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転生魔術師は異世界を存分に満喫する〜何故か神々に気に入られ、チートになった件〜  作者: リューク
第2章 幼年期 王都立メルゲン学院編
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武闘祭と魔法祭




ミリアが首席ではなく俺たちが本当の首席だと知らされてから1週間が経った。俺たちはあの後食堂に行きトラン達と合流した。なんの用件だったのかと聞かれたが適当にはぐらかしておいた。俺らが本当の首席だったなんて死んでも言えないからな......。ルナにも教えないよう強く念を押しておいた。




それからの1週間はなんということもなく平穏に過ぎていった。もしかしたら何かあるかもと思っていたが、秘密にするということを先生と学院長が守ってくれたおかげもあって、何事も起こってない。それはそれでこっちとしてはありがたいな。これ以上問題を起こしたくはないからな。




そんなある日だった、ミリアからある催しがあることを聞いたのは。




「新入生武闘祭と魔法祭?」




「はい、その催しはメルゲン学院の伝統で、その名の通り、新入生だけが参加し、お互いに武を交えたり魔法で試合を行いながら優劣を決めていくと言った催しになっています」




この学院は将来騎士になるような生徒をたくさん出してるらしい。と言うか、出さないとまずいらしい。そのため、早い段階から優秀な生徒には目をつけておき、成長していくにつれて、だんだんといろんな指導をその生徒に施し、立派な騎士に育てると言ったことをしてるらしい。



その武闘祭と魔法祭も所詮、優秀な生徒を見つけるための催しにすぎないんだろう。そう思うと気怠く感じてくるな......。




「なぁ、その大会っていろんな先生も来るのか?」




「はい、この学院の教師だけでなく今年は騎士団長も来てくれるらしいですよ。なので彼に目が止まった人はもしかすると将来騎士になれるかも知れませんね」




......ますますだるくなって来た。目に止まった人は将来騎士?勘弁してほしい......騎士になんてなる気は無い。冒険者の方が全然楽しいし。




「あのさ、その大会って辞退できたりは......?」




「原則として新入生は必ず参加で、辞退は受け付けないらしいです」




「......」




この時俺はある決意を固めた。辞退できないなら、わざと負けようと......。












「今日は剣術の授業をする!武闘祭に向けて剣の使い方を覚えてもらうからそのつもりで取り組むように!私はニズリ・フーラビル。剣術の授業の担当になった。よろしく!まずはここに生徒用に用意された剣がある。準備ができたものから取りに参れ」




新入生大会まで2ヶ月をきった頃、剣術の授業が始まった。剣術は得意としていると言うか好きなため、是非ともこの学院で学びたいと思っていた。




「ん〜私ってあんまり剣握ったことないんだけどね〜」




「そんなに難しいものではないよ。僕だって始めの頃は大変な思いをしたけど慣れると簡単だよ。だから頑張ってみよう?ルナさん」




不満を言ったルナにさりげなくフォローしてくれたトラン。トランも剣術にはそれなりに覚えがあるのかな?まあ実際そうだと思うけど。



俺も一つの剣をとった。いつも使ってる【斬滅剣(クリストテネス)】とほぼ同じくらいの大きさの剣で重さもちょうど良く、特に問題なく使えそうだった。




「全員剣を持ったな。そしたら適当に散らばってくれ。これから素振りを始める」




素振りは剣術を学ぶ上で基本となる練習だ。何度も剣を振ることで力が上がり、実戦に役に立つステップなども同時に会得できるいい練習方法だ。




各々に広がりニズリ先生の素振りの手本を見ながら素振りの練習をした。俺はこれまで幾度となく素振りをして来たが授業なため一緒のことをやることにした。しばらくやってるとニズリ先生がみんなの素振りを見に来た。見に来ながら軽く指導をしていた。このように振れだとか姿勢はこうだとか細かく分かりやすく説明していた。



後から聞いた話だが、このニズリ先生はこの学院随一の剣の達人らしいんだ。もともと騎士団の副団長をしていたらしいが、若い逸材を育てたいと言う本人の申し出により、この学院に指導者として派遣されたらしい。つまり、ほとんど現役だった人が指導に来てるんだ。それは俺たちにとって嬉しい以外何もない。何か会得できるものがあるかも知れない。そう思えたからだ。



「ほう?君、どこかで剣術を習っていたか?」




そんなことを考えていると、いつの間にかニズリ先生が俺の目の前に立ちながら俺の素振りをじっと観察していた。




「はい、以前から剣は振っていました。剣術も少しは心得があります」




「ほう、平民でそこまで剣が振れる奴がいるなんてな......。少し君に興味が湧いて来たな......」




「え、え〜と?」




あ、これあまり詮索されるとまずいやつだ。ここは早く退散した方がいいな......。




「じ、じゃあ他の友達のとこ行くんでそれじゃ〜!」




その場から一目散で逃げ出した。背後から先生が何か言った気がしたが聞かなかったことにした。










「よし!次は1VS1の模擬戦をしてもらう。近くの奴とペアを組め!」




ニズリ先生から逃げた俺はその後、ルナやトラン、ミリア達と一緒に素振りをしていた。それから数十分後、慣れてきたとの事で軽い模擬戦をすることになった。実力を測るにはちょうどいいな!




「さて......誰とやるかな?」













剣の授業を受けたセレン。

誰と模擬戦をする?

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