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転生魔術師は異世界を存分に満喫する〜何故か神々に気に入られ、チートになった件〜  作者: リューク
第2章 幼年期 王都立メルゲン学院編
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争い事は御免?




王都バララニアの冒険者ギルドの第一印象は”綺麗”だった。アルメナのギルドとは違い、建物がしっかりとできており、煉瓦造りなどでは無くしっかりと近代的な建物(前世で言うセメントと木材を丁寧に使った立派な建物)として

そこに建っていた。なんと言うか......雰囲気はそのままに外観だけ変わったような感じだ。決してアルメナの冒険者ギルドが綺麗ではないと言ってる訳ではないが、やはり、綺麗さと立派さはこちらの方が勝ってる。



「やっぱり王都の冒険者ギルドは違うね〜、すっごく綺麗だし、大きい!」



ルナも同じ感想だった。世の中って広いんだな......。



せっかくだから入っておこうと思って俺達は冒険者ギルドの中に入った。中はと言うと、これまた綺麗で、ホテルのエントランスか!?と思わせるような造りになっていた。受付口もアルメナは2つに対し、王都バララニアは倍の4つだった。王都は人が多く来る事もあるからそうしたんだろうな......。



「こう見ると、アルメナの冒険者ギルドが可愛く思えてくるな。......レイさんに悪いけど」



「しょうがないって、アルメナは街、バララニアは王都なんだから差があって当然でしょ?」



「......お前ってたまにまともな事言うよな?」



「それってどう言うことかな〜?それじゃまるで私がまともじゃないみたいじゃない!」



「......今までがまともだって思ってるなら一回医者に行け」



なんでよ〜と喚くルナを抑えてると、不意に誰かから声をかけられた。



「君たち、入り口にいると他の人の迷惑になるから早く退きなさい」



声を掛けられた方を向くとそこには3人の冒険者と思われる人たちがいた。見た感じ3人とも結構若い。10代後半と言ったところだろうか?

声を掛けてきたのは真ん中の青い髪色をした男の人だった。



「ああすいません。すぐ退きますんで」



言う通りにしておこうと思い俺はルナを引きずって端に避けた。話に夢中で周りの配慮が出来なかったなんてダサいな......。



「お前達、何の用でここに来てんだ?ここは子供が遊ぶ場所じゃねーぞ。早く帰んな」



「まあまあ、そんなに詰め寄ったらびっくりしちゃうでしょ?ごめんなさいね。でもこの人の言う通りよ?早く帰った方がいいわ。もうすぐ日も落ちるから。お父さんとお母さんが心配するわよ?」



残りの赤茶色の髪をした男の人と薄く茶色がかった髪の女の人が俺たちを擁護しつつも、早く帰るよう言ってきた。やっぱどこでもこの反応だよな......。でも今はギルドカードも首飾りも宿に置きっぱだ。冒険者だと証明できるものはない。変に粘るよりは言う通りにしておけばこの場は収まる。ここは相手に従おう。



「私たち冒険し......」「すいません!すぐに帰りますんで!さよならー!」



ルナが言いかけたことを手で制し、そのままの勢いでルナの手を掴んでその場を後にした。






ーーView Change イレンーー






俺はイレン。この王都で冒険者をしてる。俺はパーティを組んでいてそいつらは学院で知り合った中だ。昔から仲が良くて卒業したらパーティを組んだ。名前は男の方がザク、青い髪が特徴的で、女の方がリリナ、俺より髪色が薄い茶色の髪の色をしてる。まあ、そんな3人で冒険者やってる。それとこれだけは言わせてくれ。ここでの生活は最高だ!報酬の量が他のギルドよりも多くて泊まるところも飯を食うところも何一つ不自由しない。俺は今後もこいつらとここで冒険者としてやっていくんだろう。

ちなみに俺らの冒険者ランクはCランクだ。10歳で冒険者登録してようやくここまで登り詰めた。いつか俺らは最高の冒険者になるんだ。そう思いながら俺らはいつもクエストを受けてた。



今日もいつも通りにクエストを終えて戻ってきたんだが、冒険者ギルドに着いた時、何故か俺より一回り小さい子供が2人入り口に立っていたんだ。何か言い合いをしてるように見えるが......。



「なに?あの子達、なんで冒険者ギルドに?」



「大方、興味本位でここに来たんだろ?邪魔だな......早いとこ追い出そうぜ」



「いや、僕がいってくるよ。君だと驚かせてしまいそうだから......」



「どういう意味だこら......」



......何か納得いかないがとりあえずザクに任せることにした。そんで少し説得した後、2人は大人しく帰った。



「物分かりがいい子達で良かったね」



「ふん!これに懲りて二度と顔を出さねーことを祈るぜ!もしまた来たら今度こそ俺が......」



俺とリリナがあいつら(2人の子供)の不満を言い合って(言ってるのほぼ俺なんだが......)いるとザクが遮るように言ってきた。



「いや、多分あれは問題を起こさないためだろう」



「は?」「え?」



俺とリリナは同時に首を傾げた。



「彼らはおそらく俺たちと同じ冒険者だ。今日は何らかの事情でギルドカードや首飾りを持っていなかったのだろう。自分の身分を証明できるものが無いから変に突っ掛かるよりは大人しく従おう。そうすれば穏便に済む。そんなとこだろう」



ザクの言ってる事が理解できなかった。冒険者?あいつらが?あんな子供がか?



「ザクは何でそう言い切れるの?もしかしたら違うかもしれないでしょ?根拠はあるの?」



俺が言いたいことをリリナが代わりに代弁してくれた。



「彼らの体つきを見て思ったんだ。あれは相当の鍛錬をしてないとああはならない。幼い子供には似つかわしく無いほどの体格をしていた。それに俺にはわかる。2人とも、以前俺は人から出てる【闘気(オーラ)】を敏感に感じ取れることができると話したことがあるな?」



「ああ、言ってたな冒険者や騎士とかになるとそれがより強くなるって」



「その通りだ。さっき同じように彼らの【闘気(オーラ)】を見て感じてみたんだ。これがさっきの答えに繋がる。2人から出ていた【闘気(オーラ)】は常人のそれでは無かった......。それは選りすぐりの騎士や熟練の冒険者の【闘気(オーラ)】と同レベル以上のものが出ていたんだ。......ここまで言ってまだ彼等が冒険者では無いと言えるのかい?」



ザクがいつもよりも真剣に語っていた。その目を見て嘘では無いなと断言できた。もともとザクは嘘が嫌いだ。長い付き合いもあってザクのいうことは信じられる。それだけの仲だ、俺たちは。



「なるほどね〜あいつらが冒険者ね〜。......面白えじゃねえか!そんなら次会った時でもあいつらと一度やりあってみるわ!それで見極めてやる!あいつらが冒険者なのかどうかをな!」



俺は久しぶりに燃えていた。ザクにそこまで言わせるあいつらに興味が湧いたからだ。待ってろよ......お前らがどの程度の実力かこのイスラ様が見極めてやる!






王都の冒険者ギルドは綺麗だということが分かりました!

さて、試験の時も近いです......。

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