表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あんたんーUNundersTANdable  作者: 三咲 美月
第二章「普通のラブコメを目指したい」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
52/58

第二十三話「普通のヤンデレ」

人気がなく、開けた場所が必要だった。


元々拳銃というのは、至近距離での自衛用の武器で、遠くの人間に当てるのは難しい。

しかもあの少女の腕力と、ずっしり重量感のあるトカレフの組み合わせなら尚更である。


距離を保ちながら言葉で挑発して全弾消費させる作戦しかないだろう。

この作戦なら時間を稼いでいるうちに、あるいは朝倉が対処してくれるかもしれない。


人気のない開けた場所、屋上を目指した。


だんだん階段を登る足が重くなっていく。

そして小学生で成長が止まっている呼吸器も限界だ。


(…酸素が…足りない…)


一方、後ろから追ってくる少女はより体力の消耗が深刻なようで、最初こそ

「お兄ちゃんと私の仲を引き裂いて世界を破滅させる悪魔め!」

とか

「お兄ちゃんと私が結婚しないと世界が滅亡する!これがあんたの狙いなのね泥棒猫!」

などと威勢よく叫んでいたが、だんだん苦しそうな息切れしか聞こえなくなっていた。


――中二病+ヤンデレ+引きこもり+銃刀法違反…数え役満じゃないか、これ。


(…血糖値…頑張れ私の肝臓、酸素…頑張れ私の肺と循環器…)


視界が暗くなっていく感覚がありつつも、ようやく屋上に辿り着いた。


鍵を壊して屋上に出るつもりだったが――鍵が開いていた。


「…え……。」


――――屋上で… パクチーが大の字になって寝ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ