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訓練

大変遅くなり申し訳ございません。

今回は少し短めです。

次の日、俺は昨日振り分けられた5人を城にある訓練場に連れて来ていた。

今川 翔太、古田 咲、大山 架純、飯島 勇人、吉村 慎二の5人。なんとなーく顔は見たことある気がする。

そういえば、他のクラスメイト達もそうだがこっちでは苗字は使わず、下の名前を使っているみたいだ。


「よ、よろしくお願いします、ヴィクターさん。」


ショウタが恐る恐る挨拶してくる。

昨日のことがあったからか、俺のことを怖がっているようだ。

まあ、少しずつ打ち解ければいっか。

元クラスメイトだけどな!

さん付けってどうなんだろうな!


さて、まずは何をすればいいんだ?


「とりあえず、1人ずつ得意なことを言ってってくれ。まずはショウタから。」

「はい、僕は剣術スキルを貰えたので一応剣士です。」


といって、腰の鞘から剣を取り出した。

明らかに中古で刃こぼれしてる剣だ。

そういえば、装備品も使い古されたやつばっかりだな…。

あとで装備品調達しにいってもいいかな。そのほうがおっさんも喜ぶべ。あの人初心者に装備選んであげるの好きだからなぁ。


「じゃあ、この練習用かかしに試しに打ってみて。」

「てりゃあ!」


グサッ


おいおい、かかしに当たってすらないじゃんか…


「も、もう一度やって。」

「はい。」


ザクッ!


今度は刺さった。

が、様子が変だ。


「あ、あの、剣が抜けないです…」

「おいおい、大丈夫かよ…」


他の4人も見てみたが、魔法は暴走するし、詠唱できても魔力が足りずに不発だったりと、散々な状態。

一応訓練は受けたんだろうが…ほっとかれたんだろうな。


「うーん。」

「や、やっぱり僕らは勇者にはなれないですよね…」


みんな落ち込んでいる。

ふむ、そうだな。

一本の剣をマジックストレージから取り出す。


「ショウタ、この剣を使ってみろ。」

「この剣を?」

「ただ、振るときは剣の重みだけでな。」

「は、はい。」


ショウタはかかしの前でもう一度構えて、剣を軽く振る。


ズシャアァ!


かかしは粉砕、後ろのやつまで衝撃波で吹っ飛んでやがる。


「「「「「え…!?」」」」」

「おう、使えるじゃんか。」

「こ、この剣なんなんですか!?」

「その剣は、俺が旅をしているときに入手したんだが、鑑定したら勇者の証を持っている者でないと剣の性能を引き出せないらしくてな。」

「いやいやいや、貰えないですって!それにこんな凄い剣、絶対貴重ですよね!?」

「ああ、大丈夫大丈夫、あと2本あるから。それはあげる。」

「あ、ありがとうございます!」


まあ、伝説レベルの剣だけど実際作れると思うし。スキルで頑張れば。


「あ、他の子にも1つずつ装備あげるよ。」

「「「「ありがとうございます!」」」」


本来は装備に頼りっぱなしになるからダメなんだが、今回はさすがにダンジョンの1層にすら通用しなさそうだからな。

ていうか、それだったらミスリルとか青銅の出来のいいので良かったか?

あげちゃったもんはしょうがないし、あれぐらいのを他の4人にもあげないと不公平だもんな。


ということで、あと4人にあげる装備を考えることになりました。

ありがとうございました。


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