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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第五話『試合放棄!? 魔女っ娘ファイター涙の必殺拳!』
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9 強欲! 魔法大蔵大臣ジャララ・ジャラーラ!(前編)

 

 魔女っ()王国の王女、プルプル・プルリンの命を狙う粛清天使それん!

 しかし覚醒したプルプルは圧倒的な魔力を誇り、それんをボコボコにボコり返り討ち!

 魔法ダイナマイトでとどめを刺すかと思われたが、プルプルはそれんを優しさオッパイで包み込む!

 二人の間にピンク色な何かが生まれた時――無慈悲に発射されるロケットランチャー!

 咄嗟にそれんを庇ったプルプルは直撃を受け瀕死の重傷!

 悪魔のごとき所業の犯人は――魔女っ娘王国の魔法大蔵大臣(おおくらだいじん)、ジャララ・ジャラーラであった!



 ◆



「ジャララ・ジャラーラ!

 大臣という立場でありながら……主君に背くとは血迷うたか!」

「だまらっしゃられませい王女!!」


 それんに身体を支えられたプルプルが吐血しながら一喝!

 しかしジャララは動じることなく、却って声を大にする!


「この私を嗅ぎまわっていたのは承知しておりまする!

 ならばこの身、もはや隠しておく必要はなし!

 正々堂々と日の当たる場所でその命頂戴しましょうぞ!!」

「なにが正々堂々か! 下賤な魔法ヤクザなどと結託するとは……恥を知れ!」

「政権の奪取は一世一代の大仕事!

 そのためならば使えるものは何でも使いますぞ!」


 ――魔法大蔵大臣、ジャララ・ジャラーラ。

 中流貴族の出ながらその政治手腕は高く、異例のスピードで王国の要職を歴任。

 特に財務行政に知見が高く、ついに魔法大蔵大臣のポストに就いたのである。

 その心に――()()()()()()()()()()()()()()()()()


「本心を見抜けなかったとはいえ……貴様のような男を重用したのは我が父の(あやま)ち!

 だが! その恩を仇で返すとは許せん! この私が成敗いたす!!」


 プルプルが魔法パワーを拳に集中させんとするが――


「ゴブウ!!」

「無茶だプルプル! 魔力は全て治癒にまわせ!!」


 プルプルは吐血一リットル!

 焼け焦げた背中からも出血一リットル!

 身体を支える粛清天使も、残されたわずかな魔力をプルプルの治癒につぎ込む!


「ぬははははは! もはや抵抗する力は残っていまい!

 頼みの護衛隊長も助けには来ぬぞ!」

「やはり……光太郎(こうたろう)は貴様が!?」

「いかにも! 今頃は海の底で……目黒(めぐろ)のサンマのエサよ!」

「おのれ……!」


 ジャララ・ジャラーラは実際有能であった。

 王国予算編成において、就任直後より前年度比5%以上の削減を毎年達成してきたのだ。

 無駄を省き、真に必要な部門にのみ予算をつけ、税の有効活用をアピールした。

 国王の信頼は日に日に厚くなった。

 国を離れられぬ王に代わり、来賓として地球ファイトへの出席を命ぜられるほどに!

 しかし――その実体は、巧妙な収支偽装を用いた国家財産の私的流用!

 そして各種公的団体に見せかけた反体制勢力への資金投入!

 私腹を肥やしつつ、税金で王国の力を削ぐという悪魔的サイクルを生み出していたのだ!

 それに気づいた王女護衛隊長、風海(かざみ)光太郎は密かに内定を開始!

 だがその矢先、光太郎の動きを察知したジャララによって先手を打たれてしまったのであった!


「国民のためになるのであれば……上に立つものは誰でもよいと思っていた。

 だが! 貴様のような外道畜生に任せるわけにはいかぬ!!」

「なんとでも言うがよい! 貴様が死ねば現体制の維持は絶望的!

 この私が新たな国王として君臨してくれるわ!!」


 魔法ヤクザたちにロケットランチャーを構えさせるジャララ・ジャラーラ!

 狙うはプリンセス・プルプルと――粛清天使それんだ!


「お前がさっさと王女を始末できていれば……ワシが骨を折らずに済んだものを!」

「てめえ……最初からアタイを!」

「王国のために無駄な支出は削減せんとな!

 (けが)れた殺し屋ごときに払う予算などないわ!

 ぬははははは!!」

「クソッタレ……!」


 おお、なんたる外道的発言!

 王女暗殺を依頼しておきながら、その殺し屋をまとめて始末しようとは!

 感謝の気持ちはないのであろうか!?


「さらばだ王女! 者ども、撃てい!!」

「「ヘイ! 親分!!」」


 一斉に火を噴くロケットランチャー!

 しかもただのロケットランチャーではない!

 発射されるのは魔法中和加工の施された()()()使()()()()()()()()()だ!

 つまり魔法の類による防御は中和され無効!

 悪魔的な殺人兵器、その名もアンチ魔法・ロケットランチャーである!


「くっ――!」


 迫るロケット弾を睨み付けるプルプル!

 その頭の中では走馬燈がスタンバイ!

 おお、このままプリンセスとアサシンの合い挽きミンチと化してしまうのであろうか!?


 チュドドン! チュドドン! チュドドンドン!!!

 チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!


 発射されたロケット弾が爆発!

 だが――プルプルとそれんは無事!

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()のである!

 二人の窮地を救ったのは一体誰であろうか!?


「粛清天使……プルプルを頼む!」

「てめえは……!?」


 上空から降ってくる一人の男!

 プルプル&それんと魔法ヤクザ軍団の間に割って入る!

 そう、一般庶民諸君もご存知の――あの男だ!


「か……神風(かみかぜ)さん!!」

「話は聞いていた……ここから先は俺に任せろ!」


 現れたのは――地球真拳継承者、神風トオル!

 それんの魔法光弾で黒焦げとなり放置されていた神風トオルである!


「生きていたのですね!」

「ああ……危うく死ぬところだったが!

 お前たちが戦っている間に回復することができた!」


 地球真拳は超天然エネルギーの地球パワーを自在に操る拳法!

 地球パワーで肉体を活性化させることにより、ある程度の負傷は治るのだ!


「邪魔をするか地球真拳!」

「ああ、そうとも! この二人は死力を尽くして戦い、今決着した!

 そこへ漁夫の利を狙わんと襲い掛かるは何たる卑怯! 言語道断!

 傷ついた女子供に代わり――私欲にまみれた外道、この俺が成敗してくれるわ!!」

「ええい、しゃらくさい! 者ども、撃て! 撃ち殺せええええええええい!!」


 ジャララ・ジャラーラが再び一斉射撃命令!

 アンチ魔法・ロケットランチャーが神風トオルに狙いをつける!

 だが、その発射を待たずトオルは跳躍!

 空中で身をかがめ、全身に地球パワーをみなぎらせる!

 青く輝くオーラが強烈に発光!


「地球真拳奥義! 全方位地球光線!!」


 ズキュウウウウウウウウウウウウウウウウウンンンンン!!!


 トオルの全身から無数のビーム光線が発射される!

 アンチ魔法・ロケットランチャーを正確に狙い、その全てを撃ち貫く!


 チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!

 チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!

 チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!


「「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!」」


 ロケットランチャーの爆発に巻き込まれ、魔法ヤクザもともに爆死!

 ()()()()! ()()()()()()()()

 ロケットランチャーを構えていなかったジャララ・ジャラーラのみが生き残る!


「おのれええええええええええええええ!

 アンチ魔法・ロケットランチャーは高いのだぞ!?

 これだけ揃えるのにいくら払ったと思っておる!!」

「その金のために流れた人々の涙! 貴様の身をもって知れ!!」

「愚民共の涙など一銭の価値もないわ!

 者ども、出あえ! 出あええええええい!!」


 ズラリ!

 潜んでいた魔法ヤクザの増援がトオルを取り囲む!


「伏兵か……!」



キウイフルーツにハマっています(^-^)栄養すごいらしいですよ!

よろしければブックマーク、評価等よろしくお願いいたします(^-^)

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