21話 魔王の強さ
朱莉です
いろいろあり書けなかったのですが何とか書いた作品です
楽しんでください
「諦めの悪いなものだな…」
ダクマは剣を構えるとシュンらへと歩み寄っていく。
「私は勇者の力などという育ち様のない力に負けるわけがないのだが…」
「そうか…だけど僕たちは個じゃない。4人の力を合わせたらお前にも手は届くはずだ。」
マモルはそのボロボロの体を起こす。しかし、そんなマモルの背後には黒い影が立っていた。
それは音もなく、柔らかい物を切るように振られた。
シュンたちが音もなく切り捨てられたマモルだったものに気が付くのもすぐであった。
「マ、マモ…」
フェアルが名を呼ぶ時にはフェアルに向かって刃が振り下ろされていた。
「フェアル!!」
金属を打ち付ける音とともにシュンの剣はダクマの剣を捉える。
「俺が魔王を相手取る!二人は魔王に攻撃を!」
シュンはそう叫ぶと体の輝きを一層強める。
向かい合う対の形をした剣士は目にもとまらぬ速さで切り結ぶ。
「強化中じゃないはずなのにさっきより早く…!?なんでっ…」
フェアルはそうこぼす。
「ともかく私たちがやれることはこれしかないよ」
マジナは魔力をためると魔法を発動する。
聖属性魔法の輝きを纏うその光球は、名もなきただの属性を持った魔力の塊だ。しかし、彼女の能力をもってすればそれは一つの技となる。
「魔法昇華!!」
その光球はどちらかに当たりかき消された。しかし、その姿を見るとその魔法がどうなったのか一目瞭然だった。
シュンの剣からはシュン自身の輝きではない別の輝きが漏れ出ていた。
「マジナの攻撃使わせてもらうよ!」
シュンは剣を構えなおすが、その剣には光り輝く精霊たちが集っていた。
「私の力も上乗せする。」
三人の力は虹色に輝く刀身となりシュンの手に収まりきらない光をあふれさせる。
「「「”勇者の剣”!!!」」」
三人の声を合わせその刃は振り下ろされた。
少し前。
「ようこそ僕の牢獄へ!!」
外にいた姿と違いぬいぐるみのような見た目のデビルウェポンの姿がそこにあった。
「ここに人が来ることなんて滅多にないんだよね~せっかくの機会だし楽しもうか!」
そんなデビルウェポンのよそに取り込まれたメンバーは冷静に状況を判断していた。
「ここは別の空間でしょうか。マジナの魔力を一切感じることができませんね」
「だが、闇の精霊は多い。」
「見た感じあいつを倒せば出れそうじゃないか?」
それぞれに意見を挙げたが、デビル本人が答えをばらした。
「せっかくだから教えてあげるよ!ここは”囚われの牢獄”の中。魔王様の闇の力で作り出した空間を僕の力で固定しているのさ。ちなみに僕を倒せば出れるよ」
デビルのその返事に対し彼らは戦闘態勢に入った。
「そうね。すぐに戻りましょう。”聖拳”」
リンはその見た目に似つかわしくない速度でデビルに接近すると光る拳を打ち付けた。
皆の想定を上回る行動だったようで、だれもが反応できずにいた。
「えっ?その見た目で武闘派?」
シンマは驚きを漏らすが、戻ってきたリンは返した。
「見た目に惑わされてはいけませんよ。これは私の学科の制服ですから」
リンの攻撃で腹に穴をあけたデビルだが、平然と話す。
「いや~驚いたよ。まさか急に攻撃してくるなんてね」
デビルは平然と腹の穴を塞ぐとどこからともなく自分と同じ大きさの籠檻を取り出すと鍵を取り出し自分でその檻を開く。
「鳥かごみたいだけど鳥は入ってないよ~”異界の鎌”」
デビルは2mありそうな鎌を宙に浮かばせる。
「これにプラスだよ~”愉快な杖”」
再度檻を開くと杖を取り出した。デビルは今まで持っていた籠檻をどこかに直すと杖を手に持った。
「俺も行くぜ」
シンマは右腕を引き抜くと大剣に変形させる。
「俺もできることをしよう。」
フェルガリアは闇で作った槍のようなものをいくつも作り出しデビルに飛ばしていく。
リンは変わらず殴り込み、シンマは大剣で切り込んでいく。しかしデビルは鎌をいくつにも増やし攻撃をさばいていった。
「悪い。少し時間を稼いでくれないか?奴の防御ごと倒す算段がある。」
シンマは二人に耳打ちする。二人は頷くと攻撃の頻度を上げる。
「このままじゃいつまでたってもここから出れないよ~」
デビルが変わらずあおる。シンマは剣を手に戻しデビルに向ける。
「形態変化大砲」
その腕は今度は体積を無視した大きさの砲台に変化した。
「魔力使用60%、機能完全開放、対象ロックオン。チャージ70、80、…100。離れろ!!」
シンマは二人に叫ぶ。
「なんですかねぇ面白いことをしてくれそうですね~」
「”爆破魔力砲”!!!」
空間が光に包まれた。
「すごい火力ですねっ、ですが、まだやられませんよ」
デビルはそんな中盾を魔法で作り出し耐えていた。
しかし、そんなデビルを一切の光がない漆黒の槍が貫いた。
「あっやばっ」
その槍により盾がとけシンマの攻撃をもろに喰らったデビルは塵も残らず消えた。
三人は見覚えのある通路に出た。魔王城のあの部屋に入る前の通路だ。
「「「テキヲタツ!!」」」
三人は部屋からとてつもない聖なる力と声を聴いた。
「まずい早く戻るぞ!!」
シンマは部屋のドアを勢いよく開いた。
あと少しで魔王との戦いが終わると思っていてください
神ミスももう半分です次の作品も考えなくては…
ブックマーク等お願いします作成の糧になりますいただけると私はうれしいです
では次回で




