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Episode:13 王都

王都に着きましたがまたもや説明回(笑)

修正:一部不自然な表記があったため。

王都アリアテリアには世界中と言っても構わないほど広くから商品などが運ばれてくる。

地球世界でもそうだったが、商人が集まるということは新しい技術が入り、文化が発展する。


歴史ある石造りやレンガ造りの建物と木材の使われた新しい建物が入り混じった不思議な街並み。通りにはみ出て建てられた屋台や露店も多く煩雑としている。


王都は貴族と冒険者の都とあるように、ここはノクアテルリアと並んで王国の冒険者の中心地である。

また、冒険者が多い冒険者ギルドの支店が持つ財力や権力は強くなる。


その結果、巨大な冒険者ギルドの建物が王都の市民街には立っていた。


王都には有名な三つの大きな建物がある。

数十年前、アルケティロという天才的な芸術家が建てた。多くの時間が経ったにも関わらず、支配者層の建物として最も美しいと言われるアリアータ王国の王城。

遥か昔から存在するケティル魔法大学園。これは、数十年前にアルケティロに改修された。

そして、綜合中庸ギルド王都支部である。


市民街というのは、貴族街と呼ばれる王都の中心部に位置する王城の周辺と対照的な、王都の貴族街ではない土地を表した言葉である。

ちなみにこれは、ある脚本家が描いた作品に出てくる言葉からとったものであるが、これは関係のない話だ。


貴族街は王都に住む上で諸侯の妃や子供が住む豪邸が並ぶ場所であり、暗黙のルールとして庶民は入ってはならないし、家を建ててもならない。しかし、警備の兵も国のものと諸侯のものがいるため多く、安全ではある。

これも、貴族がここに家を建てたがる理由の一つではあるが最も大きいのは見栄のためである。


庶民が利用する冒険者ギルドが置きたいかどうかは別として、そんなところに置ける筈もなく、市民街に建てられている。


ちなみに魔法大学園は貴族街と市民街の間に存在するが、貴族街に含まれていることは周知の事実であり、これが魔法大学園に通う生徒の多くが貴族出身のものである理由の一つとも言われる。


王都には国民から徴収された税が集まる。そんな王都に来たので、また金の話をしよう。

トランスファーカードによるシステム的な通貨制度は民衆にとって便利であったが、国には税を取ることが難しいという難点があった。

民衆が進んで税を払ってくれれば万事解決であるが、現実はそうはいかない。

法により税を払うことが強制されている現代地球世界の日本において、脱税は後を絶たない。これは基本的には国という制度を用いて助け合うという原初の国の形を失ったことに原因していると(作者は)思う。現代人は国という組織に税を払うことと国が国民に援助などをすることを別に考えているのだ。これはこの世界にも言えることである。


システムによる通貨制度は所得や所持している金がわからなくなってしまう。

ステータスカードの国への提出を義務付ければ出来ないこともないが、これをすれば国から人々は離れて行ってしまうだろう。

所得金額を簡単に偽ることができ、それにより税が減るのであれば、先に述べたように国民は国に税を払わなくなってしまう。


では、この世界で国が成り立ち続けるためどうしたか。


それは所得から税を取るのではなく、住民税や住居税、国民税などを大幅に増税しそれを補ったのだ。

住民税は領地内にいることでかかる税であり、住居税は家を持っている場合、土地に応じて決まる税である。また、国民税は国民証書に掛かる税だ。

これらの税を払わなければ領地から追い出すなり、家を没収するなりすればいい。


かつて日本では、農民が農地から逃げ出すことがあったが、この世界ではそうはならない。なぜなら森や未開地は地球世界より圧倒的に危険だからだ。


冒険者は森などで狩りをしているがなぜ獲物がなくなるなどという話がないのか、それは簡単でモンスターの発生がかなり多いからだ。未開拓地は冒険者に狩られることはないのでモンスターの数が多い上に、肉食のモンスターは食うものもモンスターになり、蠱毒ではないが強くなっていく。(それにしても、この世界の人間の先祖はよく生き延びたと思う。)

そんなところで税も払えない人間は生き延びれないのだ。そして、そこに出ていけるような人間は国内に住んで冒険者として過ごした方が合法だし、稼ぎもずっといい。商人だって森に住んで護衛を常に雇うより税を払った方がずっと安い。


ハガネが持っている証書である【自由民証】は国民税は払うなど多くの義務が免除される代わりに、関所などでは金の支払いを命じられるというものだ。

これは【旅人証】だったという話をしたが、これらの税の変化と共に名前を変え、自由を金より重視するものの証として、【自由民証】となった。

市民街と貴族街の違いには住居税の違いもあり、金銭的にも市民街と貴族街には違いがあります。

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