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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第四話『新奥義開眼!殺人忍法破れたり!』
45/88

10 破れ殺人忍法! 再戦!地球対忍者!(中編)

 

(先の攻撃――運が悪ければ死んでいた!

 地球真拳め……やる!)


 ガマガエルの上から神風(かみかぜ)トオルを見下ろすウゲンタ!


「なるべく手の内を明かしたくはなかったが――そうも言っていられぬ様子!

 ならば我が忍法の数々! とくと味わえい!!」

「ゲロゲロ!」


 ウゲンタを乗せたガマガエルが跳躍!

 小型トラック並みの悪魔的質量でトオルを押し潰さんとする!


「なんのおおおおおおおおおおおおお!!」


 トオルは連続バク転でこれを回避!

 ズシンとコロシアム会場を揺らすガマガエル!


「ゲロゲロ!」


 バク転中のトオルを狙いガマガエルが舌を伸ばす!

 捕らえられれば胃袋行きだ! 危ない!


「なんのおおおおおおおおおおおおお!!」


 トオルは連続側転でこれを回避!

 伸びきった舌がガマガエルの口内へと戻る!


「死ねええええええええええええええい!

 ニンニン!!」


 側転中のトオルを狙いウゲンタが忍法を発動!

 土遁(どとん)土柱(つちばしら)の術だ!

 固く敷き詰められたグラウンドから土の柱が勢いよくせり出す!

 衝突すれば新幹線激突級の威力! 危ない!


「なんのおおおおおおおおおおおおお!!」


 トオルは側転のスピードを上げてこれを回避!

 トオルの側転の後に土の柱が行列を作る!

 側転の軌道は緩やかな弧を描いており、トオルはガマガエルの正面から側面へと回り込む!

 舌の攻撃範囲から外れたところで急停止、その場で直上へジャンプ!

 足元に突き出るウゲンタの土柱!

 トオルはその柱に沿いながら流れるように滑り落ち、柱を蹴って弾丸のごとくガマガエルに突っ込む!


 メギャアアアアアアアアアアアアアン!!!


「ンゲルォオオオオオオオオオオ!?」


 神風トオルの悪魔的体当たりによりガマガエルが弾き飛ばされる!

 乗っていたガマガエルが弾かれ、だるま落としのごとく落下するウゲンタ!

 その先に待ち構える神風トオルの地球パンチ!


「今度こそおおおおおおおおおおおお!!」

「甘いわあああああああああああああ!!」


 中空のウゲンタがフトコロからブツを取り出す。

 それは忍者特製ダイナマイト!

 すでに導火線に火がついている!

 もはやこれまでと――神風トオルを巻き込み自爆するつもりか!?

 答えは否!

 自由落下中のウゲンタが何らかの力で引っ張られる!

 見よ、その腰に巻き付く巨大な赤黒い舌を!

 先ほど弾き飛ばされたガマガエルが主を引き寄せたのだ!

 トオルのもとに残されるのはダイナマイトのみ!


「一人で吹き飛べええええええええいいいいい!!」

「ぐううううううううううううう!?」


 チュドオオオオオオオオオオオオンンンン!!!


 悪魔的爆発!

 一般庶民であれば跡形もなく木っ端みじんとなる威力!

 だがトオルは拳に溜めた地球パンチのエネルギーを全身に展開!

 地球と同じ硬度を得る地球真拳の絶対防御技『地球超バリア』を発動!

 爆風をシャットアウトし完全に無傷である!


「くくく! ()()()()使()()()()!」


 地球超バリアの再使用には時間が必要!

 この試合中に再び使われる可能性はほぼゼロ!

 トオルのアドバンテージが消え、ウゲンタがほくそ笑む!


「く……あのガマ! 仕留めたと思ったが……浅かったか!?」

「ふははははははは! 我がガマの皮膚は天然ゴムのごとし!

 物理攻撃など無駄中の無駄よおおおおおおお!!」


 巨大ガマガエルの背中に乗りなおしたウゲンタが印を結ぶ!


「こおおおおおおおおお……!!」


 息を大きく吸い――


火遁(かとん)! 火炎ドラゴンの術!!」


 わずかに開いたマスクからウゲンタが炎を吐く!

 その火炎放射器のごとき悪魔的な炎はとぐろを巻きながら上昇!

 上空で竜の姿となり神風トオルめがけ急降下!

 その温度は実に10万度!

 巻き込まれれば一瞬で消し炭となる恐ろしい殺人忍法だ!


(おそらくはウゲンタの意思により操作、あるいは自動追尾能力を有する術!

 回避は困難!)


 火炎ドラゴンが迫る神風トオル!

 これまでの戦いから敵忍法の性質を読む!


(地球超バリアが使えない今……あの炎に耐え切ることも不可能!)


 トオルの脳内整理が完了!


「……ならば!!」


 トオルが大地を踏みしめ、両の(てのひら)を合わせドラゴンへ向ける!


「地球真拳・地球水流ううううううううう!!」


 シュバアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!


 おお、見よ!

 トオルの指先から大量の水が噴き出す!


 ――地球真拳・地球水流!

 地球上に存在する水素と酸素を体内に取り込み、地球パワーにより化合!

 生じた水分を収束し超高圧で放出するウルトラ的な技である!

 大地と接する両足は強力なポンプと化し、直接地下水を吸い上げることも可能なのだ!


 火炎ドラゴンと地球水流が衝突!


 チュドオオオオオオオオオオオオンンンン!!!


 生じる巨大な水蒸気爆発!

 火炎ドラゴンは消滅!

 だがその瞬間、ガマガエルの舌がトオルの胴に巻き付いた!


「しまった!?」


 悪魔的な力で引っ張られるトオル!

 両足を踏ん張り抵抗するも、徐々にガマガエルの口へと引きずられていく!

 一刻も早く脱出しなければ……このまま捕食されてしまう!


 メキメキメキ!!


 大蛇のごとき締め付けがトオルを襲う!

 捕食される前に全身の骨を砕かれるのが先か!?


「おのれ……この悪い舌めえええええええ!!!」


 ピンと張りつめたガマガエルの舌にトオルが拳を叩き込む!


 ボヨヨン!!


 しかし! 悪魔的弾力によりむなしく拳は弾き返される!

 弾き返された拳が向かう先はトオルの顔面!


 グシャアアアアアアアアアアア!!!


「ぐあああああああああああああ!?」


 因果応報! 鼻血ブー!

 自分で自分を殴る失態!

 肉体的、精神的苦痛により神風トオルの力が弱まる!

 ついには両足が大地から離れ、その身はガマガエルの口へと吸い込まれていく!


 パクリ!


 おお、神風トオルは食べられてしまった!


「ふははははははは! ガマの胃袋はあらゆる衝撃を吸収する!

 しかもレーザービームの類も全て反射させるオマケつきよ!

 いかに体内でもがこうとも脱出は不可能! 神風トオル、討ち取ったり!!」

「ゲロゲロ!」


 観客がワーワー!


『ああっ!? 神風選手、ガマガエルに捕食されてしまいました!

 これは勝負あったか!? お悔み申し上げ――!』


 実況者が合掌せんとした――その時!


「ンゲロ!?」


 おお、見よ! ガマガエルが――膨らみ始めたではないか!

 ただでさえ巨大なその体が倍以上に膨張!


「ぬうう!?」


 危険を察知したウゲンタがその場から退避!

 ――直後!


 チュドオオオオオオオオオオオオンンンン!!!


 ガマガエルが破裂、内部から大量の水が弾け飛ぶ!

 その中央に立つは水に濡れた色男、神風トオルである!


「脱出完了! 俺につまらぬ手は通じぬ!!」

「水!? おのれ……先ほどの技か!?」


 万事休すかと思われた神風トオルであったが――ガマガエルの体内で『地球真拳・地球水流』を発動!

 ガマガエルの肉体越しに地球上の水分を吸い上げ、超高圧放水を開始!

 その体内を膨大な水で満たしたのである!

 いかに悪魔的な弾力性を持つガマガエルと言えど、その膨張圧に耐え切ることはできなかったのだ!


「さあ……次の忍法を見せてみろ!

 俺はその全てを乗り越えて見せる!!」


 己の体温を上昇させる『地球真拳・地球ヒーター』を発動させ、濡れた身体を乾かす神風トオル。

 髪のキューティクルがきらりんと輝く!


「なるほど……できるようになったな!

 ならば望み通り……()()()()()()()()()()()()()()()()!」


コーヒーはミルク入りで飲みます(^-^)

よろしければブックマーク、評価等をよろしくお願いいたします(^-^)

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