入生の初登校となる今日が、雨天の場合も考慮しての記載して作られた入部勧誘ビラ。先輩達の考慮であった為、部室を集合場所としていた。

「でもさ、部室の場所も分かったし、オリエンテーションで校内一周したけど、通って無い、行って無い場所が殆んどなんで、いいんじゃない」

「さくらは前向きなのね」


女子サッカー部の練習が始まった。

(先輩達、スパイク履いてる!いいなぁ~カッコいいなぁ~)

練習着で現れたサッカー部の先輩達は、ユニフォーム姿では無く、各々(おのおの)が思い思いの格好をしていた。

上下ジャージ、サッカーパンツにスパッツ、赤青黄色と色とりどりのストッキング。

部員数は13人、2人がスタメンから外れるが、試合をするにはちょうどいいぐらいの人数。

ランニングから始まって、円になっての準備体操、2人一組の軽いストレッチ。

パス交換からボール回し。

ゴール横から送り出されるボールに対しての、シュート練習。


「何さくら、トイレ?」

さくらはソワソワしていた。

人がサッカーをやっている所を見せられて、自分もボールが蹴りたくなっていた。


シュート練習が二回りすると小休止となり、先輩サッカー部員と見学者達が集まった。

流れで自己紹介をする事となった。

「スルガ さくらです。サッカーは初心者ですが、頑張ります!」

今日3回目。やっと言えた感じ。満足!

隣に居る友美が、クスッと笑った。

10人集まった新入生の中で、サッカー経験者は2人だけ。さくらも含めて、殆んどの者がサッカー初心者だ。

「ここからは自由にして。見学を続けてもいいし、今日は帰ってもいいわ。隅っこでなら、ボールを使ってもいいよ」

やったー!


先輩部員は半コートでミニゲーム形式の練習に移っていた。

「友美、ボールを蹴ろう!」

さくらの格好は制服でスカート、靴も革製のローファーだ。桜井友美も同じ様な格好である。

「さくらは初心者よね」

「うん」

「じゃあ先に少し教えるわね」

桜井友美は、さくらにサイドキックを教える。

「先ず、パスの基本ね。ボールを止めて、相手に対してこの足の面を向けて真っ直ぐに押し出す感じで、蹴る」

「うん」

「こんな格好だから、少しだけよ」

「分かった!」

さくらは友美と距離を取る為に、少し小走りで離れた。

「よしこーい!」

(さくら、そんな掛け声出す程じゃないよ?)


友美からさくらにボールが優しく蹴り出される。

さくらは足の裏でボールを止めようとして、、、トンネルした。

さくらはサッカーがド下手だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ