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あんたんーUNundersTANdable  作者: 三咲 美月
第一章「普通の日常を目指したい」

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第二十三話「普通の安眠」

「ぎゃーーーーー」

夜中に響く叫び声で叩き起こされる。

自宅で寝るよりはセキュリティレベルが高めで安眠できていなかったのもあるが、明らかに許容範囲外の音量だった。

声の発生源の方向に目をやると、床にパクチーが転がっていた。

二段ベッドが物珍しく上段を希望したが、いざ夜中にトイレに目を覚ましたら転落したらしい。

「えっと…怪我してないかしら?」

「…わかんない…。」

「…歩けるかしら?トイレ、一緒に行くわよ?」


とりあえず怪我はないようだった。

一安心である。

そして、下段の私のベッドでパクチーが寝てる。

いや違う、私の布団にパクチーが潜り込んできている。

(…仕方ないな。)

ぐっすり寝ているパクチーの頭を軽く撫でる。

ここまではまぁ許容範囲だった。

しかしそれを間宮がじっと見てニヤけているのは許容範囲外だ。


「何なのよ?」

「いやぁ、怖い夢でも見たなら怪談の続きかなと。」

「あなた趣味悪いわね?」

「怪談が好きなだけですよ。でも違ったので…。」


「じゃぁ何でニヤニヤしているのかしら。」

「私、百合とか好きなんですよね…持ってきた小説とか全部そっち系で。」


………。

…寝られなくなった。

今晩のセキュリティレベルはMAXに設定された。

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