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転生魔術師は異世界を存分に満喫する〜何故か神々に気に入られ、チートになった件〜  作者: リューク
第2章 幼年期 王都立メルゲン学院編
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久々の冒険者ギルド





誰と模擬戦をするか迷ってると不意に後ろから声をかけられた。ルナやトラン、ミリアかな?と思い振り返ってみた。だがそこに居たのはその誰でも無かった。




「お前、セレンだったな。俺と勝負しろ!」




「ん?勝負するのはいいけど、君......名前なんだっけ?」




「この俺を知らないとはお前は相当無知であるな。さすが平民と言うべきか」




なんかしゃくに触る言い方だな......。こいつあれだ、貴族だって言い張って平民をとことん見下してくるタイプのやつだ。やっぱり貴族全員が全員トランみたいなタイプじゃないだな。




「悪いな。この国に来たのはつい最近なんだ。改めて名前を教えてくれ」




「ふん!聞いて驚くなよ!この俺はベルマード伯爵の御曹司、カーズ・ベルマードだ!お前のような平民とは身分が違うんだ!」




「そうか、よろしく頼むカーズ」




「なに!?」




どうやら俺が大してビビってないことに驚いてるようだな。そもそもそんな伯爵知らんし、まずここに来て間もないんだから名乗っても意味ないと思うんだがな......。面倒だしさっさとやることやるか......。




「それよりも、早くやろう。時間がもったいないしね!」





「くっ......そうだな!時間がもったいない!さっさと貴様を叩きのめして、身分の違いというものを分らせてやる!!」




そう言って俺たちは剣を構えて対峙した。




......なんだろう?こいつの悔しそうな顔を見ると無性に笑いたくなってくる。なんかよく分らないがいい気分になる。......俺ってSなんかな?





「相手が決まったところは剣を構えて対峙しろ!制限時間は1分、相手が戦闘不能になった時点で試合は終了とする!では......はじめ!!」




先生の開始の合図とともにカーズは俺に向かってきた。声をあげながら真っ向から俺に向かって剣を振り下ろしてきた。だが......。




「(やばい......これはひどい......)」




そう思うしか無かった。まじで酷かったんだから!だって剣を振ってる時だって軸がブレブレだし姿勢も凄く悪い。正直隙だらけだ......。おまけに剣だって大した重みもなくもはやお遊びに等しい感じだった。こいつ、あれだけ大口叩いたんだからちょっとはマシかと思ったら......もう考えるのはやめよう。少しは期待した俺がバカだったな。




「ほい」「なっ!!?」




思いっきり剣を振ってきたため、その剣を軽く受け止めた。そんでもってその勢いを利用してそのまま軽く別の方向に力を受け流した。それもあってカーズは勢い余って受け流した方に盛大にすっ転んだ。



勝負あったな。




「はい、俺の勝ちね!」「くっ......くそ!!」




勝負もついたことだし、倒れてるカーズを起こそうと手を差し伸べた。だがその手をカーズは強くはたいた。




「?」「セレン......この借りはいずれ、きっちり返させてもらうからな!覚悟しておけ!!」




なんかどこかの悪党みたいなセリフを言ったカーズはそのまま何処かに行った。




「は〜〜、学院って結構難しいな......」




青空に向かってそんなことを呟きながら、その後も模擬戦に精を出す俺だった。




ちなみにその後はルナやトラン、ミリア達と模擬戦をした。その際、剣術を教えて欲しいと懇願されたため試合をしながら軽く教えることにした。教えるのは苦手だけどな......。









放課後、特に予定の無かった俺はそのまま寮に戻った。トラン達は貴族の集まりがあるとか言って今日はいないらしい。ルナも他の友達と買い物に行くといって今はいない。




「暇だしな、久しぶりに”あそこ”に行くか!」




そういって俺は隠しておいた【斬滅剣(クリストテネス)】を取り出した。これをもった時点でさっき言ったあそこと言うのがどこかは予想がつくだろう。そのまま俺は”銅の首飾り”と”銅のカード”を持って”あそこ”に向かった。













「久々に来たけど......ここでクエスト受けるのって初めてなんだよな......」




俺は王都の冒険者ギルドに来ていた。前にも来たことがあるため今回で2回目だ。前に来たときは首飾りもギルドカードも持ってなかったため、ほとんど門前払いになったんだっけ?今回はそんなことはないと思うけど......とりあえず受付に行くか......。




「あの〜すいません、クエスト受けたいんですけど?」




「はーい、今回はどのよう......え、え〜と?君は?」




やっぱりその反応になるのか......。




「呼んだのは俺です。ここでクエストを受けるのは初めてなので良ければ流れを教えてくれませんか?」




「申し訳ないけど、君って冒険者?冒険者でないのなら......」




「もちろん冒険者ですよ。でなければここに来ませんので。これを見れば納得してもらえますか?」




そう言って俺はギルドカードを見せた。見た瞬間、受付の女の人は目を見開きながら驚いた。そして俺に対して謝罪してきた。




「”B”ランク!!?まさか君みたいな子供が!?ご、ごめんね、”B”ランクの冒険者だとは思わず......」




「気にしないでいいですよ。よく言われるんで」




この手の反応にはもう慣れた。こんな7歳の子供が冒険者だなんて誰も思わないだろうからね。その後、この冒険者ギルドの受注の流れを教えてもらった。意外とアルメナのギルドと大して変わらなかった。




「それで、今日はどのようなクエストをご要望かな?」




「はい、今回は」「ベンさーんちょっといいですかー?」




......なんか割り込んできた奴がいるんだが?




「どうかした?リリナさん?」




「なんか最近入ったいいクエストってないですか......ってあれ?君って確かこの前の......」




俺に気づいたリリナと言ったこの女の人が俺を見て何か考える素振りを見せた後、俺に声をかけた。




「またここにきたの〜?ここは子供が来るところじゃないって前言っておいたでしょ〜?早く帰ったほうがいいよ」




「......」「あはは......」




俺と受付の人(ベンさんって言ったか?)と目を合わせてどうしたものかと目で語った。ベンさんは苦笑いを浮かべていた。無理もないな。さっきまで自分も同じことを思っていたんだから。ともかくこの誤解を解かないとな。




「俺、こう見えて冒険者ですよ。これが証拠です」




ゆっくりと俺は自分のギルドカードを見せた。




「それってギルドカード......?色は......え!?銅色!?」




どうやら理解したみたいだな。




「え!?ってことはキミって”B”ランクの冒険者なの!?」




「はい!先月昇格したばかりですけどね」




「信じられない......こんな子供があたし達よりも上のランクだったなんて......ごめんなさいね。キミのこと誤解してた」




認めてくれたみたいだな。とりあえずよかった。




まあ、疑いも晴れたみたいだし早速クエストを受けるとしますか!




















久々のクエストに燃えるセレン。

どんなクエストを受けるのか?

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