35話 恐怖!緑色のピーマン!
緑色のピーマン、それってただのピーマンでは?
それと、句読点について苦情が前から来てたのですが、今日の夕方に一応修正しました。見落としがあればご一報ください。
魔王城につくと――――いやなんだアレ……
そこには気色の悪い緑色のオブジェと化した元魔王城があった。
「月子、ちょっと来い」
俺は月子を召喚した。
「どうしたマスター?――――ナニアレ」
月子は驚愕のあまりか固まってしまった。
――――十分後、ようやく月子は正気を取り戻した。
「マスター、アレ、破壊しといて、じゃ、私異空間で待ってるね」
そう言いながら異空間に引っ込んで行った。
壊していいのかよ、お前の城……まあもはや原型はない、ただ場所というか位置的にそうだというしかなかった訳だが。
俺は右拳を握り締め腕を突き出して、イメージする。
拳と腕、そのイメージをどんどん肥大化させ――――切り取った。
最近考えた、俺の必殺技――――
「天地!鉄拳!ガイアフィストォ!」
元魔王城の上空千メートルの位置に巨大なゲートを開き、そこへ先ほど拳型に切り取った、大地を召喚した。
地上までは自由落下、その圧倒的なまでの質量に城どころか、城下町すら叩き潰される。
――――生きてんのかこれ、そう思った矢先に、なんかこっちに飛んできた。
ピーマン王だった、なんの比喩でもない、本当にピーマン頭の魔人的なのがこっちに向かって来ていた。
「ゲート・オープン、魔王の元へ、ゴー」
とりあえず月子がいる異空間の入口を俺とピーマンの中間に開けた。
ピーマンはそのまま突っ込んでいった。
――――とりあえず俺も様子見に行ってくるか。
「来たな――――いやおまえ誰だ」
月子はピーマンにらみ合いになっていた。
「クックック久しぶりですね魔王様、いえ、元魔王!我こそは現魔王、ピーマンである!」
「ピーマン?なんだおまえ改名したのか?」
呆れてモノも言えない感じだな。
ちなみにこのピーマンと月子の因縁をさらっと語っておくと。
ピーマン嫌いの月子が魔族にピーマン禁止令を出したところ家臣であったピーマン好きの某が反発、クビにしたら、ピーマン引き連れて復讐しに来た。
というのがあの時俺が見た物の真実だった。
実に下らん話だろ、たかがピーマンで、しかも月子はウチに来てからピーマンを克服した。
今のピーマンに勝ち目はない。
「クックック、どうやら、ピーマンを見る程度には克服しているようですが、味はどうでしょうね?生で食せますか?」
いや生で食うもんじゃないだろう。
「はっ――――笑わせるな、ピーマンなど口に入れなければ恐るるに足りん」
それは確かに、嫌なら食わなきゃいい。
「いけませんねぇ、そんなんじゃいつまでも子供のままですよ?」
いやピーマン関係ないだろう、不老不死なんだし。
「そうか、ならば見せてやろう!私は幼女を辞めるぞーピーマン!」
なんかネタっぽい発言をする月子は周囲から魔力を吸い上げ始めた。
体がどんどん成長する――――のだが印象としては風船が膨らんでいる感じか。
服は、ゴムのように伸縮するのか、大きさは変わりはしないものの破けたりはしないはずだ。
ぴっちりというかむっちり……半端ない色気を放つ魔性の女的な姿になった月子。
「さあ、貴様はみじん切りだ!」
――――宣言と同時にみじん切りになってピーマンは死んだ。
何やったんだこいつ……あ、なんか風船みたいに空気が抜けて元の幼女に戻った。
「マスター、好きだ、私の婿になれ」
「えー、今までで一番訳がわからねぇよ、好きだっていうのは嬉しいけど、もう少しなんかタイミングがあったんじゃないか?」
因縁の相手を瞬殺して告白ってなんなんだよ。
いや――――他の連中も大して変わらないよな。
「マスターはハーレムを作るんだろう?なら私も入れてくれ」
ハーレムを作るとかいう野望はなかったはず、まあハーレムは男のロマンと小学生の時に言ってた記憶はあったが。
「まあいいけどな、ハーレムっていうか仲間じゃないか俺ら」
「なんでも仲間で済ませればいいというものではないと思うよマスター……」
そして月子はピーマン刻んだ素手が臭うというので先に『我が家』へと戻って風呂に入るそうだ。
俺はこれで全員の告白を聞いた、そして俺は全てを受け入れるつもりだ、まあ亜理子がハーレム拒否ったら修羅場にしかならないけど。
さて、ラスボス倒しに行きますか、ああでも王城ってレクスの店引き抜いた時に崩れたんじゃね?
とりあえず、行くだけ行くけど。
次回召喚術師VS世界王




