閑話 謎の声?
武闘祭と魔法祭という一大イベントが終わり、その2つのイベントで盛大にやらかした俺とルナは案の定、他の生徒や学園長や先生たちからも質問攻めにあった。仕方がなく、俺たちは冒険者でいろんな魔物を倒していくうちにこんなことができるようになったといっておいた。半分嘘で半分真実だから問題ないよな?
そんなドタバタなイベントが終わったある日のことだった。今日も軽く冒険者として依頼を受けようと冒険者ギルドに向かってる途中、久しぶりにステータス画面を開いたんだが、ステータス画面に妙な記述があったんだ。
名前 セレン・ディクトリア 7歳 Lv.211
HP 6320/6320 MP ーーー
能力値
チカラS 体術S 剣術S 速さS 魔力SS 魔法SS 運S
まもりS 自然治癒S
スキル
広範囲探知 言語理解 身体強化・絶 魔力無限
完全模倣 効率栽培 神の眼 記憶蘇生 筋力増加 見切り
剣豪 防御破壊
神の加護
武神の加護 剣神の加護 風神の加護 魔神の加護
七福神の加護 守護神の加護 女神の加護
【レベルアップ時の通達機能とスキル習得の通達機能の追加】
追加しますか? →Yes No?
「......なんだこれ?」
妙な記述というのはステータスの下の【レベルアップ時の通達機能とスキル習得の通達機能の追加】というのだ。今までこんな記述は出てなかったはずだ。......というかここ最近ステータス画面開いてなかったからかもしれないな......。知らないうちにそんな機能が追加されていたのかもしれない。
「ま、通達してくれるってなら楽でいいや。一応、【Yes】にしとくか...」
そう決め、ステータス画面をいじり、【Yes】を選択した。すると、どこからともなく謎の声が俺の頭の中に響いてきた。
『通達機能が作動されました。これよりレベルアップやスキル習得の際、通達をします』
「な...なんだぁ!?」
急に流れ込んできた意味不明な声に俺は何が起こってるのかわからなかった。一応整理してみると、この謎の声が多分だが通達機能なんだろう。つまり、今後俺がレベルアップしたりスキルを覚えたらこの声が教えてくれるってことだよな?
そう考えてみると、やっぱり機能が知りたいと思ってしまうんだよな俺って......。俺はすぐに冒険者ギルドに行って、とりあえずレベルが上がりそうな一つ上のAランクの魔物の依頼を受けた。相手は前にも戦ったブルードラゴンだ。しかも2体討伐。これならいくらかはレベルは上がるだろうと考え受け、俺は足早にブルードラゴンの元に向かった。
「さて、この辺りの山にいるって話だったけど......お、いたいた!」
王都から少し離れた山脈地帯に対象のブルードラゴンがいた。数は3体、依頼としては2体で十分らしいんだが、せっかくだから全部倒すことに決めた。
「さぁ、始めるか!【身体強化・上】【剣術強化・上】」
いつものように、身体に身体強化と剣術強化をかけ、俺はブルードラゴンに向かって行った。まず手前にいたやつは、雷の一の斬【迅雷斬り】で首を斬り落とし、2匹目は【豪火炎】で丸焼けに、最後の3匹目は......
「試しに使ってみるか......剣に魔力を流し込んで......よしできた!これが俗にいう【魔法剣】ってやつかな?」
俺がやってるのは武器に魔力を流し込むというものだ。以前、ハー姉から聞いたのだが、武器に魔力を流し込むことでより効果的に技などが出せるようになり、武器の威力も上がるらしいんだ。もちろん属性魔法も纏わせることもできる。火でも風でも氷でもなんでもだ。ずっとやろうとしてたんだが機会がなかったからやってなかったけど、この際いい機会だからとやってみたんだ。
「初挑戦だったけどうまく行ったな!じゃ、さっさと終わらせよう!」
俺製作の魔法剣の威力は想像以上だった。だって、俺がブルードラゴンを縦に真っ二つにした後勢い余って地面を砕いてしまったからだ。剣じゃなくて地面がだ。大体半径1Kmくらい砕かれてるな...。いくら身体強化していても、これほど広い範囲叩きわれるほどの威力はない。つまりそれだけ魔法剣は強烈だってことがわかった(もちろんその後、修復魔法で直しておいた)。
『レベルが217に上がりました』
「お、きたきた。へ〜、確かに便利だな。......にしてもこいつらだけで6も上がるんだな。てっきりもっと少ないかもって思ってたけど」
通達機能の有能さを認識した俺は、以来の達成条件である【ブルードラゴンの牙】を3匹分回収し、ギルドに戻った(ブルードラゴン3体を倒してきたと言ったところ、案の定ベンさんには驚かれた)。
閑話になります。ストーリーとは特に関係ないので緩めにしてます。
次回も閑話になります。




