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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第五話『試合放棄!? 魔女っ娘ファイター涙の必殺拳!』
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2 ゴッドこそ神!神こそゴッド! その名はキングゼウスゴッドカイザー!(前編)

 

 ――キングゼウスゴッドカイザー!

 身長350センチ!

 ヘレニズム彫刻のごとき隆々とした筋骨!

 古代ギリシア人らしく一枚布をまとう!

 もじゃもじゃヘアーとヒゲが古代ギリシア的にワビサビだ!

 まさに古代ギリシアを体現した姿である!


「聞こえるか! 極悪非道なるアメリカ大統領よ!

 これを見よおおおおおおおおおおおおおお!!」


 悪魔的なクソデカボイスでVIPルームを睨み付けるキングゼウスゴッドカイザー!

 その巨大な神仏的右手に握られている物体を見せつける!


「そ、ソーリープレジデント……!

 アンド、ヘルプミー……!」


 それは屈強な身体つきの米国式アメリカ人!

 だがすでにボコボコにされ虫の息!

 キングゼウスゴッドカイザーに頭部を鷲掴みされ、ベイビーのごとく持ち上げられている!

 彼こそはA級CIAエージェント、トム・ユーコリンズ!

 CIA四天王候補生の一人である確かな実力者だ!


「貴様がよこしたエージェント!

 こいつ程度の力で俺様を殺そうなど……笑止千万!」


 キングゼウスゴッドカイザーのモリモリマッチョな腕がさらに肥大化!


「貴様にかえしてやるわああああああああああ!!!」


 握っていたトムをVIPルーム目がけ投擲(とうてき)

 人間を野球ボールのごとく軽々と投げる!


 ビタン!!!


 VIPルームの防弾ガラスに貼りつくトム!

 ――そして!


 チュドオオオオオオオオオオオオンンンン!!!


 爆発!

 黒焦げの焼き芋と化した!


「ぬうううう! ファックス!!」


 防弾ガラスは鋼鉄より硬く、割れることはないが、大変失礼な行為!

 挑発され怒りのプレジデント!

 最優先マイク放送のスイッチをオン!


『このクソったれファックス野郎!

 お前は期日までにこのコロシアムに間に合わなかった!

 決勝トーナメントの出場資格はナッシングじゃい!!』

「じゃかましい! お前らアメリカはさんざん妨害行為を働きおって!

 出場権がないのなら……!」


 キングゼウスゴッドカイザーがピザフライから視線を移す。

 その先には――!


「……!?」


 宇宙人代表、グレイ!

 その小さなヒョロガリ的身体をめがけ、キングゼウスゴッドカイザーが暴走トラックのごとく突進!


「ここにいるファイター全員を血祭りに上げるまでよおおおおおおおおおお!!!」


 グシャリ!!!


 グレイの首根っこを掴み、高らかに持ち上げるキングゼウスゴッドカイザー!


「受けよ! 神の(いかづち)

 必殺! (かみ)サンダアアアアアアアアアアアアー!!!」


 シン・巣鴨(すがも)コロシアム上空に雷雲が発生!


 ゴロゴロピシャアアアアアアアアアアアンンンン!!!


 落雷!

 悪魔的雷エネルギーが二人を貫く!

 術者であるキングゼウスゴッドカイザーは超人的雷耐性を持つため無傷!

 神の雷は宇宙人のみを焼き払う!


「…………」


 あわれ! 宇宙人代表ファイター、グレイは黒焦げの焼き芋と化し死亡!


「グワッハッハ! なんと他愛ない!

 決勝ファイターなどこの程度か!

 このまま残りのファイターも消し炭にしてくれるわ!!」


 一撃でグレイをブッ殺したキングゼウスゴッドカイザー!

 死体を放り捨て、今度はインド・カレーまんに狙いを定める!

 実況アナウンサーがすかさず場を盛り上げる!


『これは大変なことになりました!

 突如乱入してきたギリシア代表ファイター!

 ルール完全無視の無法行為により宇宙人代表が死亡!

 このまま決勝ファイターたちは皆殺しとなってしまうのでしょうか!?』



 ◆



「……なんということだ! このままでは地球ファイトが台無し!

 許せん……この俺が奴を止めてやる!!」

「落ち着きなさい、神風(かみかぜ)トオル。これはビデオ。昨日の映像よ」


 キングゼウスゴッドカイザーの登場に興奮するトオル。

 ポニーテールでトオルの頭をひっぱたきたしなめる月宮殿(げっきゅうでん)ウメコ。


「彼は米国アトミック・ジョンと並ぶ最強のファイター!

 優勝候補の中でも別格の強さを誇るわ」

「あれほどの男が決勝にいないのはおかしいと思うていたが……やはりアメリカの足止めをくらっていたか!」


 真剣な目でモニターを眺めるゴウショウ。

 ルリは茶をすすり水ようかんのお代わりをもらう。


「彼の登場もだけれど……驚くのはこれからよ!」


 ウメコが映像の一時停止を解除する……!



 ◆



「ナマステテテテ! 威勢のよいことよ……!

 国に引きこもっておれば死なずに済んだものを!」

「グワッハッハ! その針金のような貧弱ボディ!

 一瞬で葬ってくれるわ!!」


 宙に浮いたまま殺人ヨーガ細胞を活性化させるインド・カレーまん!

 雷エネルギーをまとわせ拳を握るキングゼウスゴッドカイザー!

 互いに必殺の間合いに入らんとした――その瞬間!


 BANG!!!


 会場に響く発砲音!


「待ちな、お二人さん」


 闘技グラウンドに新たに現れたのは――銃を構えたガンマン風の男!

 プレジデント・ピザフライの懐刀(ふところがたな)、処刑人ハリー・ガンウッドだ!

 目深にかぶったカウボーイハットとスカーフで表情は伺えないが――悪魔的な殺気量!

 威嚇射撃でも人が死ぬレベルである!


「このまま暴れてもらっても構わないんだがね……プレジデントの命令だ。

 大会の秩序を乱す者には退場してもらうぜ」


 威嚇に使ったリボルバー拳銃をホルスターに戻し、キングゼウスゴッドカイザーに接近するハリー!

 ブーツについたギザギザのピザカッター的なヤツがガチャガチャと鳴る!


「インドのじいさん……下がりな。二回戦進出はアンタだ。

 このままじゃ巻き込んじまうぜ」

「ナマステテテ! 戦わずに済むのならそれに越したことはない!

 ワシの技は次の試合まで秘密にさせてもらうナマステ!」


 ふよふよとその場から離れるインド・カレーまん。

 己の技を披露せずに済むのは大きなアドバンテージ!

 だが……それはキングゼウスゴッドカイザーが大人しくしていればの話である!


「逃がさぬぞ! 我が雷で貴様らを瞬殺してくれるわあああああ!!」

「お前の相手は俺だぜ――!」


 処刑人ハリーが再びリボルバー拳銃を抜く!


 BANG!


 キングゼウスゴッドカイザーに向け発砲!

 それを跳躍して回避するキングゼウスゴッドカイザー!

 巨体から繰り出されるとは思えぬ軽やかな動き!

 空中で身体をひねりハリーの頭上を取る!


「ノロマめええええええええええええい!!

 くらえ! 神ッサンダああああああああああああー!!!」


 ゴロゴロピシャアアアアアアアアアアアンンンン!!!


「~~~~ッッッッ!!??」


 処刑人ハリーに悪魔的落雷!

 あわれ! グレイの二の舞か!?


「グワッハッハッハ! 口ほどにもない奴よおおおおお!!」


 ――否!

 処刑人ハリーはなんと――!



 ◆



 ピタリ!


 処刑人ハリー、そしてキングゼウスゴッドカイザーが停止!


「!? おい、一体どうした!? 世界が止まったぞ!!」

「落ち着きなさい、私が一時停止操作したのよ」


 驚く神風トオルのほっぺをリモコンでペチペチと叩くウメコ。

 トオルとルリ、ゴウショウに意味ありげな視線を送る。


「この先……()()()()()()()()()()()()()()わ!

 あなたたちに見せてよいものか……未だ悩むのだけれど」

「何を言うウメコ! 我らはただの人にあらず!

 ()()()()()()()()()()()!」


 ウメコに言葉を返すトオル!


「そうよ! 私たちはこれまでにいくつもの死線を乗り越えてきたわ!

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」


 同じくルリ!


「いかにも! この俺が育てた二人だ!

 その精神は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」


 同じくゴウショウ!


「あなたたちの覚悟……わかったわ! ならば!

 レッツ再生!!」 


 ウメコが再生ボタンを押し――時は動き出す(ビデオ内の)!

 ……。

 …………。

 ………………。


「「「なにいいいいいいいいいいいいいいい!!??」」」


 ()()()()()()()()()

 椅子からひっくり返る三人!

 おお、果たしてその驚きの映像内容とは!?


コインランドリーで毛布を洗うのにハマっています(^-^)

よろしければブックマーク、評価等をよろしくお願いいたします(^-^)

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