19話 魔王城へ
朱莉です
続きを書くことを忘れていて焦りました
何とか書きました楽しんでいただければ嬉しいです
扉の正面そこに男がいた。
見た目は普通の人間だ。しかしレイにはまるで闇が凝縮して人の形をして空間に浮かび上がっているように感じ取れた。
「あれが魔王なのかッ…」勇者たちは唖然としていた。
彼らも今まで戦い抜いてきた強者だ。相手の実力がどれほどのものなのか肌で感じ取れているのだろう。
魔王は勇者たちを見ると立ち上がり口を開いた。
「私は魔王ダクマだ。君たちのことは聞いている。いきなりだが始めようじゃないか世界を賭けた戦いを」
魔王は話し終わるとものすごい速度で距離を詰めた。咄嗟にマモルが皆の前に出る。
「”勇者の守護”!!」
シュンが使っていた技に似ているがシュンのものよりも強力だ。
「ほう。守護の勇者というだけはあるな」
ダクマは後方に飛ぶと黒い球を大量に飛ばしてくる。
大量に押し寄せる黒い波にマモルは既に手いっぱいだった。しかしあふれた球がサイドからこちらを攻める。
シュンはその球をすべて切り捨てる。
「マモルだけに背負わせるかよ!みんな自分たちでできることをするんだ。」
そのシュンの言葉でほかのメンバーもそれぞれの方法で球を消してゆく。
「これは余裕か」
ダクマは宙に浮きながら我々の動向を見ていた。
「なんなんだ。ここの奴らはみんな飛べるのか…」
ダクマは地に降りると剣を作り出す。
「剣か俺の出番だな」
シュンが剣を構える。
「わかったよ。私たちはシュンの手伝いをするね。」
「では勇者以外は私の代わりにこいつに相手をしてもらおうか。”|悪魔の遊戯(デビルウェポン”」
するとダクマの背後からジョーカーの使っていたクラウンの色違いのようなものが出てきた。
「僕は遊戯道具の管理者。クラウンウェポンの兄的な感じだ。ということでナンバー10”囚われの牢獄”」
デビルは自ら道具を使う。
「これを使って君たちを閉じ込める。安心してくれ。中で僕を倒せれば出れるだろうね。」
後方の勇者以外のメンバーをプリズンから出てきた闇が包み込む。
闇が晴れるとレイ以外がいなくなっていた。
「よしこれで良し…あれ?なんで君は入ってないのかな?中と外でやるのは難しいな…よし君は魔王様にまっかせよう!じゃあね」
そういうと姿を消した。
「はじかれたか。まぁ一人くらい増えても問題はない。」
魔王はレイがいることを確認して剣を構える。
「シュン全力の強化だよ!”英雄再現”」
「もしもの時は僕とフェアルもいつでも攻撃できる。」
「よしレイ!行くぞ。」
シュンはダクマと同じような速度で負けずに動き出す。
レイはうまく鬼人化を使い動きを合わせる。
「早すぎて下手に攻撃できない…というかレイは強化済みのシュンと同等の動きができてるなんて…何者なの」
「精霊はレイを認めてる。」
「ともかく僕とフェアル二人の手伝いをするからマジナはレイにかけるバフを準備していて。」
「わかった。お願い!」
シュンとレイはダクマと切りあう。
「素晴らしい。まさかここまでとは…しかし悲しいな。私と強化は相性が悪い。」
徐々にシュンの動きが鈍くなっていった。
「なんで!?私の強化は適切に発動したしまだ効果時間も続いているのに」
「あいつ俺の強化をかき消しやがった。強化が無理なら俺はあれをする。」
シュンは三名の勇者にいう。初めから秘策としていたのだろう。三人は頷いた。
「行くぞ!”勇者覚醒・剣”!!」
胸に掲げたこぶしから光があふれだす。すると体中にまるで血管のように光が線を描く。
「あのシュンとやら、あの年で勇者覚醒を使えるか…将来有望だな。」
「僕とやってるのに余所見か?」
レイは王からもらった剣を振る。
「君は最後の〆さ。まずは勇者たちとやりあわないといけない。そんな君には手を出してほしくないのだよ。ということで面白いものを見せてあげよう。」
ダクマは左手に闇を纏う。
「体を覆うことで外部からの接触を防ぎ、内部の人間の意識を奪うものだ。いただいていただけると嬉しい。」
ダクマはレイの振った剣をずらすと腹部にそれを近づける。レイはその手が触れる前にその手を切り落とし離れる。しかし闇はレイにまとわりつき覆いつくす。
「さすがだ。この短時間で私の手を切り落とすとは…君との決戦が楽しみだ。」
「レイ!”勇者の剣”!!」
シュンは黒く蛹の様になったレイを見るとものすごい速度でダクマに切りかかる。
「さすが覚醒勇者だ。今までここまで楽しいことはなかったぞ。彼は大丈夫だ。死ぬことはない。君たちが彼が起きるまで生きているかはわからないがな。」
シュンはレイからダクマを離した。
三人はレイに近寄る。
「これは何なの…?見た感じ封印に近い感じがするけど…」
「大量の闇の精霊がまとわりついてる。でも攻撃する気はない。」
「ひとまずは死んではないんだね。よかった。」
マモルはそういうと何かを感じシュンを見る。
「”柔性盾”!!!」
マモルは盾でこちらに飛んできたシュンを受け止める。構えた盾はまるでクッションのような魔力を纏っていた。
「ありがとうマモル。やっぱりあいつ強ぇ…レイは大丈夫なのか?」
三人は先の意見から説明をした。
「そうか少なくともやつを倒せば助けられるか。」
シュンは三人に背を向け再度ダクマへ向かおうとするとき一言言った。
「三人にも無理をしてもらうかもしれない。」
その言葉を聞き三人は表情が引き締まった。
「フェアル以外はやったことなかったよね。やり方はわかるけど、できるかわからない…」
「マジナがマイナスなこと言うなんて珍しいね。」
マモルはそんなことを言いながら誰よりも焦っていた。
今やろうとしているのは勇者覚醒。これは先もダクマが言っていたように使えた勇者はそう多くない。一気に勇者の力を開放するため能力を一気に引き上げることができるが、失敗するとただ力を消費するだけだ。
「避けろ!!」
「やばっ」
シュンの声とマモルの声が同時に聞こえた。
どうでしたか夜に書いているのでもしかすると間違えているかもしれません
発見した場合教えてください




