34話 それぞれの戦い、紅白ずきんズの場合
一部キャラクターの名称が変わります。
さて、桜を先行させ後回しにしていた為か、赤ずきんのところに行ったらもう終わりそうだった。
赤ずきんは「争乱武士」を歌っていた。
シグルズは満身創痍――――というかこれは、赤ずきん早速白雪の契約特典使いやがったな、俺が思いついたコンボを。
それで動きが遅くなったシグルズを現在進行形で蹂躙している。
肉を裂き、骨を砕き、血を浴びて歌い踊る、まさに狂気のアイドル――――
俺がここにやってきたことに気づいてすら居ないんだが。
あ、今シグルズの首を刎ねて、ああ俺に気づいたのか、尻尾を振ってこっちに走ってくる……ちょっと怖いんだが。
もう服が血で一体化してるんだよね、いやこれ真面目に融合してんな……血染め頭巾恐るべし、赤ずきんが着ていた服を吸収して大きくなった?らしい。
真っ赤なフード付きワンピース?とも言うべきものか、そんな服に身を包んでいた。
ちなみに尻尾用の穴などない、赤ずきんが尻尾を振るたびに裾がめくれて、パンツが見える、つか丈が短すぎるだろ。
もう赤ずきんとは呼べないなー、フードも被らず、狼耳がピョコンと立っている、なんか褒めて褒めてーみたいな顔してるから撫でてやった。
「んふふー」
嬉しそうだ。
「んじゃ契約更新!今日からお前は紅理だ」
まあずきんズはなんか名前っぽくねぇって前から思っていた、自分でつけたけど、あの頃はどうかしてたんだよ。
「アカリ?――――うん、私アカリ!」
尻尾をブンブン振る……なよ、めくれるぞ、それになんか微妙に片言なんだ?
「マスター、ダーイ好き」
キスされた頬にだが――――そんなことより押し倒された。
ここに来てまさか、狼の血が?
そんなことなかった、ただの発情期だな、とりあえず俺は逃げるようにして白ずきんの元へ転移した。
ある日――――とあの歌が聞こえる、が既に終わっていたらしい、ボロ雑巾のようになった狩人だったものが落ちていた。
白ずきんは歌い続ける。
っていうかなんでこいつこんなに真っ白なんですかね?
周囲がスプラッター的な状態になってんだが、あいつだけ血の一滴すら付いてない、どんな戦い方をすれば……
そのぐらい、驚きの白さだ。
「――――あら、マスター、早かったですね?」
俺に気づいたのか駆け寄ってくる、がこいつも怖いぞ、なんか得体の知れない感じが。
「月子除けばお前が最後だけどな」
「そう、ですか、ならみんなはもう済ませたのですね」
そういう白ずきんの背後には――――熊の幽霊が立っていた。
「えーと、白ずきん、お前の後ろのはなんだ?」
「これですか?これは私の精霊な部分です、こうやって具現化して使役できるようになったんですよ?」
へぇ――――
「それでですね、私も言っちゃいますね、マスターのこと大好きです、結婚してください」
結婚?――――それはまだ早くないですかね?
「ああいや、うん結婚はまだ早くないかな――――」
「……ダメなんですか?」
「いや、ダメじゃないぞ、でもな、ほらみんなと相談しないと」
いやしたくないわけじゃないけど、他のみんなもいるしな、それに――――こうなったら亜理子にも話さないとな……泣かれるかな。
「そう、ですか、すみませんそうですよね、みんな家族ですもんね」
白ずきんは基本聞き分けがいい、やはり紅理だけじゃなく白ずきんにも名前をやろう。
「赤ずきんの名前を変えたんだけど、やっぱお前もずきん呼びじゃ悪いし、お前のも契約更新だ、――――白鳴」
「シロナ、はいありがとうございます、ちなみに赤ちゃんは?」
赤ちゃんとは赤ずきん――――紅理のことだ。
「あーあいつは紅理って名前にしたんだが、なんか発情期?みたいになったか異空間に置いてきた」
「まあ……では私、紅ちゃんのところに行ってみたいと思います」
まあ二人は仲がいいからどうにかなるだろう。
「分かった、行ってきてくれ、転送!」
白鳴をあっちの異空間に送り込む。
さて残るは月子だけだな、俺は早速、魔王城へと転移した。
どうも、今の現状言いますとなんかいいペースな気がします。
このサイトのランキングで日間2位とか週間16位、月間90位ぐらいですね。
ユニークは二日遅れで分かるものなので今見たら一万人超えてました。
さて文字数の方ですが、今日中に六万字になるんじゃないかと思います。
まあこの後の流れをネタバレのない程度に
次回、魔王対決、月子の思い、世界王との対決などなどですかね、これで第一部的なものだと考えてます。
二部三部と増えていく予定なので今後共よろしくお願いします。
追記、さっき見たら日間ランキング一位になってた。




