3 ステータス
初作です!皆のアドバイス、評価待ってます
どんどん面白くしていくので末永くよろしくお願いします
コンクールにも応募してます!
新感覚王道(?)系ファンタジー今日もよろしく!!
あれから5年が経ち5歳になった。
前世の知識や頭脳があるため両親からも近所からも天才少年と騒がれた。
それもそうだ。3日目で自分の足で立ち、5日目に言葉を覚え、1週間で家事の手伝い
2週間目には木刀を持って素振りをしだした。
それにやけにこの子どもは言葉遣いが丁寧かつ質問が多いので、近所からはとても可愛がられた。
俺も5年で様々な知識を覚えたなー。この大陸はユー大陸といい、魔人、獣人、人間、エルフ、ドワーフの5つの種族が様々な国を作り暮らしている大陸らしい。
あ、言い忘れていたが俺の名前はシオンと名付けられた。響きがかっこよくいい名前だと俺は思っている。少々頭の悪い父の名前はマルク、めっちゃ美人でマルクを尻に敷く我が偉大なる母の名前はリアだ。
話を戻すと俺達が住んでいる村は魔人の小国アルファ王国の国境付近の山脈、シュレク山脈の麓にある意外と大きな村だ。
魔人にも格差があるらしく一番上から、王族、貴族、武人、町人、奴隷だ。
うちの父は武人で母が町人らしく、意外と偉いらしい。
格差は罪を犯すと下がり、逆に王国に貢献したり一定の条件を満たすと上がるらしい。
そして今日だ!今日はとても大事な日で5歳の子ども全員が神殿に集められこの世界における、
職業やステータスが発表される。
「シオン、緊張しなくていいからね。水晶に手をかざすだけで大丈夫よ」
「おう! デカい魔力が出たら肉いっぱい食わせてやるからな!」
神殿の待合席で、リアとマルクが応援してくれる。
順番が巡ってきて、俺は神殿の中央に飾られた透明な水晶の前に立った。
「ではシオン君、水晶に手を触れてください。神アーラ様からの加護と、君の資質がこの板に表示されます」
神官のおじさんに促され、俺は静かに水晶へ手を重ねた。
瞬間、水晶が割れんばかりの眩い光を放ち始める。
「おおっ!? なんという光だ……! 期待できますぞ!」
光が収まると、神官の持つ羊皮紙に黒い文字が浮かび上がった。
神官はおどおどしながらそれを読み上げる。
「えーっと……なになに? 属性は……『全属性不全(魔法使用不可)』……え?」
魔法が使えない? 周囲がざわざわと騒がしくなる。
しかし、神官が次の項目に目をやった瞬間、その目が飛び出さんばかりに見開かれた。
「ひぇっ……!? こ、攻撃力『1500』……!? す、素早さ『1500』……魔力……測定不能ぉぉぉ!!? なんじゃこのイカれた数値はぁぁぁっ!?」
「マジかよシオン!? 天才じゃねえか!!」
父さんがガッツポーズをし、母さんも目を輝かせる。
攻撃力と素早さと魔力がカンスト。あのポンコツ神ルーラめ、思っていた以上のチートを押し付けてくれたらしい。ちょっとだけ感謝してやるか。
……と、俺が口元を緩めたその時だった。
羊皮紙を凝視していた神官の顔から、一気に血の気が引いていく。
「……あ、あり得ん……こんなステータス、見たことがない……」
「どうしたんだよおっさん、まだ何か書いてあんのか?」
震える神官の手から羊皮紙を奪い取り、俺は記載された最後の行に目をやった。
【ステータス詳細】
名前:シオン
種族名:魔人
職業:魔、n、@l;:^お、者
・攻撃力:1500
・素早さ:1500
・魔力 :判定不可(規格外)
・耐久力:1(ほぼ意味ない)
・HP:10(犬に噛まれて即死します)
【固有スキル】
・【魔力纏い】:体内の全魔力を身体機能へ変換する格闘術・拳などに魔力を纏うことができる。
・【封殺】 :触れた相手のスキルを一つ使えなくする・魔法無効。
「…………は?」
耐久力、1????
カッコ書きで『犬に噛まれて即死します』って書いてあるんだが???
つまり俺は、攻撃力とスピードは世界最高峰なのに、かすり傷ひとつで即死する激マブの【紙装甲】ってことか……!?
「あいつ……あのアホ神ィィィィィィッ!!!!」
異世界の青空に向かって、俺のブチギレた叫びが虚しく響き渡ったのだった。




