第二十五話「普通の耐荷重量」
「私も混ぜて欲しいですー」
「ダメに決まってるわ。」
「不公平ですー」
「…う…。そこでそういう理屈的なことを言われると断りにくいわね。でもそういう問題じゃないわ。」
「じゃぁ勝手に入りますー」
「ベッドの耐荷重的にオーバーだと思うわ。」
「多分大丈夫ですよー?」
誰か私の布団にファイアウォールを設置してくれ。
そしてポリシーでパクチーと朝倉はpermitだが間宮は暗黙のdenyで拒否。
「確かに、結城さんの心音聞いてると安心できますー…」
いや普通に布団に入ってきて人の心音聞くな。
何だこのカオス…。
そこで意識が飛んだ。
翌朝起床時刻に全員寝坊して、起こしきにた教師がこのカオスを見て困惑したという。
いや当然だが。
「同性間不純行為も気をつけないとですかね?」
教師の中で困惑した議論になるが…。
「怖くて寝られなかったんです!」
朝倉とパクチーの言い分で誤解は解消された。
「よかったですねー」
…お前は誤解じゃなくて不純だったんだが…?
「でも、結城さん一緒だと本当に安心できますね?」
…お前に言われても嬉しくないぞ?
と思いつつほおが緩んでいることに気づく。
昔から都合よく助けを求められることはあったが、こういう頼られ方はしたことがなかった。
なんだかんだで、この立ち位置は嫌いじゃなかった。
…あれ、間宮は頼ってきたわけではないが?




