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窓から差し込む月明かりが、エイリーの顔を照らしている。
無表情で青白いその顔は、幽霊みたいだった。
「お別れって、何……?」
話がよく分からない。
そして何でメイド服じゃなくてこんな際どい格好をしているのかも分からない。
俺が混乱し続けていると、
「あなたをお守りするために、私はこのお城に置かせていただいております。それなのに、私はその責務を果たせなかった」
そんな私など、不要でしょう。
自分のことなのに、突き放すように鼻で笑う。
あぁ、そういうことか……。
確かに、二人揃ってあの電気ビリビリ男にボコボコにされてたもんな。
とはいえ……。
「い、いやー? ど、どうかなー? そんな、あの……ねぇ? そう、うん」
何が『そう』なのか自分でも分からない。
カスみたいな言葉しか出てこない。
でも、こんな小さな子が、責務だ何だと重責を背負わされているのがおかしいってことぐらいは分かる。
あの国王夫妻は、エイリーにどういう指導をしているのだろうか。
自分の娘(息子)である俺にだけは優しくて、メイドさんにはブラック労働を強いているのだろうか。
あんな大の大人の、しかも電気ビリビリ男と、こんな小さい子を戦わせるのか?
それで、戦えなかったらクビ?
そんなバカな話があるかよ。
「パーチェ、入るぞ」
慌ただしいノックの音と共に、リベロ王が部屋に入ってきた。
そしてエイリーを見付けると、
「プリート! エイリーいたぞ! パーチェの部屋だ!」
と、よく通る大きな声で廊下に呼びかけた。
廊下から駆け寄ってくる足音が聞こえる。
「エイリー、お前こんなところにいたのか」
リベロ王が、エイリーの前にしゃがむ。
少し怒っている様子だった。
まだ幼いエイリーが怒られる筋合いはないと思う。
だけどそれは、社会を何も知らない高校二年生の俺から見た、甘えた考えなのかもしれない。
王族を守る者としてこの城で働いているメイドが、姫を守れなかったんじゃ話にならない。
エイリーは、国王の子どもを守れなかったのだ。
辞めさせられるぐらいなら寛大なのかも——
「——お願い、パーチェからも説得して!」
「え?」
遅れて入ってきた王妃が、懇願するように言った。
「おいエイリー。今回のことは仕方がなかっただろ。あれ、奇襲だったんだろ?」
国王が、「な? な?」と何度も呼びかけている。
何だ?
これってまさか——
「いえ、奇襲だろうと何だろうと、命に代えても我が君主をお守りする……それが私の務めです」
エイリーは、しっかりとした口調でそう言って、
「なのに、それが私にはできなかった……この城に置いていただく価値は、私にはもうありません」
自嘲気味に、いや、確かに自嘲してそう言った。
そっちか……。
国王夫妻が、役割を果たせなかったエイリーを追い出そうとしているんじゃない。
むしろ逆で、エイリーが自責の念で自ら出ていこうとしているのだ。
二人はそんなエイリーを引き留めたいらしい。
「お前なぁ、この城辞めてどこ行くっていうんだよ」
エイリーは俯いたまま何も答えない。
しばらくしてから、
「エイリーちゃん、」
今度は王妃がエイリーの前にしゃがむ。
「私達の気持ちは、もうちゃんと伝えました。だから、次はエイリーちゃんの気持ちを聞かせてくれる?」
静かな声でそう言って、優しく手を取って微笑んだ。
「そして、パーチェもまだ疲れてるでしょうし、とりあえず場所を変えてもいいかしら?」
その言葉にエイリーはようやく頷いて、王妃に手を引かれて部屋を出ていった。
「……よし。とりあえずお前は寝ろ。おやすみ」
そう言って国王も慌ただしく部屋を出ていき……かけて、慌ただしく戻ってきて、雑に俺に毛布をかけて、やっぱり雑にわしゃわしゃと頭を撫でて、出ていった。
何だろう。
何だかモヤモヤする。
国王夫妻が自分よりエイリーを優先しているとは思わない。
俺の目が覚めた時、二人はすぐに駆け付けてくれた。
だから、俺が大事にされてないわけじゃない。
でも、モヤモヤする。
いったい俺は、何に納得がいっていない?
※
「失礼します」
ノックの音で目を覚ます。
「えあぁ、どうぞ……」
自分のものとは思えないほど可愛らしい声で、たちまち目が覚めていく。
いまだにこんなに可愛い子が男の娘だということが信じられない。
ドアが開くと、そこにはメイドさんがいた。
エイリーでもないし、昨日、目覚めた俺を見付けて大声を出したあの小さなメイドさんでもない。
エイリーと同じぐらいの歳に見える。
綺麗な黒髪を編み込んだ三つ編みを、右肩から垂らしている。
ちょっとキツそうな顔つきをしているけど、この子はこの子で将来美人さんになりそうだ。
「朝食のお時間です。整容のお手伝いに参りました」
「あ、ありがとうございます……」
整容、という言葉にあまり聞き馴染みがないけど、手に櫛らしきものを持っているから、髪型をセッティングしてくれるらしい。
ベッドから降りて、豪華なドレッサーの前のイスに腰掛ける。
「お願いします……」
そう言いながら鏡を見る。
俺は相変わらず絶世の美少女(※♂)なんだけど、
「ど、どうしました……?」
横に立つ美人なメイドさんは、目を見開いて固まっていた。
え? 何?
「いや、どうしたも何も……」
メイドさんは困惑しながら答える。
「姫こそどうされたんですか? 私に敬語だなんて」
——しまった!
そりゃそうか!
俺は姫で、この子はメイドさんだもんな!
俺が敬語使ってたらおかしいに決まってるよな!
「あ、いや、えっと、その——」
「——大丈夫ですよ」
メイドさんは慣れた手付きで俺の髪を梳かしていく。
「リベロさんから、記憶喪失だって聞いてますから。その影響なんですよね?」
鏡の中のメイドさんが、俺の顔を覗き込む。
「……そうみたいです。すみません」
別に俺は悪くないけど、何だか申し訳ない気持ちになってくる。
この子にもエイリーにも、国王夫妻にも、体の持ち主であるパーチェちゃんにも申し訳ない。
「いえ、全然、」
メイドさんは俺の髪にオイルみたいなものをパシャパシャとかけて塗り込んでいく。
湿った甘い香りが寝起きの鼻をくすぐる。
「むしろ、今の方がよっぽどいいですよ……なんて言ったら、記憶を取り戻した後のパーチェ様に殺されちゃうかもしれないですね」
「——こっ、殺っ⁉︎」
そんなことしねぇよ!
まったく、朝から冗談キツいぜ……と思って鏡の中のメイドさんを見る。
まったく冗談の顔じゃなかった。
冗談じゃない。
生前(?)のパーチェちゃんはどれだけ嫌われてたんだ。
そしてどれだけ獰猛だったんだ。
「髪型の希望とかあります?」
「お、お任せで」
「分かりました。では今日はツイストティアラにしましょう。やってみたかったんですよこれ」
「は、はぁ……」
ツイストティアラが何か分からないけど、まぁ文脈的にコブラツイストみたいな痛みを伴うものではないだろう。
過去に何度もかけられているけど、あれは見た目以上に苦しいからな……。
色んな意味でドキドキする俺の顔を、メイドさんはじっと見ている。
「姫、本当に記憶がなくなっちゃったんですね」
「え?」
俺のおでこの両脇から髪を後ろに流しながら、メイドさんは神妙な顔をしてる。
「昨日の朝までの姫だったら、『やってみたかった』なんて言ったら手が付けられないほど暴れたんですよ」
暴れた……?
パーチェちゃんは相当な問題児だったのか?
「ほらこれ、」
メイドさんはオイルでテカテカした手の甲を俺に見せる。
綺麗な手だけど、よく見ると、小さな傷跡がミミズ腫れのようになっている。
「じゃあこれも覚えてないですか?」
「覚えてないです……」
メイドさんはちょっと安心したような、残念がっているような複雑な顔をして、言った。
「これ、姫が付けた傷ですよ」
は……?
「私、姫の前でうっかり能力を使っちゃって。そしたら姫が激怒して、手鏡を投げ付けてきたんですよ」
手際よく俺の髪をセットしながら、メイドさんは淡々と続ける。
「ほら、姫って能力の話をするのも、能力を見るのも嫌がってたじゃないですか。なのに私、うっかり使っちゃって」
綺麗な手の甲に、うっすらと、だけどはっきり残る傷跡。
「顔面に向かって投げ付けられた手鏡から顔を守ろうとして、そしたら手の甲で割れちゃったんですよね」
他人事のようにそう話しながら、
「はい、できました。初挑戦にしてはうまくいったと思います」
メイドさんは自慢げにそう言った。
だけど、
「……え? ひ、姫?」
俺は視界が霞んで前が見えない。
「……な、泣いてる? え、嘘でしょ? は?」
ぼろぼろと涙を流す俺を見て、メイドさんが困惑してる。
「いや、本当に、責めたくて言ったわけじゃなくて、記憶がなくなってるのかどうかを知りたかっただけで、こんな傷、私もう全然気にしてなくて、」
「ごめんなさい……」
俺がやったわけじゃないけど。
この体が、小さな女の子の体に消えることのない傷を作ってしまった。
その事実に涙が出る。
「ちょっと、嘘でしょ? パーチェ様、マジか……別人じゃん……これはこれでやりづらいな……大丈夫です、本当にこんなの、全然気にしてないっていうか」
ケガさせただけじゃなく困惑させてしまっている。
とりあえず泣きやまなきゃと思っても、子どもになった影響か、涙は止まらない。
「参ったな……あ、そうだ」
メイドさんは俺の両肩にぽん、と手を乗せた。
そして——泣く子も黙る強烈な一言をぶっ込んできた。
「じゃあお詫びに、キスしてもらえません?」
「——はぁ⁉︎」
涙も嗚咽も一瞬で消し飛んだ。
この子はいきなり何てハレンチなことを言うんだ!
いけませんそんなこと!
すっかり年相応にロリコンになってしまった俺的には嬉しいけど!
いけません!
「あはは、そんな嫌ですか?」
「——嫌じゃないです‼︎」
今日一番大きい声が出た。
多分今後の人生でもこんなに大きい声が出ることはない。
「で、でも、その、何でですか?」
「リベロさんとエイリーさんが話してるのを聞いたんですけど——」
そして、メイドさんは事の顛末を話し始めた。
ついでに昨日、俺とエイリーの身に何があったのかも話してくれた。
俺が記憶をなくしているという前提で話してくれたおかげで、とても分かりやすかった。
※
今俺がいる国、コルトゥーラは、農業が盛んな国らしい。
だから農業関連の大企業とたくさん関係があり、定期的にこの城で会議が行われるそうだ。
昨日は『シード・アソシエイツ』という一番大きな提携先との会議で、国王と王妃が出席していた。
本当はエイリーも会議に参加させたかったようだけど、俺の見張り役という仕事があるからそれは叶わなかったらしい。
『護衛』じゃなくて『見張り』が必要だなんて、パーチェちゃんは相当やんちゃだという認識で一旦間違いはなさそうだ。
何で子どものエイリーを会議に出席させたいのかは分からないけど……。
とにかくパーチェちゃんは、部屋で大人しくしているようにエイリーに言われたものの、そう言われると逆に外に出たくなる。
エイリーの言い付けを無視して城の外に出て、ぶらぶらと歩いていた。嫌がらせ以外の何物でもない。
そこに、例の電気ビリビリ男が登場した。
「妖精級の能力者相手に霊獣級のエイリーさんが負けるはずないんですけどね……不意打ちで水をかけられてしまったみたいで」
俺の頭に無数の『?』が浮かんでいる。
その顔はさぞ可愛いことだろうと思うけど、今はそれより話を理解する方が大事だ。
妖精級? 霊獣級?
水をかけられて負けた?
というか『能力者』って何だ?
考えてみればパーチェちゃんが激怒したのも、ジーナが能力を使ったのが原因だと言っていたけど——
「あぁ、えーっと……妖精級とか霊獣級っていうのは能力のランクで、要はあの男よりエイリーさんの方が遥かに強かったってことです。そういう説明は私、苦手なので、そっちはエイリーさんに聞いてください」
とのことだった。
そして、
「水のことは……そっか、それも忘れてるのか」
メイドさんは一瞬、やけに醒めた顔をして、
「……エイリーさんは、水が苦手なんですよ。恐怖症ってやつですね」
と言った。
「水恐怖症……?」
「えぇ、ちょっと濡れるだけで足がすくんで動けなくなるそうですよ。それで、」
もうそれ以上この話題はしたくない、と言わんばかりに早口で終わらせて、メイドさんは話を続ける。
「それで、お二人が瀕死状態の時に、パーチェ様がエイリーさんに『キスしたい』って仰ったらしいんですよ。それは覚えてます?」
「お、覚えてます……」
もう完全にヤケクソの気持ちで、冥土の土産にキスでもしてもらおうと思って頼んだのだ。
全身激痛で、意識も朦朧としていたけど、そこら辺だけはよく覚えている。
そして確か、キスして、キャンディーが現れて、舐めたらパワードスーツ姿になって、あの電気ビリビリ男を倒したのだ。
そう言われてみれば、キャンディーを舐めて変身したのも意味が分からなさすぎるけど、あれが俺の『能力』だったのか。
そしてあの電気ビリビリ男は、スタンガンじゃなくてそういう『能力』だったのか?
キャンディを舐めてパワードスーツ姿になるとか、体から電気を放つとか、何でそんなことができるのか分からない。
だけど、妖怪系男子である俺が異世界に転生して美少女(※♂)になってしまったぐらいなのだ。
いちいち理由を考えていたらキリがないから、一旦『そういうものだ』ということで飲み込もう。
「それで、キスをすることが姫の能力のトリガーだと理解したエイリーさんが、姫にキスをして、何かキャンディーが出てきて、姫の能力が発現して、あの男を倒した、ということらしいんですよ」
ここまでが私が聞いた話です、とメイドさんは一息ついた。
だけど髪をセッティングする手は動き続けている。
「で、ここからは私の想像なんですけど、」
編み込んだ髪の微調整をしながら、メイドさんは話を再開した。
「姫の能力って、キスした相手の能力をコピーするものなんじゃないかなって思うんですよ。だから、私の能力をコピーしたらどうなるのかなって、興味がありまして」
「な、なるほど……?」
いきなり『キスしろ』と言われて何事かと思ったけど、話を聞けば筋は通ってる。
ジーナの予想通り『キスした相手の能力をコピーする』なんていい馬鹿げた能力だった場合、試したくなる気持ちは分かる。
だけど、さすがに緊張する。
エイリーとキスした時は死にかけて意識が朦朧としていたし、アドレナリンが出まくってたから緊張も何もなかった。
だけど今は、意識がはっきりとしている。
この状態でキスというのは——
「もし姫の能力がコピー能力だったとしたら、私の能力はコピーし得だと思いますけどね」
「え?」
メイドさんは、よし、と俺の肩を優しく叩く。
鏡を見ると、いつの間にか髪型がばっちり整っていた。
「前に間違って能力を見せちゃった時のことも、もう忘れちゃってるみたいですし、改めてもう一回、自己紹介も兼ねまして、」
恭しく胸に手を当てて、スカートの裾を摘んで上品に持ち上げる。
「コルトゥーラ王室のメイド兼、宮廷救護班・救護長のジーナと申します。能力は『ちょっとお昼寝』——ホーリーの妖精級です。以後、お見知りおきを」
湿った空気が動く。
甘い匂いが花をくすぐる。
そして——
「……さて、どうなりますかね」
思わず閉じた目を恐る恐る開ける。
ジーナは口調こそ落ち着いているけど、しきりに唇を気にしていた。
「い、嫌だったよね、ごめんね」
「まさか、」
ジーナは手を振って笑う。
「私が言い出したことですし、好奇心のためですし、それにもし何も起こらなかったとしても、姫、ビジュはいいので損にはならないですよ」
うわぁ……。
ビジュってすげぇ……。
「でもその……能力が、出てくる? みたいな感覚がまったくないんだけど……」
固く脈を打ち続ける心臓を撫でながら、全身を見渡す。
白いネグリジェのままで、変身している気配はない。
「キャンディーを舐めなきゃいけないんじゃないですか?」
「あぁ、そうか」
確かあの謎の子どもが、キャンディー俺のポーチに入れておく……みたいなことを言っていた。
もしかしたら——
「ある……」
机の上に置かれていた白いポーチの中に、キャンディーが二つ入っていた。
一つは昨日舐めた、白地に金の模様が入ったキャンディー。
もう一つが、薄いピンクに濃いピンクの模様が入ったキャンディーだ。
こっちが、ジーナの能力をコピーしたキャンディーだと思われる。
キスをしたらポーチの中にキャンディーが出現するという仕組みもよく分からないけど、もう今更深くは考えまい。
きっと『そういうもの』なのだ。
「じゃあ、舐めてみるね」
「お願いします」
ジーナは身を乗り出して、心なしか目をキラキラさせている。
その期待を一身に背負ってキャンディーを口に入れる。
すぐに体の芯が熱くなるような感覚があって、そして——
「……おぉ、すご」
一瞬にして、服装が変わった。
真っ黒だけど、形はナース服っぽい。
膝上ぐらいの丈の、タイトなスカートから覗く脚が眩しいけど男だ。
ナース帽まで真っ黒で、胸元と帽子に同じ、翼のような形のエンブレムが入っている。
「変身できた……」
昨日変身した時は意識が朦朧としてたし必死だったから何の感動もなかったけど、意識がはっきりしている今、改めて見ると不思議すぎる。
何でキャンディを舐めるだけで変身できる?
俺がさっきまで寝てたネグリジェはどこにいった?
これ、キャンディを口から出したら俺、全裸になる?
それとも元のネグリジェ姿になる?
これが、『能力』というやつなのか……?
相変わらず分からないことだらけだけど、
「……」
ジーナを見ると、さっきまでの目のキラキラは消え、呆然としていた。
「え、ど、どうした? 何かまずかった?」
俺の言葉にジーナははっとして、
「い、いえ、すみません。むしろ大成功なんですけど……」
ジーナは俺の足から頭までをもう一度じっくり見て、
「私が『黒翼の医師団』出身なのって、姫にお話ししましたっけ……?」
と訊いた。
「こく……何?」
また聞き慣れない単語が増えた。
「いえ、その……姫の衣装があまりにも『黒翼の医師団』の制服そのものだったので……」
何のこっちゃ分からないけど、どうやら変身した時の衣装は、コピー元の人に依存するらしい。
「まぁ、能力のことも何もかも、分かんないことだらけですよね。あとはエイリーさんとうまいことやってください」
ジーナはめんどくさくなったのか話を逸らしたかったのか、やや投げやりにそう言った。
そして、
「では、朝食に参りましょう。エイリーさんほど上手じゃないですけど、みんなで頑張って作りましたから」
と、冗談めかして笑った。
※
そして今日、俺は改めてエイリーに会うことになる。
続く




