60話 父として
今日の召喚術師の更新はここまで!
気がつけば俺はどっかの病室に寝かせられていた。
病室には亜理子が椅子に座ったまま寝ていた。
あれ?亜理亜は――――そう思ったら、何か布団の中でゴソゴソしていたんだが……亜理亜だよなそりゃ、つかなんで一緒に寝てんの?
「んん?ぱぱ、おはよ」
目が覚めたらしい、目が空いてないけど。
「ああ、おはよう、というかあれからどうしてどうなったんだ?」
何歳かよくわからないが、子供にするべき質問じゃなかった――――
「ありあ、よくわかんない」
「ああ、そうか、悪かった……、おい亜理子、起きろ」
「んー?正吾君?おはよう」
声をかけたらあっさり起きたが、やっぱ親子だな、寝起きがそっくりだ。
あれから神様ぶっ倒れたもんで、この世界の住人は慌てふためいて俺を救急車に乗せたらしい……つかこの世界にもあるのかよ、救急車。
「じゃあ、さっそく桜さん達を呼びましょうか」
「しかし断るんだなーこれが」
「理由は?」
ほう、理由があればいいのか?これは。
「名前が思いつかない、いやその場で適当に決め切れるものじゃないだろう!」
そう、俺の貧相なネーミングセンスの引き出しに残り十五人もの名前はなかった。
「じゃあ、思いついたら呼ぶんだよね?」
「ま、まあそうだな、思いついたらな」
思いつくのか?というかなんでみんな同時に生まれちゃったんだ――――聞けばみんな女の子だという。
亜理亜の時は亜理子と一文字違いって事で決めたが、常にその方法が通じるとは限らない。
んーとりあえず考えては見るか――――と思ったが数分で挫折した。
『ね』とか『こ』とか『か』とか『な』を最後につけた手抜きは思いつくがそれじゃ娘に悪い気がする。
頭を捻りながら唸っている俺を見かねたのか亜理子が俺の肩にそっと手を乗せる。
「別に親の名前から一時取る必要とかないんじゃないかな?そういうことだよね、正吾君が悩んでるのって」
見透かされていた――――それ以前に、え、子供の名前って一文字取らなくてもいいのか?
「親の名前から一文字取ってたら多分、酷いことになるし、そこに拘ってたら名前付ける前にみんな成人しちゃうよ」
ええーそんなに掛けない……だろ?いや待てよ、ガチでそんなことになりそうな気がしてきた。
俺はこの後一時間ぐらい悩んだ、悩んだ結果出た答えが、明日から頑張るだった。
俺って情けない父親だな……いやむしろまだ父親だって自覚がないのかもしれない、だって俺はまだ――――そう他の連中は時間の流れが違う世界で何年も俺より長く生きてしまっている、だけど俺だけだ――――齢十七、そこから一歩も進んではいなかった。
俺は取り残されている、いやそりゃ不老不死であればそんなの関係はない、けどやはりあからさまな、経験不足が目立って仕方ない……俺の今後の課題だな。
とりあえず、俺はフィージュ達を呼んで話し合うことに決め、召喚の準備を始めた。
というか名前考えるのに詰まった、明日も書けるかちょっとわからないんで、ええ、まあ、この話書いてたら亜理子の、別に名前親から取らなくてよくね的な発言が、ふっと出てきたので、なんとかその方向で頑張りたいと思います。




