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転生魔術師は異世界を存分に満喫する〜何故か神々に気に入られ、チートになった件〜  作者: リューク
第2章 幼年期 王都立メルゲン学院編
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クエスト勝負!


リリナさんとベンさんの誤解も解けたことだし早速クエストをやろう!そう思っていたんだが、なんか後ろの方が急に騒がしくなってきた気がする。なんかまた嫌な予感がするんだが......。




「おうリリナ。なんかクエストあったか?」




「イレン、ごめんまだ聞いてないんだ」




「最近はそんなにレベルが高くないクエストばかりやってきたからね。そろそろレベルを上げたいね」





リリナさんの仲間か?ってかよく見るとこの人たち、この前俺たちに絡んできた人たちだ。また面倒なことになったな......。



「あん?てめー、この間の...」



「......」



2人が俺に気づいた。なんか既に1人は喧嘩ごしになってるけど...こういう人苦手なんだよな〜。



「2人とも!そんな風に見ない!この子ってこう見えて私たちよりも上の”B"ランクの冒険者なんだよ!」



「「......」」



2人ともすっかり黙っちゃった。このまますめばいいと思ってたけど、そうもいかなかった。



「はははは!!こんなガキが”B”ランクだ!?おもしれー冗談だぜ、はははは!!」



「......」



...そんなにおかしいことなのか?さすがにそんな反応されたらこっちもきれるぞ......?ってか青い髪した人さっきからずっと俺のこと見てるんだが...。あんたも何か言ってもらいたいな...。



「本当のことだよ!ほら、銅の首飾りつけてるでしょ!?」



「んなもんどっかからかっぱらってきたんだろ?そんなもんで騙されんじゃねーよリリナ!」



はあ......もうこの際無視して帰ろう。なんかやる気なくなっちゃったし...。そうして冒険者ギルドを出ようとしたが、なぜか行く手を阻まれた。さっきから突っかかってくるやつにだ。



「まあ待てよ。お前が”B”ランクだってのは認めてねーが、冒険者だってのは認めてるぜ?ザクがそう言ったんだから間違いねーぜ」



ザク?隣の人のことか?ってか認めてるんならなんだっていうんだ。とりあえず話の続きを聞こうと相手の方を見た。



「それで?」



「おう、てめーがどの程度の冒険者か見極めてやるよ。本当に”B”ランクの冒険者様ならそれなりにつえーんだろ?だから俺たちと勝負だ!」



「はい!?」



勝負?なんで?ってか最近は勝負仕掛けられること多いな...。冒険者同士での勝負っていうと...。



「クエストの達成時間を競うの?」



「ああ、同時にクエストを受けて先に達成してここに報告にきたほうが勝ちって勝負だ。それで負けた方は勝った方の言うことをなんでも聞くこと!これが掟だ。いいな?」



「俺、まだ受けるなんて言ってませんけど?」



「なんだ?逃げんのか?やっぱおめーは肩書きだけの”B”ランクだな。実力がねーから受けれねーんだろ?そうだろ?」



ああ...こう言うのまじでうざい。これから先もこうやって絡まれ続けるのはさすがにだるいから、ここで黙らせておくのも悪くないな。いつもよりも少しだけやる気を見せたため、その話乗ってやる事にした。



「いいですよ。その話受けます。後悔しないでくださいね...?」



「はん!その言葉そっくりそのまま返してやるぜ!」



そんなこんなでクエスト勝負をする事になった俺。他の2人も結局はやる羽目になった。ま、何人いても同じだけどな。











「さて、行くとしますか」


あの後クエストを受け、王都の外に出てきていた。3人組の方は既に先に向かっていた。

クエストの内容は、ゴブリンキングの討伐だった。ゴブリンキングはランクCからBの間ぐらいのレベルの魔物だ。俺なら余裕で討伐できる相手だ。聞いたところさっきの3人組は”C"ランクの冒険者らしい。ゴブリンキングはCランクの冒険者にとって難関とも呼べる魔物だ。それを選んだってことは、何度か倒していて自信があるのか、ただただ背伸びをして受けたのかわからないが、この際そんなことは関係なかった。



「さっきバカにしたことを謝らせないことには俺の気が治らないし、さっさと終わらせよう...【身体強化・速】、【広範囲探知(ワイドサーチ)】」



とりあえず【身体強化】と【広範囲探知(ワイドサーチ)】を発動した。発動したところ割と近いところにゴブリンキングがいることがわかった。わかったなら後は簡単だ。行って始末すればそれで終わりだからだ。さっさと終わらせようと思い、俺は身体強化された状態で目的の場所までダッシュした。



「いたいた!あれ?なんか2()()いるな?」



数分で目的の場所についた俺だったが、目的の場所にはゴブリンキングは居たんだがなぜか2体いた。と言うより、なぜか2体とも取っ組み合っていた。大方、縄張り争いか、喧嘩だろう。



「喧嘩中悪いんだが、2体まとめて始末させて貰うぞー」



水を刺すのは悪いと思ったが、勝負の途中だったから仕方ないと思い、斬滅剣(クリストテネス)を一閃した。2体のゴブリンキングの首をぶった斬ってやった。奴らは俺に気づく間も無くあの世に行ったな。すまん!これも勝負だから勘弁してくれ!



その後、一度合掌した後ゴブリンキングの耳を刈り取り、俺は王都に戻った。










「戻りましたよー」



「はや!?まだ15分くらいしか経ってないけど?」



ギルドに戻ると案の定ベンさんには驚かれた。俺もこんなに早く終わるとは思ってなかったけどね。



「ちゃんと倒してますよ。はい、ゴブリンキングの耳です」



そう言って、カウンターに2()つのゴブリンキングの耳を置いた。



「確かに...間違いないわね...。でも待って?何で2つあるの?クエストでは1つで充分なのよ?」



「いや〜、それがですね...」



俺はこうなった原因を話した。目的の場所に行ったら何故かゴブリンキングが2体いて、一体ずつ倒すのは面倒だから2体まとめて倒してしまったことを。



「ーーーってなわけです」



「セレン君...”B”ランクの冒険者だって言うのは本当みたいね...。いや、”B”ランクの冒険者でもこんな実力のある人はそうそう......」



何かぶつぶつ言ってるが、とりあえず報酬を受け取る事にしよう。



「報酬をもらえますか?それと...あの3人はまだ来てないみたいですね」



「ええ...正直、心配なのよね...」



「心配?何でですか?」



少し深刻そうな顔をしたベンさん。もしかして...?



「あの子たち、ゴブリンキングのクエストなんて受けたことないのよ。それにあの子たちまだ”C”ランクになったばかりだから、正直言っちゃうとゴブリンキングの相手は厳しいんじゃないかって思うのよ」



「そうなんですか?あの口の利き方なら余程の人たちなのかって思いましたけどね?」



「自分たちよりも年下の君に舐められたくないって思ったんじゃないかしら?だから背伸びして高難易度のゴブリンキングのクエストを...全く、私は止めたのに...」



最初にした俺の予想が当たった。やっぱり背伸びしてたんだな、あの人たち。さて、どうするか?勝負には勝ったからもう帰ってもいいんだけど、なんかあの3人が少し心配になってきてる。あんな態度を取られたとは言え、一応俺と同じ同業者だ。心配にはなる。......仕方がないな。



「よかったら、様子を見てきましょうか?」



「え!?でも......」



「別に問題ないですよ。この後特に用事もないですし、俺も少し心配なので」



「......ごめんね。お願いしてもいいかしら?報酬は弾ませて貰うから」



「了解です。それじゃ、さっさと行ってさっさと帰ってきます」



そうして俺はまた王都の外に向かった。あの3人のところに向かうために。












早くも勝負を決してしまったセレンは3人の様子を見に向かった。

3人の様子は?

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