第2章 16 我、優勢なり!
遅くなってすみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁあ!┏○┓
猫パンチを顔面に叩き込んだお陰で、人間が一瞬怯む。
勿論、私がそんな隙を見逃すはずもなく、ギュッと、爪を立てながら、人間の顔にしがみついた。
当然、人間は、空いてる手の方の肩が凍っていて、もう片方は、剣を握っているから、結果的に、手を使って、私を引き剥がすことは出来ないはず。そう思っていた。
けど。
人間は、肩が凍っているのを気にせずに、無理矢理腕を上げた。
バキバキッと氷が割れる音と共に、肩の肉を1部引き裂いた。
「うっ…」
声にならない悲鳴を抑えて、顔にしがみつく私に手を伸ばす人間。
…肩から血が滲んでる…エグイわ〜…引くわー…三(((((´ω`;)スススー…。
しかし、その手は私に届かなかった。届くはずがなかった。
伸ばした手は、氷刺によって凍らされていた。
私が、私に向けて伸ばされている手や、血が滲んで、肉が引き裂かれているエグイ肩を見ているだけなんて、そんなことする訳が無い。
その間にも、少しずつ、魔力を操作して、氷刺を準備していたのだ。
そして、準備していたその氷刺が今、人間の手を凍らせていた。
私は、すぐに、肉球猫パンチをもう一度叩き込み、人間の顔から、跳んで離れた。
瞬間、
「うあぁぁぁぁぁぁああ!?」
人間が耐えきれない激痛、そして驚きが混じったような声を上げた。
…ふぅ、良かった良かった…あの叫びをすぐ目の前で聞かずに済んで…。
人間は、手を見ながら、絶望したような顔をしている。
「あっ…ああぁぁ…」
そして、絶望の声を上げた。
…この様子じゃ…あとちょっと、だよね!…改めて…この戦いをそろそろ終わりにしよう?…。




