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旧:召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
召喚術師と転生者や帰ってきた勇者などによる日常
46/70

45話 再会、そして天国か地獄か。

主人公もたまには痛い目に合えばいい、そう思いました。

 神殿に到着すると、分身フィレスは門番のところに飛んでいき――――消えた。

 すると、物凄い形相の門番二人が、道を塞ぎやがった。


 これは……喧嘩を売られている?

 俺は亜理子を庇う様に後ろに下がらせ――――めんどくさかったので、転移して門番たちの間に立つと両手で顔面を同時に穿った。

 この音は――――鼻の骨が折れた音だ!

 二人は鼻血を吹き出し倒れた。


 そしてそのまま空間を圧縮し、神殿の扉を破壊した。

 俺は再び亜理子の手を引き歩き出し――――中に入る前に突き飛ばされた。

 俺の上には亜理子と誰かが乗っている……桜だ、どうやらさっきのは桜に突き飛ばされたらしい。


「会いたかった!」


 思いっきり抱きしめられる俺――――を亜理子と取り合いし始める桜、感動の再会もないもない。

 痛い痛い痛い!!

 物凄い痛い、これは俺だけの感覚じゃない、いや俺の感覚だが――――他の六人も同じような目にあっているらしい。

 少し意識をそちらへと向けてみよう。


 っこちら花子班……やばい、蔦が、蔦に絡め取られその俺を枕に、花子と縁音が添い寝をしてやがる――――寝ることが好きな二人はすぐさまに意気投合した。

 ――――意識が遠くなるぜ、おやすみみんな……


 花子神殿の俺は撃沈したか……俺は白雪班、白雪は俺と再会すると同時に一発いいパンチをくれやがった、そしたら衣良が激怒、今二人で殴り合いを始めた。

 まあ恐らくは「お前いいパンチしてるな……」「へへ、おまえもな」という感じの結果しか見えてこないが、俺は一度あれを止めようとして二人の全力の拳に挟まれた、俺ももう意識を失う――――皆の健闘を祈る。


 こちら……紅理班、すまない俺はもう死ぬかも知れない――――いや不老不死だから後で生き返るんだろうけど……いまヤンデレ二人に刺されたところだ。

「マスターその子誰!?ねぇ、誰なの?」とか言いながら爪装備で腹部をブスリ、その背後から希林が「愛されてますね、妬ましい」とか言いながらどこから持ち出したのか包丁でさっくりと……。


 チッ紅理班はやられたか、こちら白鳴班、こっちも似たようなものだ、いま巨大な熊と巨大なグリフォンが俺の体を取り合っている――――そして二人は、仲良くお茶をしている、何故だ。


 そうかつまりこの俺、フィージュ班が勝ち組か!愛良とフィージュの胸比べとして顔を両側から挟まれている――――やばい窒息しそ――――。


 どいつもこいつも全然ダメじゃねぇか!だらしねぇ、つっても月子班も微妙なんだかな、なんつーか親戚の子供のお守りしてる感じ?

 まあ月子と鹿子が喧嘩せずに仲がいいのは驚きだぜ……つっても俺を左右から引っ張り合いしてるのがそろそろ限界だ、千切れる。


 俺は――――分身を解放した、状況はどうでもいいが、はっきり言ってダメージは共有する、そして蓄積されるんだ。

 堪ったもんじゃないぜ。


 桜と亜理子に抱きつかれた状態から転移で抜け出し、そのまま全員を召喚したら――――地獄絵図の完成だった。


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