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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第五話『試合放棄!? 魔女っ娘ファイター涙の必殺拳!』
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8 王女の力! 覚醒!プルプル・プルリン!(後編)

 

「な……ッ!?」


 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 乱打の手を止め、ハルバードを拳で弾き身を守る!

 その隙をつき、プルプルの魔法パンチがそれんのボディに刺さる!


「ゲブオ!?」


 それんが吐血一リットル!

 弾かれたハルバード・ブーメランは軌道修正し、再びそれんを狙う!


「ハーゲン! 何してやがる!?」

『…………』


 ハートのハルバードに封じられた悪魔、ハーゲン・ラックからの返答はない!

 焦りを隠せぬそれん!

 その様子を冷凍光線的な目で見つめるプルプル!


「て、てめえ……まさか!?」

「ええ、そのまさかよ! すでに彼は――()()()()()()()()!!」


 おお、なんという強力な魔法パワーか!

 ハーゲン・ラックの意識ごと、その魔力でコントロールを上書き!

 プルプルはハルバードを弾きながら、支配魔法を注入していたのだ!


「人任せにするからよ。自分でコントロールしていれば異変に気づいたでしょうね」

「くそおおおおおおおおおおおおおおお!!」


 形勢逆転!

 今や一手足りないのは粛清天使それん!

 その肉体に魔法パンチが叩き込まれていく!


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


 致命的一撃がそれんの顔面に炸裂!

 空中で踏ん張り切れず再び大地へと吹き飛ばされる!

 おお、それんの身体がプルプルから離れたということは――!


「魔法真拳奥義! 爆殺ボンバー拳!!」


 チュドドン! チュドドン! チュドドンドン!!!

 チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!


 魔法パンチを受けた箇所が次々と爆発!

 それんの身体は爆炎に飲み込まれながら地面に激突!

 直径100メートル級のクレーターを穿(うが)つ!

 中心にはボロボロに焼け焦げたそれん!


(負けるかよ……負けてなるものかよ!)


 悲鳴を上げる肉体を押し、立ち上がる!

 頭上には高速で接近するプルプルの姿!

 その全身を包む膨大な魔法オーラ!

 肉弾戦でそれんにとどめを刺すつもりだ!


(アタイは人を殺して生きてきた!

 血に汚れた生き方しかできなかった!

 この世間知らずのクソ王女には……絶対にわからねえ!!)


 魔女っ()王国のスラムで生きてきたそれん。

 王女プルプル・プルリンとは年のころは同じながら――その生活水準は天と地の差。

 殺しの依頼を引き受けたときも、魔法ヤクザどもの政権争いに興味はなかった。

 だが――地獄のような生活を強いる、クソッタレどもに一泡吹かせたい!

 身分は下でも、殺し合いでは上!

 上のはず! 上でなくてはならない!

 その反骨心がそれんを奮い立たせる!


(光弾による遠距離攻撃はおそらく無駄!

 勝機があるとすれば――全魔力をこめた拳でのカウンター!

 外せば死ぬ! だが当てる! 絶対に!!)


 プルプル・プルリンがそれんに迫る!


「おああああああああああああああああ!!」


 それんが全力の魔法パンチを繰り出す!

 ――だが、無慈悲!

 拳は(くう)を切り、プルプルにガッシリと組み付かれる!


(――しまった!?)


 それんの脳裏に浮かぶ悪魔的魔法技!

 プルプルが得意とする魔法真拳超絶奥義・魔法ダイナマイト!

 敵を内部から爆破し、木っ端みじんにする最強の爆破魔法だ!

 この恐るべき威力を誇る魔法を防ぐ(すべ)はない!

 それんの脳内で走馬燈がスタンバイ!

 さらば! 粛清天使! 来世に期待!

 ――と誰もが思った、次の瞬間!


「あなたの負けよ……」


 ギュッ☆


 ()()()()()()()()()

 それんはプルプルに抱きしめられたままだ。

 その温かな体温がそれんの身体に染み込んでいく!


「なぜだ……なぜ殺さない!?」

「勝負はついたわ。あなたは負けを悟った。

 ならばこれ以上戦う理由はありません」


 それんの耳元でプルプルがささやく!

 その声は直前まで殺し合いをしていたとは思えぬ柔らかさ!


「私が必ず王国を平和にします。もうあなたに(つら)い思いはさせません」


 ポヨン☆


 それんに流されるオッパイ圧!

 もともと半裸の痴女的な格好をしていたプルプル。

 戦いのダメージによりさらに布面積は減少。

 悪魔的なエネルギーがそれんの心を溶かしていく!


 キュン!☆


「とんだクソ甘プリンセスね」


 ()()()()()()()()()()()

 それんもまたプルプルを強く抱きしめる!

 互いのオッパイ圧が流し流され、二人の体温が上昇!


 チュッ☆


 思わずそれんがプルプルのほっぺにキス!


 チュッ☆


 プルプルもそれんのほっぺにキス!


 チュッ☆ チュッ☆ チュッ☆ チュッ☆


「それんちゃん……」

「プルプル……」


 チュッ!☆ チュッ!☆ チュッ!☆ チュッ!☆

 チュチュチュのチューッ!☆


 おお、なんたるピンク色的スイーツ光景!

 このまま興奮のボルテージが上がり続け――最後までいってしまうのか!?

 ――否、ご心配は無用!

 地獄の悪魔はすぐそこまで迫っていた!


「――それんちゃん危ない!!」

「ッ!?」


 プルプルがそれんを押し倒す!

 いよいよ破廉恥行為に及ぼうというのか!?

 ――答えは否!


 チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!


 プルプルの背中が爆発!

 悪魔的なクリティカルダメージ!


「な、なんだ!?」

「ふっふっふ! ご苦労だったな、粛清天使!」


 それんが瀕死のプルプル越しに声の主を見る。

 クレーターの上にはロケットランチャーを構えた魔法ヤクザ集団!

 そして――豪奢(ごうしゃ)なローブをまとった恰幅の良い頭巾男!


「てめえ! まさか!?」

「ぬふふ! そのまさかよ!」


 男が頭巾を脱ぎ捨てる!

 口ひげをはやした強欲そうなハゲ頭だ!

 その男はプルプルの暗殺をそれんに依頼した男であり――


「お前は……!」


 プルプルも良く知る男!

 そう、魔女っ娘王国の重鎮、魔法大蔵大臣(おおくらだいじん)ジャララ・ジャラーラである!


「ぬははははは! 姫様、お命頂戴いたしますぞ!」



いやー寒くてもお寿司はおいしいですね(^-^)

よろしければブックマーク、評価等よろしくお願いいたします(^-^)

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