18話 勇者発つ
朱莉です
時間ができたので出します
楽しんでいただけると幸いです。
四日後
僕はシュンと二人で国の外にいた。あの別れた時特に集合場所とか言っていた覚えはないが、集合場所があったらしい。
再会したときにいた女性は国から派遣されたサポーターだそうで、彼女らは何やら所属する部隊の訓練があるという理由で同行を辞退しざるをえなくなったらしい。
「シュンとレイ‼四日ぶりだね‼」
聞き覚えのある元気な声が聞こえてきた。見るとマジナだ。前と比べローブと魔女がかぶっているような帽子をかぶっている。そして横には一目見て聖女だとわかるような白い法衣をまとった女性がたっていた。
「やぁマジナ。彼女は?」
シュンはマジナに聞く。
「この子はリン。グラン王国にある魔法学校の同級生で、大人に勝るほどの聖魔法使いなんだ。」
見た目通りの能力だったようだ。
「初めましてカリス王国の勇者様とその従者様。私はリンと申します。」
物腰の柔らかいような話し方だ。
少したってからマモルが来た。
「一番乗りかと思ったのに…というかあの毎度遅れるマジナがもう来てるなんて…」
前回と比べガチガチの鎧を着たマモルが到着した。
「いやぁ~リンが急かしてきてさぁ」
どうやらいつもはマジナが一番最後だそうだ。
「マモル。隣の彼は?」
「あぁシュン。彼はシンマ。知り合いってわけではないんだけど、同行したいということだったからね。実力も十分にあったし。」
「初めましてシンマです。どうもよろしく。」
そんなシンマの右腕に違和感を感じた。
最後にフェアルが到着した。
「マジナがもうついてる…明日天気悪いかも。」
そういうフェアルの隣には黒髪の少年がたっていた。
「俺フェアル姉さんの弟。」
「フェルガリア。私の弟。フェルア闇の精霊と相性いい。私光が強いから。闇寄ってこない。」
フェアルの服装はいつもと何ら変わりない。
「よしこれでそろったな。じゃあ行くか。」
現在カリス王国を離れ森の中を進んでいる。途中何度も魔物とエンカウントしたが、負けるわけもなく返り討ちにしてゆく。
ふとシンマが左手で彼の体ほど大きな大剣を振り回していた。あんな大きな剣持っていた覚えがなかったのだが…
「ん?あの剣か?」
僕は時間があったためシンマに聞いた。すると彼は説明してくれた。
「俺は幼いころに右腕を失ってな。代わりに義手を取り付けたんだが、これがなぜだかわからないんだが剣に変形するんだ。」
そういうと彼は右手首をつかみ引き抜く。すると腕が抜け内側から展開するように大剣に変化していく。体積が矛盾している気がするが、気にしないでおこう。
森の中に中央に門があり、木が生えていない場所にたどり着いた。
「ここが魔王城があるカオスへの入り口だ。みんな気を引き締めるぞ。」
シュンはみんなを鼓舞すると一番に門に入っていく。それに続いて皆入っていく。
入った先は薄暗く不気味な場所であった。周囲には城が一つ見えるだけでそのほかには何もない。
「ここが魔王城。やばい感じが伝わってくる…」
魔王城。話には聞いていたが想像より大きい。
入り口と思われる門には門番と思われる犬がいた。
犬というよりケルベロスに近い。
「んっ!あれ、ケルヴェロス。」
フェアルはケルベロスらしき犬を指して言う。
「ケルヴェロスか…確か闇属性だったな。俺たちの力と相性がいい。」
「じゃあ私が!」
そう言いマジナが魔力をため始めた。
「待って。そいつ闇の上位精霊。通してもらえるか聞く。」
フェアルが二人を止めた。そしてその隙にフェルアがケルヴェロスに近づいていく。
何かよくわからない言語だろうか。二人が少し話した後フェルアが帰ってきた。
「大丈夫。こいつ俺たち通してくれる。」
話し合いで解決したようだ。
本当に何もされずに城に入ることができた。まるで僕がカリス城に入った時みたいだ。
「おや、もう着いたのですね。」
聞き覚えのある声が聞こえてくる。宙を浮くその男の姿を見ると誰だかすぐに気が付いた。
ジョーカーだ。
「誰だお前は!」
シュンはよくある問いをジョーカーにした。ジョーカーは不気味な笑みを浮かべながら挨拶をした。
「挨拶をしていませんでしたね。私はジョーカー。魔王様のしもべです。」
「あなたたちと交戦する気はありませんよ魔王様は全力のあなたたちと戦うことを望んでおられるのでね。」
戦闘形態に入った僕たちを見て言う。
「ここの通路をまっすぐ行き先にある部屋が魔王様の部屋ですよ。では」
そういうとジョーカーは姿を消してしまう。
急に現れて消えたジョーカーに驚き静まり返っていたが、シュンが口を開く。
「あいつを信用していいのか?」
「怪しくないか?見た目的にもそうだし、あいつ魔王のしもべって言ってたし罠の可能性も…」
「でもそこからものすごい魔力を感じるよ。」
「そこ闇の精霊大量。」
勇者たちの話し合いの末その部屋に行くことになった。その部屋の前に立つとものすごい圧を感じた。それは感じたことのないものだった。
シュンは決意を決め扉を開く。
「来たか今代の勇者達よ」
部屋の中から圧の感じる声が響いた。
今回のストーリーは休日の寝る前に軽く考えたのでしっかりできたかはわかりません
テスト勉強の休憩に作りました次回は大体一週間に出すつもりです。




