1606年
総統室
現在、総統室には総統室の主である龍剣以外にもう一人の軍人がいた。その軍人に対し龍剣は懐かしそうに挨拶していた。
「島海軍最上級大将、お久しぶりです。小笠原沖海軍演習ご苦労様でした」
「久しぶりだな、霧荒総司令。良い演習だったよ」
そう…もう一人の軍人は、霧荒家に保護されそこで療養し、第三次関ケ原の戦いで敵将の福島 正則を討ち、真田 幸村上級大将と一緒に龍剣の補佐官に就任していた島 左近最上級大将である。彼はおととし龍剣海軍の初代総司令官に就任した。(ちなみに帝国海軍の初代総司令官は前田 謙次最上級大将である。)
今回、島最上級大将率いる龍剣海軍と前田最上級大将率いる帝国海軍は小笠原沖で約二か月の合同演習を行い昨日帰ってきたばかりだ。
「それはよかったです。何か不調などありましたか?」
「特になかったな~スクリュー式も中々よかったし、新型機関も順調良かったからな~ただ、前田最上級大将と同じ意見だが…もう少し艦がほしいな~」
現在帝国海軍と龍剣海軍の艦艇保有率は5:5の半分ずつである。なので主力である三等艦は10隻ずつしかないのだ。
「ふむふむ…こればかりは造船所次第ですからね…ですが、朗報があります。今月は二種類の新型三等艦計8隻と国内初の二等艦の2隻が就役しますよ」
「おぉ~それは朗報ですな~後で前田最上級大将に教えておかねばいけませんな~ちなみに新型三等艦はどのような性能で?」
「そうですね~一つは出雲型戦列艦の発展型です。もう一つはスクリューを二つ搭載した実験艦と言った方がいいでしょう」
「スクリュー二つか~確かにいままでないから実験艦だな」
「はい。うまくいけば速力15ノット以上の高速艦ができるかもしれません」
「それはそれは、新たな戦術ができますね。それでは失礼します」
そう言って島最上級大将が総統室を出て行った。それから数分後、今度は龍剣の補佐官である真田 幸村上級大将が入ってきた。
「龍剣殿、失礼します」
「幸村上級大将、どうされました?」
「はい!今日建設中であった呉海軍工廠と舞鶴海軍工廠、紀ノ川海軍工廠が完成しました!」
「おぉ~それはいい知らせです!早速注文しなければいけませんね」
「龍剣殿、この三つの工廠はドック数がそれぞれ二つです。さらに初心者の方もいるので、経験を増やすためにも建造が早い六等艦を注文されてはどうでしょうか?」
「そうですね…それでいきましょう」
「わかりました、また日本初完全民間造船所である三河の豊川造船所、紀伊の広川にある菊花造船所が軍艦の建造を受け入れてくれました」
「確か豊川造船所はスクリュー式を扱っていたな~」
「はい、日本初のスクリュー式貨客船である伊豆丸を建造した造船所です」
「ふむ、菊花造船所の方は?」
「こちらは外輪式の貨客船が多いですね、しかしこちらもスクリュー式貨客船も建造したことがありますね。しかしドック数は豊川造船所が6つあるのに対してこちらは三つですね」
「なるほど、とりあえず豊川造船所には三等艦を、菊花造船所には四等艦から六等艦を建造してもらおう」
「わかりました。最後に国内は順調通り開発が進んでいます」
「わかりました、私はこれから軍艦の就役式と世界初の蒸気機関車を見に行ってきます。出張のあいだ内政をお願いします」
「はっ!わかりました!」
移動中
皆さんお久しぶりです。龍剣は現在興奮しています。いや~だってSLだよ!SL!本来なら英国が作った産業革命に欠かせないSLがなんと約200年早くこの日本で出来たんだよ!うれしいよ!あの人種差別万歳・白人は偉いというあほな考え方のあの白人よりも早くできたんだよ。えっ…そいつらに盗まれないかって?ご安心を!実は蒸気機関ができたころから鎖国を始めています。やっぱりばれたら困るからね。
おっと、興奮しすぎて話が変なところに行ったよ。さてこのSLによる鉄道網でさらなる国内の発展を期待したい。その最初の就役式並びに開通式として総統である自分以外にも天皇陛下や各地域の皇族・貴族も出席する。これ…やっぱりすごいよね。たぶん歴史上国内最大の式だと思うよ。国内と言えば今年から貨幣が使われ始めているけれど、時間をかけて説明をしたおかげで今のところ大きな問題はない。国防の要である海軍の木造軍艦もだいぶ増えてきたよ。(設定3(海軍保有艦数1605)参照)
さて、今の時間は…あれ?これ遅刻しそう?やばいぞ!総統が遅刻なんて絶対アカン!
御者さん!急いでくれ!
果たして龍剣は式に間に合ったのか!続きは次回作で!
感想待ってます。(感想の中身怖い)
((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル




