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氷雪の猫又 〜少女の過ごした100年間〜  作者: 餅月 白
第2章 猫又のサバイバル生活の始まり
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第2章 19 この件はもう解決!さぁ、戦利品(盗み)を貰おう!

………私は、何故…このスキルの存在を忘れてしまっていたのだろうか…。

…悔やんでも、悔やみきれない…。

…そして、道連れの効果が低確率なのに発動して…死にそうになる私も私だ…。

と、自分の馬鹿さ加減に、絶望していたら、レアスライムちゃんが《大丈夫?》と念話で尋ねてくる。

…あー…まぁ、とりあえず…死ななかったから、良かったって事で…レアスライムちゃんのスキルが何故、急に増えたか、何故?治癒魔法のレベルが高いかを教えて貰ったら…この件はもう解決って事で…。


《分カッタ!》


…じゃあ、一つ目に、何で急にスキルが増えたの?…。


《ソレハ、サッキ苦シンデタノヲ、見テ、サッキ貴女ガ言ッテタ、スキルヲ、レベルアップボーナスデ、急イデ、習得シタカラ!》


…マジか…ありがとうね!…。


《ドウイタシマシテ!》


…じゃあラストね!…どうして、治癒魔法のスキルレベルが…高いの?…。


《ソレハネ、スキルポイントヲ、使ッタカラダヨ!》


…スキルポイントを使った?……。


《スキルッテ、スキルポイントヲ、使ッテ、レベルヲ、上ゲル事モ出来ルノ!》


…へぇー…じゃあスキルレベルが高いのって…状態異常を治すために上げたの?…。


《ウン!》


…何か、申し訳ないなぁ…。


《別二良イヨ》


…ありがとうね!本当に…。


《ウン!!》


…さて、この件はもう解決したけど…まだ一つ、気になっていることがある…。

…それは…。

ーーーーーー人間がどんな物を所持しているか、ということ!。

私は、人間の死体に近付いて、恐らく物が入っているであろう腰に掛けてあるバッグのボタンを何とか奮闘して外す。

そして、バッグを開けて、中に何があるかを確認する為に、バッグの中に前足と頭を突っ込む。

…ふむふむ、まず、何かの緑の液体のほんのちょびっとが、底に溜まった便一つ…。

…これは、あれだ…多分傷を治す薬みたいな感じのやつだよね…これ…。

…飲み干したパターンだから、持ってかないでおこう…。

…持ってこうと思っても、私じゃ、持っていけないけどな!…。

…次はーと…って何か四角い機械の箱?みたいなやつが沢山入ってるんだけど…何これ?、触っていいの?…。


《触ッチャ駄目!!!》


…!!?……びっくりしたー…急に、びっくりさせないでよ、レアスライムちゃん…。

…で、何で触っちゃ駄目なの?…これ…。


《ソレ、モンスター捕獲用ノ檻、触ッタリ、ブツカッタリ、当テラレタリシタラ、捕マル》


…おけおけ、じゃあ…凍らせれば、多分、起動しないよね!…。


《エ?》


…んー…でも、…このスペースじゃ、氷刺は、大きすぎるし……。

…でも、いつもより、詰める魔力を少なくすれば…多少なりとも…氷刺も小さくなるんじゃ…?…。

…いけるかも…。

…氷魔法、氷刺…発動!…。

私の目の前で、次々と、いつもより、小さい氷の刺が、機械を凍らせていく。

氷魔法の氷刺を使う際に湧いてくる、頭の中のイメージのパイプを無理矢理縮めていつもより、詰める魔力を減らしているから、その分、何故かは分からないけど、私の負担も大きい。

…うー…流石にもう無理…。

いつもより、小さい氷刺が最後の機械を凍らせたと同時に脱力する。


【スキル

・氷魔法Lv.2

に新魔法、〔氷刺(アイスダガー)〕が追加されました。】

…んんー?……これはまた後ででいいや…それよりも…。

前足を動かして、バッグを漁る。

…檻とあの瓶以外何も入ってないの?このバッグ……って何かの本?…。

…気になる……。

とりあえず、バッグの中には、それ以外、使えるものが無さそうだったから、私は本を前足で、何とか引きずり、バッグから顔を出す。


《オカエリー》


…ただいまー!…っと…。

引きずってきた本から前足を下す。


《何ソレ?》


…戦利品!…。

…うーん…この本…どう開けばいいのかな?…。

引きずっていた本をどうやって開けばいいかと悩んでてきとうに、前足を表紙に載せてみる。

すると。

…え…本が光ってるんだけど…ちょっと待て…これで開くの?…。


《エエッ!?》


光を放つ本はゆっくりと、開かれていった。

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