7 愛の鉄拳制裁! 弱った心は叩いて直せ!
突如地球ファイトの棄権を口にする魔女っ娘王国代表ファイター、プルプル・プルリン。
この場から逃げろと告げられ――粛清天使への再襲撃に備えていた神風トオルは困惑!
「いきなり何を言うんだ!?」
「今の襲撃ではっきりしました! あの殺し屋に狙われた以上、生き残る術はありません!
それに……私が逃げれば、その分多くの人を巻き込むことに!」
ボロボロと涙をこぼし、両手でゴシゴシするプルプル!
オッパイもプルプル!
「自分のために誰かが傷つくのを……これ以上見ていられません!」
「だが……それでは国を救うことは――」
「私が死ねば国王も諦めがつくでしょう。
統治する者が変わっても、それが国民の選択ならば……!」
プルプルが抱えるのは国内での政権争い。
他国からの侵略戦争ではない。
国を支配する者は変わるが、国自体がなくなるわけではない。
「なるほど……己を犠牲に、国の混乱を治めようというのか」
「イエス!」
「この馬鹿たれがあああああああああああああああ!!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
トオルの拳がプルプルの頬に炸裂!
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??」
吹き飛ばされ焼け焦げた大地を転がる!
「な、殴りましたね!?」
「ああ、殴ったとも! どうして殴られたかわかるか!?」
「わかりません!!」
「この馬鹿たれがあああああああああああああああ!!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
トオルの拳がプルプルの頬に炸裂!
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??」
吹き飛ばされ焼け焦げた大地を転がる!
「二度もぶった!!」
「この馬鹿たれがあああああああああああああああ!!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
トオルの拳がプルプルの頬に炸裂!
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??」
吹き飛ばされ焼け焦げた大地を転がる!
「三度も!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「四度も!?」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「五度も! ウワーン!!」
女の子座りで泣き出すプルプル・プルリン!
それを鬼の形相で見下ろす神風トオル!
「痛いか!」
「痛いわよ!!」
「お前が守ろうとしていた国民は……それ以上の痛みを感じているのだ!
それがなぜわからん!!」
「ッ!!」
トオルはプルプルに目の高さを合わせ――
ピシャアアアアンンンッ!!
「キャー!」
その頬に平手打ち!
「日々のつらい生活も……お前という希望があるからこそ国民は耐えているのだ!
それを投げ出すということは――!」
ピシャアアアアンンンッ!!
「キャー!」
平手打ち!
「国民の心を殴りつけるようなもの! お前が今感じている痛みは――!」
ピシャアアアアンンンッ!!
ピシャアアアアンンンッ!!
ピシャアアアアンンンッ!!
「キャー! キャー! キャー!」
平手打ち! 平手打ち! 平手打ち!
「国民の痛みと知れえええええええええええ!!!」
ピシャアアアアンンンッ!!
ピシャアアアアンンンッ!!
ピシャシャのシャアアアアンンンッ!!
「キャー! キャー! キャキャキャのキャー!」
度重なる鉄拳制裁と平手打ちでほっぺたを腫らすプルプル!
プクプクのおまんじゅう状態だ!
平手打ちの手を止め、立ち上がる神風トオル。
「どうした! 立て! この自分勝手なクソ甘プリンセスが!!」
「言ってくれたわねえええええええええええ!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「ぐはああああああああああ!?」
プルプルの拳がトオルの顔面に突き刺さる!
トオルは吐血一リットル!
「王国の人間でもないくせに……知ったようなことをおおおおお!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「ぐはああああああああああ!?」
プルプルの拳がトオルの顔面に突き刺さる!
トオルは吐血一リットル!
「ぬけぬけと偉そうに抜かしてえええええええええええええ!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「ぐはああああああああああ!?」
プルプルの拳がトオルの顔面に突き刺さる!
トオルは吐血一リットル!
「あんたに!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「私の気持ちが!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「わかるもんですかああああああああああ!!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
グシャアアアアアアアアアアア!!!
グシャアアアアアアアアアアア!!!
トオルの顔面に連続20発の鉄拳が叩き込まれる!
トオルは吐血20リットルを吐き出し崩れ落ちる!
「ハァハァ……! 見事だプルプル……!」
口元の血をぬぐいトオルがニヤリと笑う。
「いい拳だ……その心意気があれば――」
「あんたに何がわかるのよおおおおおおおお!!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
グシャアアアアアアアアアアア!!!
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「ぐはああああああああああああ!!??」
トオルの顔面に連続20発のひざ蹴りが叩き込まれる!
トオルは吐血20リットル!
「そ、その……心意気……が――」
「この知ったかぶりの地球人風情があああああああ!!!」
グシャアアアアアアアアアアア!!!
グシャアアアアアアアアアアア!!!
グシャアアアアアアアアアアア!!!
「あぎいいいいいいいいいいいいいい!!??」
トオルの顔面に連続20発のかかと落としが叩き込まれる!
トオルは吐血20リットル!
「…………」
神風トオル沈黙、瀕死!
ここでようやくプルプルが落ち着きを取り戻す!
「キャッ!? 死んでる!?」
「……ど、どうだプルプル……少しは気が晴れたか……!」
白目をむき血涙を流しながらトオルが言葉を絞り出す。
「ええ、あなたに殴られて……目が覚めました!
私は国民を信じていなかった!
いえ、国民が信じてくれているということに自信がなかった!」
でも、と拳に力をこめるプルプル。
一瞬ビクッとするトオル。
「あなたに好き勝手言われて私は頭に来た!
つまり――私は国民の未来を背負っている、その自負が私の中にある!!」
己の本当の気持ちに気づいた――否、再認識したプルプル!
その言葉には熱がこもる!
「そう! 私はやる! もう迷わない! 惑わされない!
私は私を信じる! 私が国民を導き、平和な国を取り戻す!!」
プルプルが立ち上がる!
物理的な意味だけではない!
精神的に立ち上がったのである!
もう何があっても怖くない!
「よくぞ決心した、プルプル!」
プルプルにボコボコにされたトオルも立ち上がる。
「正直、俺に政治のことはわからん! だが!
地球ファイターとは……拳で殴り合えば自ずと答えが出る生き物!
プルプル! 貴様の夢! 応援しているぞ!!」
「ありがとうございます、神風さん!」
見つめ合う二人!
「――でも!」
「――ああ、しかし!」
「「地球ファイトで優勝するのはただ一人!」」
そう! 二人は戦う運命!
己の夢! 己の目的を果たすためには――相手を倒さねばならない!
「決勝で会いましょう!」
「ああ、手加減はせんぞ!」
「もちろん……覚悟しておいてくださいね☆」
殴り合った二人が今、笑顔で拳を合わせる!
雨降って地固まるということわざがあるが――人も殴れば固くなるのだ!
チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!
――突如、トオルとプルプルの近くが爆発!
二人の視線がぶつかり合って生じた物理現象であろうか!?
――答えは否!
『ゲギャギャギャギャ!!
イチャついてんじゃねえぞコラああああああ!!!』
破壊を免れた滑り台の上に黒い影!
「「ま……まさか!?」」
「そう……そのまさかよ!」
ギラリと殺人的に輝く――ハートのハルバード!
そう、彼女の名は――!
「あいやお命覚悟せよ!
狙った獲物は必ず殺す!
我こそは粛清天使、それんなり!!」
よっよっよよろしければ! ブック&マーク! 評価&等をよろしくお願い&いたします(^-^)




