17話 勇者と魔王
朱莉です
今回はある人物と出会います!
それではお楽しみください
後日またアリアと出会った。
「おっ!レイじゃないか!ちょうどよかった。ぜひ俺の父が会いたいって言っていてな。前のお礼もしたいし、城に招待するから来てくれ。」
ということなので城に来た。
なぜか顔パス的な感じで何も声をかけられずに通ることができた。
そのまま流されるようによくわからない大きな扉のある部屋まで案内された。その扉の前に立つと扉は開く。
正面には玉座に座る男が一人、その横にはアリアとリリアがいつもより豪華な可憐な姿で座っている。
「ようこそ私がこの国の王をしているケント・カリス・ミヤザキだ。」
その男はレイが部屋の中央に立つと声を発した。おそらく、宮崎健斗さんとかだろう。漢字はあっているかわからないが…
「僕はレイといいます。」
続けて簡単な挨拶をしようと思ったら、王が手を振る。
「よい。おぬしのことはよく知っている。していきなりだが、一つ頼みがあるのだ。」
王は部下たちに何か指示を出し、部下たちは部屋を出る。
「お前にはシュンらとともに魔王を討伐してほしいのだ。」
本当にいきなりなものだ。だが、この国には僕より戦い慣れしている人とか、いるのではないだろうか?僕に頼む理由があるのではないだろうか…
「はい。わかりました。」
ひとまず了解しておく。特に先考えていないし…
「そういえば二人は彼にお礼を渡すのではなかったのか?」
アリアとリリアに言う。
「そうでした。とって来ます」
リリアはそういうとアリアとともに出ていく。それによりレイとケントの二人だけになってしまった。
「なぜ自分が魔王討伐に行くのかその理由が知りたくないか?」
ケントはまるでレイの考えを読んだかのようにいう。
「いえ。そんなことはありません」
レイは否定するが
「俺の前では嘘は意味がないぞ。俺は嘘がわかるからな。」
ケントはそういうとこちらに本を投げる。
「これはこの世界のルール。今の神の決めた決まりだ。」
レイはその本を開く。書かれている文字は読めない。
「読めないだろう。それは聖書の写しでな。特殊な文字で書かれている。まぁ簡単に決まりを言うならば、この世界は勇者と魔王の戦いを中心に回っている。勇者が魔王に勝つことで魔界は崩壊する。逆に魔王が勇者を全滅させることでこちらの世界は崩壊する。魔王は勇者の持つ能力でないと死ぬことはないため勇者でないと倒すことはできない。もともとこの二つの世界は別世界だったのだが、一世代前の魔王が無理やりつなげてしまってな。」
「まあお前にやってほしいのは一つ。俺の渡す剣で 魔王を殺してほしい。」
さっき勇者でないと魔王を倒すことは出来ないと言っていたような…
「詳しくは言えないのだが、その剣であれば魔王を倒すことができる。頼むぞ。」
少しすると扉からノックの音がし、リリアとアリアが入ってきた。
「お父様から勇者様とともに魔王に立ち向かうと聞きました。ですからこれを、これは”再起のネックレス”もしもの時にあなたを助けてくれます。」
お嬢様モードのアリアが、レイにネックレスを手渡した。渡すときに周りに聞こえない声で「死ぬなよ」といった。
その後王から勇者の集まっている場所を聞き城を出る。出るときに剣を受け取る。名はないそう。
レイは勇者の集合場所だというシュンの持つ練習場に向かった。
レイがどうも最後だったようだ。
「全員揃ったし一応自己紹介するか。俺はシュン。カリス王国の勇者で剣の能力を持っている。」
シュンが挨拶をすると勇者たちが次々とあいさつをしてゆく。
「私はイマジナルっていうの!マジナって読んでね!グラン王国の勇者で魔法が一番得意です!!」
オレンジのショートカットでミニスカートをはいた女性が挨拶をする。
「私はフェリアルリー。アース王国の勇者。精霊使い。」
ツインテールの緑髪でワンピースのような服を着た女性がいう。
「初めまして。僕マモルって言います。フォレス王国の勇者です。僕は人を守るのが得意なんだよ。」
俗にいうスポーツ刈りで街を歩いている人たちと同じようなデザインの服を着ており、背には盾を背負っている。
「よし!久しぶりにみんな集まったし、あれするか」
あれをするらしい。正直審判をしてと言われたため何するか分かった。
マジナは自分も含めみんなに何か魔法をかけると、シュンに頷く。
「レイ!開始の合図を!」
「はじめ!」
勝負だ。
「私から行くよ!”豪炎連弾”」
マジナの周りに半端でない大きさの火炎弾が大量に作られる。
それらはマモルに向かって飛んでゆく、マモルは背負ってた盾を構えると
「”対魔法盾”」
というと彼の盾が青く輝く。するとその盾に当たったマジナの魔法がすべて消えていく。
「やっぱりだめかぁ~」
マジナ言うと同時にフェアルの周りに色とりどりの光が飛び始める。
「”妖精の戯れ”」
色とりどりの光は三人に飛んでいく。おそらくその光が妖精なのだろう。マモルはそのまま青く光った盾で光を叩き潰してゆく。
シュンは光を次々切る。
「”魔法障壁”!!」
マジナは魔力で壁を作るが、妖精はその壁をすり抜けマジナに直撃する。
「負けたぁ!」
パリンッと何かが砕けるような音がし、マジナの体から何かのかけらが落ちる。
「マジナ脱落!」
忘れずに負けの宣言をする。
「”雷電盾”」
マモルの盾が雷をまとう。
するとフェアルの出した妖精の中の黄色のものが一目散に盾に近づいていく。
「やばっ!吸い取られる!」
マモルが出した電気が吸い取られ始めたため、すぐに雷電盾を消す。
「フェアル対策に編み出した秘技を使うか…”散霊盾”」
次に白っぽく輝く盾に代わる。
「散れ妖精!」
その盾から波動が出て、フェアルの周りの妖精たちに当たる。すると妖精たちは次々に消えてい行く…というわけではなかった。
「これは妖精。幽霊じゃない。」
「あれ?これ幽霊だけじゃなくて、アンデット系にもひとしきり効いたんだけどな…」
マモルは首をかしげるが、フェアルはため息を吐き周囲の妖精の光を強める。
「妖精はアンデットじゃない。妖精は妖精。」
妖精は次々にマモルに突撃してゆく。マモルだけでなくシュンにも飛んでいくが、シュンは軽く切り伏せてゆく。
マモルは盾で叩き潰していたが次第につぶしきれなくなり、ついに一体の妖精がマモルに直撃する。
マモルから何かが割れる音がしてかけらが散る。
「マモル脱落!」
「次は絶対対策する。」
マモルは悔しそうに言う。
「シュンには半端な奴じゃダメ…昇華!土精霊竜」
オレンジの精霊が集まり練習場の高さギリギリの大きさの巨大な竜へと変わる。
「行って」
その竜は一吠えするとシュンに狙いを定め突撃してゆく。
「切りがいがありそうだ。”瞬撃”」
目にもとまらぬ速さで竜を切りフェアルに剣を向ける。
「ダメか…私の負け。」
「フェアル脱落。勝者シュン!」
四人それぞれに向き不向きはあるが、一番強いのはシュンだったようだ。
「出発は四日後。それまでに装備やらそろえておいてくれ。」
シュンは他の勇者にそう説明し、別れた。
僕も新たな剣に慣れるためギルドへ向かう。魔王がどれほど強いかわからないが、できることはしておかないと…
「俺も準備をしないとな」
カリス付近の森で一人の男は自らの冷たく光る右腕の義手を調整していた。
ご視聴頂きありがとうございます
最近初共通テストを受けてまいりました。一番思ったことは人数多っ!でした。
ではまた次回




