51話 デートしてもらえなかったから世界を作ってみた。
本日一回目の更新
ここまでの正吾の軌跡。
高校生→召喚術師→奴隷→勇者→世界の支配者→???今ここ。
「デートしよう」
俺はそう言ったんだ。
なのに……
みんな口を揃えたかのように拒否してくる。
何がいけないのか、みんな頑なに拒んでくる、嫌われたのか?と言えばそうではない。
きっと全員で――――という部分なんだろう、と思って一人だけ誘おうとしたんだが、みんな他の奴に悪いって言うんだ。
どうしろってんだよ、俺は途方にくれた、この状態誰にも相談できない。
健全な日本男児ならハーレムだとか、複数人とか言ったらまあ贅沢な話っていうか……。
そうなんだよなーハーレムって異世界だから良かったもののこっちでハーレムってなんだよ。
いっそ、また異世界に行くかなー、そういや鹿子たちを倒した勇者っていうのも興味あるから今度行く約束をしたが。
しかし異世界か……異空間を広くしたら異世界にならねぇかな?
俺はとりあえず、広い異空間を作る、それをどんどん膨張させる……結構行けるんじゃね?
星とか、宇宙とかそんなのをイメージしながらかき混ぜる。
中心には太陽を設置して……なんかいい感じの太陽系っぽいイメージがどんどん膨らんでいく。
俺はそのまま気を失った。
だよなーそりゃ世界を作ろうとしたら魔力どんだけ必要なのかっていうことだよ、いくら勇者の膨大な魔力を持っていると言っても世界、いや宇宙を一つ生み出すってちょっと無謀だったな、まあ太陽系っぽい何かができてしまっているがぼちぼちやっていこう。
それから俺は一ヶ月ぐらいその作業に没頭した、みんなには内緒にしている、並行してデートにも誘っているのだが中々誘いを受けて貰えずにいた。
「結構デカくなったな、地球っぽい惑星もできたし、空気もある、なんか生命反応もあるしな、ちょっと見に行くか……一人で」
何かあったらとも思ったが、チートな俺が作ったばかりの世界程度に負けるはずがないぜ!と思ったので誰にも告げずに行った。
「ここか、まあ空気は美味しいかな、まあ味なんてわからんが澄んだ空気ってやつがおいしい空気ってことなんだろうし」
まあ色合いさえ気にしなければ十分住める環境だと思う、海が黄色かったり、紫色の木々に真っ赤な大地。
何より太陽の色が青い。
異世界ってのは異なる世界だから異世界なんだよな、色々異なっているが作っちまったもんは仕方がない。
さて名前付けるか、やっぱなんか付けとかないとダメだろうし。
「タラヤクカ、タラヤクカにしよう!特に意味はない!」
本当に意味はない、適当に思いつたから、マジで由来も何もない。
そして生命反応があったと言ったが、微生物だった、もっとなんか居てもいいと思うんだけどな。
仕方がないので、地球上の魚を海の中に何匹か召喚してみた。
生きてはいけるようで元気に泳いでいる……この時俺はいい感じに増えれば、釣りぐらいできるだろうと安易な考えをしていた。
そして俺は、花や野菜の種を陸上にばら撒いたのさ、それも適当に、自生して増えればいいぐらいの感覚でだ。
種はホームセンターなどに売ってある市販のものを適当にだ、収穫とかは考えずに、色とりどりの植物が育てばいいと思っていた。
最後に、近所にいる、野良犬や野良猫、カラスなどを放ってみた、それこそ何も考えずにだ。
最近、野良犬によって子供が怪我をする事件がよく起こっていたと聞いてたし、その他野生動物によっていろんな被害があったというので、こっちに連れてきてしまったんだ、こっちには人間はいないしな、しばらく置いていても問題はないだろう、俺は軽い気持ちでやってしまった。
この時もう少し後のことを考えていれば、あんなことにはならなかっただろうに、そうして俺はこの世界を三ヶ月も放置してしまうのであった、こちらの一年は元の世界の一分間であるということを忘れて。
最近一身上の都合で更新が遅れますが、なんとか一日最低一回はしますのでよろしくお願いします。




