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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第五話『試合放棄!? 魔女っ娘ファイター涙の必殺拳!』
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7 愛の鉄拳制裁! 弱った心は叩いて直せ!

 

 突如地球ファイトの棄権を口にする魔女っ()王国代表ファイター、プルプル・プルリン。

 この場から逃げろと告げられ――粛清天使への再襲撃に備えていた神風(かみかぜ)トオルは困惑!


「いきなり何を言うんだ!?」

「今の襲撃ではっきりしました! あの殺し屋に狙われた以上、生き残る(すべ)はありません!

 それに……私が逃げれば、その分多くの人を巻き込むことに!」


 ボロボロと涙をこぼし、両手でゴシゴシするプルプル!

 オッパイもプルプル!


「自分のために誰かが傷つくのを……これ以上見ていられません!」

「だが……それでは国を救うことは――」

「私が死ねば国王も諦めがつくでしょう。

 統治する者が変わっても、それが国民の選択ならば……!」


 プルプルが抱えるのは国内での政権争い。

 他国からの侵略戦争ではない。

 国を支配する者は変わるが、国自体がなくなるわけではない。


「なるほど……己を犠牲に、国の混乱を治めようというのか」

「イエス!」

「この馬鹿たれがあああああああああああああああ!!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


 トオルの拳がプルプルの頬に炸裂!


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??」


 吹き飛ばされ焼け焦げた大地を転がる!


「な、殴りましたね!?」

「ああ、殴ったとも! どうして殴られたかわかるか!?」

「わかりません!!」

「この馬鹿たれがあああああああああああああああ!!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


 トオルの拳がプルプルの頬に炸裂!


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??」


 吹き飛ばされ焼け焦げた大地を転がる!


「二度もぶった!!」

「この馬鹿たれがあああああああああああああああ!!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


 トオルの拳がプルプルの頬に炸裂!


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??」


 吹き飛ばされ焼け焦げた大地を転がる!


「三度も!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「四度も!?」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「五度も! ウワーン!!」


 女の子座りで泣き出すプルプル・プルリン!

 それを鬼の形相で見下ろす神風トオル!


「痛いか!」

「痛いわよ!!」

「お前が守ろうとしていた国民は……それ以上の痛みを感じているのだ!

 それがなぜわからん!!」

「ッ!!」


 トオルはプルプルに目の高さを合わせ――


 ピシャアアアアンンンッ!!


「キャー!」


 その頬に平手打ち!


「日々のつらい生活も……お前という希望があるからこそ国民は耐えているのだ!

 それを投げ出すということは――!」


 ピシャアアアアンンンッ!!


「キャー!」


 平手打ち!


「国民の心を殴りつけるようなもの! お前が今感じている痛みは――!」


 ピシャアアアアンンンッ!!

 ピシャアアアアンンンッ!!

 ピシャアアアアンンンッ!!


「キャー! キャー! キャー!」


 平手打ち! 平手打ち! 平手打ち!


「国民の痛みと知れえええええええええええ!!!」


 ピシャアアアアンンンッ!!

 ピシャアアアアンンンッ!!

 ピシャシャのシャアアアアンンンッ!!


「キャー! キャー! キャキャキャのキャー!」


 度重なる鉄拳制裁と平手打ちでほっぺたを腫らすプルプル!

 プクプクのおまんじゅう状態だ!

 平手打ちの手を止め、立ち上がる神風トオル。


「どうした! 立て! この自分勝手なクソ甘プリンセスが!!」

「言ってくれたわねえええええええええええ!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「ぐはああああああああああ!?」


 プルプルの拳がトオルの顔面に突き刺さる!

 トオルは吐血一リットル!


「王国の人間でもないくせに……知ったようなことをおおおおお!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「ぐはああああああああああ!?」


 プルプルの拳がトオルの顔面に突き刺さる!

 トオルは吐血一リットル!


「ぬけぬけと偉そうに抜かしてえええええええええええええ!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「ぐはああああああああああ!?」


 プルプルの拳がトオルの顔面に突き刺さる!

 トオルは吐血一リットル!


「あんたに!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「私の気持ちが!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「わかるもんですかああああああああああ!!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!

 グシャアアアアアアアアアアア!!!

 グシャアアアアアアアアアアア!!!


 トオルの顔面に連続20発の鉄拳が叩き込まれる!

 トオルは吐血20リットルを吐き出し崩れ落ちる!


「ハァハァ……! 見事だプルプル……!」


 口元の血をぬぐいトオルがニヤリと笑う。


「いい拳だ……その心意気があれば――」

「あんたに何がわかるのよおおおおおおおお!!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!

 グシャアアアアアアアアアアア!!!

 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「ぐはああああああああああああ!!??」


 トオルの顔面に連続20発のひざ蹴りが叩き込まれる!

 トオルは吐血20リットル!


「そ、その……心意気……が――」

「この知ったかぶりの地球人風情があああああああ!!!」


 グシャアアアアアアアアアアア!!!

 グシャアアアアアアアアアアア!!!

 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「あぎいいいいいいいいいいいいいい!!??」


 トオルの顔面に連続20発のかかと落としが叩き込まれる!

 トオルは吐血20リットル!


「…………」


 神風トオル沈黙、瀕死!

 ここでようやくプルプルが落ち着きを取り戻す!


「キャッ!? 死んでる!?」

「……ど、どうだプルプル……少しは気が晴れたか……!」


 白目をむき血涙を流しながらトオルが言葉を絞り出す。


「ええ、あなたに殴られて……目が覚めました!

 私は国民を信じていなかった!

 いえ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」


 でも、と拳に力をこめるプルプル。

 一瞬ビクッとするトオル。


「あなたに好き勝手言われて私は頭に来た!

 つまり――私は国民の未来を背負っている、その自負が私の中にある!!」


 己の本当の気持ちに気づいた――否、()()()したプルプル!

 その言葉には熱がこもる!


「そう! 私はやる! もう迷わない! 惑わされない!

 私は私を信じる! 私が国民を導き、平和な国を取り戻す!!」


 プルプルが立ち上がる!

 物理的な意味だけではない!

 ()()()()()()()()()()()()()()

 もう何があっても怖くない!


「よくぞ決心した、プルプル!」


 プルプルにボコボコにされたトオルも立ち上がる。


「正直、俺に政治のことはわからん! だが!

 地球ファイターとは……拳で殴り合えば自ずと答えが出る生き物!

 プルプル! 貴様の夢! 応援しているぞ!!」

「ありがとうございます、神風さん!」


 見つめ合う二人!


「――でも!」

「――ああ、しかし!」

「「()()()()()()()()()()()()()()()()()!」」


 そう! 二人は戦う運命!

 己の夢! 己の目的を果たすためには――相手を倒さねばならない!


「決勝で会いましょう!」

「ああ、手加減はせんぞ!」

「もちろん……覚悟しておいてくださいね☆」


 殴り合った二人が今、笑顔で拳を合わせる!

 雨降って地固まるということわざがあるが――()()()()()()()()()のだ!


 チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!


 ――突如、トオルとプルプルの近くが爆発!

 二人の視線がぶつかり合って生じた物理現象であろうか!?

 ――答えは否!


『ゲギャギャギャギャ!!

 イチャついてんじゃねえぞコラああああああ!!!』


 破壊を(まぬが)れた滑り台の上に黒い影!


「「ま……まさか!?」」

「そう……そのまさかよ!」


 ギラリと殺人的に輝く――ハートのハルバード!

 そう、彼女の名は――!


「あいやお命覚悟せよ!

 狙った獲物は必ず殺す!

 我こそは粛清天使、それんなり!!」



よっよっよよろしければ! ブック&マーク! 評価&等をよろしくお願い&いたします(^-^)

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