50話 新しい我が家と新しい家族
記念すべき50話めです。
とりあえずアイアンクローをしてやることにした。
幽霊にあったらまずはこれだな。
「イタタ……痛いって痛い、ごめ、ごめんなさぁい、許して、ギブギブ」
幽霊は泣いて謝ってきた、なんだろうこのワンパターン。
幽霊少女は俺にギブといいながら叩こうとするが生憎俺が触れられているのはこの手袋のおかげであり、俺自体では触れることもできないため、虚しくもすり抜ける。
流石に可哀想になってきたので放してやると、泣きながら土下座してきた、なんか罪悪感を感じるんだが、悪いのはこいつだよな?
「ごめんなさい、つい出来心だったんです、許してください、なんでもしますから……」
なんかすげー必死だった、まあ仕方ないので俺は少女の頭に手を置く、少女は「ひっ」などと言いながらビクリとした、またアイアンクローをされると思ったのだろうか。
「謝れるんならそれはそれで許すが、そうだな、お前はレイカだな、んじゃ契約」
問答無用で契約してやった、契約特典で『死者疎通』死人と会話できる力らしい――――じゃあ今までの会話はなんだったのか?
色々おかしなところがあるが、それはこの世界の神様に文句を言わねばならないことだろう。
まあ今はそれどころじゃないしな。
「でさ、あのアンデットどもにもうここに住み着くなって命令してくれないか?お前がここのボスなんだろう?」
「え?彼らはご主人様が全て消滅させたはずですが」
ご主人様――――新しい響きだな、そういえばそんな呼ばれ方された記憶がない。
つか、さっきので全部かよ、手応えがないな。
まあ住居は確保できたわけだ、さてみんなを呼ぶか、引越しなんて俺の召喚魔法を駆使すれば一瞬で終わるしな。
と、そこへレイナとレイカがやってきた。
二人してさっきより、なんか薄くなっている。
「ありがとーますたー」
「ありがとうです、ご主人様」
二人して頬にキスしてきた、そして――――消えたのだ、成仏したのか?全くせっかく契約したっていうのに……まあ契約特典は契約が切れても無くならないので問題はないが。
それから、俺はフィージュ達、亜理子達を任意召喚した、まあこれは相手が拒否れば召喚されないタイプの魔法だ。
みんな来てくれた、全くこっちは大変だったというのに、俺達は今、屋敷の玄関前にいる。
「ここが俺たちの新しい家だ」
「おお、なかなかでっかいですねーマスター」
鹿子は大はしゃぎだ、ちなみに学校では先輩と言うくせに、外ではマスター呼びだ。
「ふむ、なかなかじゃな、中も期待できるか?」
フィージュも気に入ったようだ、まあ中はアンデット倒したりしたので少し汚れたままかもしれない。
俺は玄関の戸を開いた――――。
「おかえりなさいませ、ご主人様」
二人のメイドが出迎えてくれた訳だが――――なぜレイナとレイカが?つかなんか肉体があるぞ?
そこで俺の頭には図式が思い浮かぶ。
俺と契約する=契約伝播で『不老不死』を得る、死んでた遺体に魂が戻る、そして肉体は復活する?
そういうことなのか?こいつら生き返ったということらしい。
いや、俺にも何がなんだかよくわからん。
しかし――――俺はその場に残されて閉め出されてしまった。
どうやらみんなは、二人に事情聴取をするらしい、中で騒いでいる。
また家族が増えるんだ、色々聞きたいこともあるんだろう。
俺は何故いつもハブられているのかを考えないように現実からただ逃避するために空を見上げたのであった。あ、一番星だ。
あ、今日の更新三回目ですね。
今日はもう更新はしませんが、また明日からは、ここまで読んでくださった方々へ感謝を込めて大量に更新させていただきますね。
まあ神拉致シリーズの他の話を更新する場合もありますが。
それと、出来れば文章評価とかストーリー評価などしていただければなーと思います、また、ご意見、ご感想も待っています。
今後とも、召喚術師の喧嘩殺法をよろしくお願いします。




