58話 世界の真相
前回前編とか書いたな、アレは嘘だ。
そして本日の更新一回目……一回目だ、つまり、あと何回かする予定であります。
魔法が使えず、俺を敵と認識したやつらに囲まれてる、今までの中で一番ピンチってやつじゃね?
だとしたら――――
だとしたらだ――――
最高にラッキーじゃん、俺今までこういうのに恵まれなかったんだよな、なんかチートだなんだってなって以来、一人勝ちばっかでさ、いやチートになる前の喧嘩でも負けたことはあんまりないけど。
そして、どうやってこの場を打倒するかを考えていたら、突然地震が発生したわけなんだが。
「な、何!?」
ビビったのかその場に尻餅をつくカレン、この世界って地震とかないのか?
「じ、地震!?」
「ジ、ジシンって何?」
「地震ってのは、こうやって地面が揺れることだぞ」
慌てふためく二人を傍観しながら俺は教えてやったさ、何故俺がこんなにも余裕なのかといえば――――
俺は揺れてないからだ。
理由は……もしかしたら。
「おーい、この魔法無効化するやつ、止めてくんない?」
「な、何言ってるの!どさくさに紛れて逃げるきね!」
「いや、俺だけ揺れてないとなると、この機械がなんらかの原因だと思うんだが」
「え!?本当だなんで!?なんで、彼だけ揺れてないの!?」
「ま、まさかこの地震はお前の仕業か!?」
正義は俺に濡れ衣を着せるのが好きだなー……いや着せられた覚えはないけど、アレだ貶めるのが好きなんだ。
「いやどう考えても、この機械のせいだろう、よく考えたらここ今消えかかってんじゃないのか?」
そう、消えかけえいる、周りの建物とか柱が存在が希薄になって、消えかけていた。
「な、なんなのよ!?」
「まーそりゃ、こうなるよな、この世界って結局作ったの俺だし?俺の魔法を無効化するって事は、この世界の存在自体に影響してくるんだろう?」
このことに気づけたのは、亜理子達との契約が切れかかってるという死活問題に気づいたからだ、早いとこ解除してくれなきゃ、本当に切れちまう。
「な、なんのことよ!?」
「いいから、この機械止めろ、それだけだ」
そう言ってやるとカレンの支持を待たずに勇敢なその部下っぽいのが地面が揺れる中、機械を停止させてくれた。
俺は急ぎ、魔力を開放し、全ての魔法を再び維持した。
契約はどうやら寸のところで切れなかったみたいだ、おかげで契約が強まったといってもいいぐらいだ。
世界の方も、地震は止まり、消えかけた部分も元に戻った。
「正吾……お前は一体?」
正義はどうやら戦う気は失せたらしい、が。
「うるせぇ、黙れ」
俺は気がすまなかったので、正義の顔面に一発入れといた。
つか別に、こいつらに許可取る必要ないじゃん、ここ俺の世界だし、俺が作った子供みたいなもんだろう?
しかも俺との縁が切れそうになると消えかけるって事はだ、この世界の住人がどう言おうと、この世界は俺なしじゃ存在できないって事なんだろうし。
――――という自覚をした時既に俺は神になっていた、理屈とかそんなものなくとも分かる、何がどうなったとかじゃなく、神であるという事実がわかってしまう。
それに俺の周りにいたカレンと正義を除く全ての者が俺にひれ伏していた。
こいつらは、俺を神と認識しているらしい、が正義は亜理子の世界の人間だし、カレンは恐らくあの時俺が連れてきた捨て犬猫の子孫だろう、だから元は亜理子の世界の住人、俺の影響をあまり受けないんだろう、こいつらはいずれ邪魔になるだろうな――――けどここにこいつらの神様が現れたら?
亜理子を呼んだらどうなるか?
俺は、亜理子を召喚することにした、正義がどういう反応するか分からないが、今の亜理子は神としての自覚があるしな、もしかしたらひれ伏して女神様とかいうのかな。
「こい、亜理子!」
俺は亜理子を呼んだ――――んだが……亜理子は来た、来たには来たんだけど、なんか知らない幼女を抱っこして連れてる。
呼んだ覚えもない幼女だ、月子や鹿子ではないし、二人よりももっと幼い。
亜理子が幼女を下ろした、そして幼女は俺に向かって走ってくる。
「パパ~」
ぱ、パパ!?俺のこの時の驚愕で世界が少し揺れた。




