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新生日本帝国  作者: 霧
15/23

新型戦列艦登場!

大阪駅



今日開業したばかりの大阪駅には、日本初…いや、世界初である蒸気機関車を一目でも見ようと多くの人であふれていた。中にはどこから聞いたのか蒸気機関車をモデルにしたお弁当やたいやきなどが販売されていた。駅のホームには多くの人の目的である世界初の蒸気機関車である2266形が乗客を乗せて待機していた。乗客たちはこの鉄の塊が本当に走るのか疑いつつも今か今かと心待ちしていた。そして正午過ぎ、待ちにまった瞬間がきた。駅員の笛による合図とともにテープ切りが行われ汽笛と共に走り始めたのだ。駅のホームにいた人も乗客も驚きと歓喜の声で包まれた。そして全員がこのように思った。

『新時代が来る』と…



ここでこの2266形のスペックを紹介しよう。2266形は史実の国産蒸気機関車である860型を応用して設計し製造された蒸気機関車である。ほとんどのスペックは860形に近い数字だが、軌間だけは顕著に異なっていて、史実では1,067mに対してこちらは1,435mである。これは鉄道網を作るにあたって総統である龍剣が指示したのだ。

真田 幸村上級大将曰く、「1,067mは植民地に使われる軌間だ。我が国は独立国家だ!もっと大きくて走行しやすく速度が出やすい1,435mを採用せよ」と龍剣殿が言ったそうだ。


ところで言った張本人である龍剣は、間に合ったのかと言うと・・・



「いや~危なかった。あと一分遅れていたら乗り損なうところだった」


「総統お疲れ様です、しかし見事な演技でした。まさか誰もが総統が遅刻しかけたとは思わないですよ」

どうも皆さん龍剣です。何とか間に合いましたよ。もしかしたら『間に合ったのか…つまらん』と思っている人もいるかもしれませんが、総統が遅刻していたらいろんな意味でヤバイですからね。ちなみに俺の前で話しているのは、帝国海軍の佐竹 義宗先任大将だ。彼は技術開発部所属で、終着駅である大阪海軍工廠で行われる新型戦列艦の説明を俺にしてくれる方だ。


「そんなことより佐竹先任大将、この蒸気機関車はいかがかな?」


「失礼しました。そうですね、あの鉄の塊がこんなに速く走行できるのは驚きです。これからは物資の移動も早くなることでしょう」


「そうだな、この速度なら全国各地どこでも早く輸送が行えるな~」


ちなみに最高速度は25キロである。


それから15分ほど佐竹先任大将と景色を見ながら話しているうちに終着駅である大阪海軍工廠についた。




俺が海軍工廠の湾内を見たとき三隻の戦列艦が待機していた。一隻は三隻の中で一番大きい艦だった。あれが二等戦列艦なのだろう。もう二隻は三等戦列艦で外観は似ていたが、一隻は幅が広く艦首上甲板に新型砲が設置されていた。


「あれらが新型戦列艦かな?」


「はい、一番大きい軍艦は帝国初の二等戦列艦『長門』です。こちらがその資料です」


佐竹先任大将がくれた資料にはこう書かれていた。


長門型二等戦列艦

基準排水量:4500t

全長:120m

全幅:14m

速力:11ノット

装甲:80mm

兵装(3層)

主砲

30センチ砲30門

25センチ砲36門

20センチ砲32門

計98門

15センチ砲30門

12センチ砲40門

計70門


推進方法:スクリュー式(1)

同型艦20隻建造予定


「確かに出雲型三等戦列艦の拡大版ですね…ん?装甲搭載したんですか?」


「はい、これだけの大砲になりますと、危険が生じてきます」


「あぁ~大砲や弾薬庫に敵弾があたり誘爆しやすいということですね?」


「はい、ですので航海に影響しない最低限の装甲を弾薬庫の内側と外側に貼りました。これにより誘爆の危険は少し減ると思われます」


「なるほど、実際の効果は戦争とくに海戦をしないとわかりませんからね、日々の研究と実験でやっていくしかないですね~そこんところはよろしくお願いします」


「わかりました。必ず素晴らしいものを作ってみます。続いて同じく出雲型戦列艦から発展した新型三等艦の『龍王』です」


龍王型戦列艦の資料は長門型戦列艦の次のページに書かれていた。


龍王型三等戦列艦

基準排水量:3900t

全長:90m

全幅:13m

速力:12ノット

兵装(3層)

主砲

30センチ砲38門

25センチ砲40門

計78門

15センチ砲30門

12センチ砲26門

計56門


推進方法:スクリュー式(1)

同型艦30隻建造予定


「出雲型で採用していた20センチ砲を廃止、代わりに30センチ砲と25センチ砲を増やしたということですか、あと速力も向上していますね~」


「はい、20センチ砲の弾薬庫の一部が必要ではなくなるため出雲型戦列艦に比べて機関が二基追加できました。また幅を1m長くしたので安定性も少し解消されています」


「ふむふむ、安定性は兵士の士気や防衛にもかかわりますから~」


「そうですね、続いてこれが次期主力戦列艦になるであろう実験新型三等戦列艦『桜花』です」


桜花型戦列艦の資料は龍王型戦列艦の次のページに書かれていた


桜花型三等戦列艦

基準排水量:3500t

全長:100m

全幅:16m

速力:17ノット

兵装(2層)

主砲

30センチ三連式回転砲16基48門(転回式)

25センチ砲30門

計78門

15センチ砲30門

12センチ砲26門

計56門


推進方法:スクリュー式(2)

同型艦 最大10隻建造予定、実験結果によって建造数を変更予定。


おぉ~この性能はすごいぞ!速力17ノット!予定していた15ノットよりも2ノット速いではないか!これは素晴らしい活躍ができそうだな。それにこの30センチ三連式回転砲は、〇イレーツ・オ〇・〇リビアンのフライング・ダッチマン号に搭載されている砲身を三本束ねた回転式の三連式カノン砲を元に開発した新型砲だ。これにより大量の大砲を搭載したことによって生じる誘爆の危険性を防げぐことができるし、次弾発射時間が大幅に短縮できる。しかしこの三連式回転砲は3門同時に撃つことができるが、3門同時に撃つと反動が従来よりも大きくなる。また元々、砲弾装填→火薬装填→着火(発砲)を砲身3門で流れ作業しながら行うことで、次弾発射時間が短くなるように設計している。そのため3門同時に撃つとその分、次弾発射時間が長くなってしまうのだ。

まぁ~あくまで実験艦兼主力艦なのでそこは大目に見よう。それに現在次弾装填補助装置を開発中なのでそれができたらこの問題も解決できるはずだ。


「なかなか良い軍艦ですね、一応量産は開始しますか?」


「はい!もちろんでございます!」


「わかりました。では、私は戻ります。あとはお任せしますね」


「わかりました、警備はいますがお気をつけて」



馬車内


海軍も徐々に戦力拡大してきたようだし、陸軍も練度も良くなってきた。それに陸軍の新型兵器が量産体制になったと伊藤 佐郎陸軍上級大将が言っていたな。だが、やはり国外での戦闘が少ないのは問題だな…そろそろあの計画を進めていこうか。それともう2つの計画も始めていった方が良いかもしれないな…よし!そうと決まれば(ベル聞こえるか?)


(おぉ~マスターお久しぶりです!マスターから声をかけてくれるなんてベル超感激です~っと失礼しました。何かあったんですか?)


(あぁ~幸村上級大将に臨時会議を始めるから招集をしてくれと伝えてくれ)


(わかりました!もしかしてあれですか?)


(そうだ。あれだよ)


(わーい!やっと始めるんですね!)


(あぁ~時が来たようだ。だからよろしく頼むよ)

(お任せください!では、行ってまいります!)


そう言うとベルは急いで幸村上級大将のところへ向かった。


それから数時間後俺が帰宅したと同時に招集が完了したので俺はすぐさま会議室に向かった。


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