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旧:召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
反撃開始!滅べ、フィレスカッツェドゥーン!
27/70

26話 宣戦布告

 謀られた――――

 そう気づいたのは翌日の朝、俺は空間を切り離して、安心しきっていた。

 そう敵は女神を手に入れたんだ、俺に力を与えた張本人を。

 また全裸で俺の布団に潜り込んでいる、総勢七名。

 俺も脱がされていた、――――俺は涙を拭って服を片手に部屋を転移で飛び出した。


 そんな茶番ばかりやってはいられないのだが――――


 さて、気持ちを切り替えて、俺は宣戦布告をすることにした、喧嘩は売らないと始まらないもんな、奇襲とかしたってつまらんし。


 ゲート・ヴェルダンディ(命名:月子)現在を映すゲート魔法だ、これを空間掌握――――、この世界のすべての空に俺の姿を投影する。


「あーあーテステス」


 今の声で地上の連中が何事かと空を見上げている、もちろんそこには、巨大なジャージ姿の俺がいるわけだが。


「あー全世界の者に次ぐ、俺、今からお前らに喧嘩売るから、買え、特に世界王とその巫女はマジでボコすから覚悟しとけ、以上」


 空に写した俺を消し、ゲート・ヴェルダンディアイ(命名:月子)を使い全世界の様子をリアルタイムで観察する。

 まあ一般市民とか俺を知らない奴は、不吉なことが起こると、騒ぐか、馬鹿馬鹿しいと、無視するかのどちらかだったが。


 この宣戦布告に反応した奴は五人居た。

 一人目はレクス、まああいつに喧嘩売るつもりはないが、どうやら巻き込まれないようにと避難するつもりらしい。

 後でここに召喚よんでやるか。

 二人目は絶賛洗脳中であるはずの委員長様、他のボンクラはもはや操り人形みたいになっていて気迫が全くない。

 委員長様だけ、ポツリと俺の名前を呼んでいる、流石委員長様だな、他と出来が違う、委員長様だけはなんとしても解放してやろう。

 三、四人目は当人である世界王と巫女だ、なんか慌ただしく指示を出している、委員長様達召喚勇者や、五大英雄に命令している。

 五大英雄、こいつらだけは俺は相手をしない、フィージュ達に任せることにしている。

 そして五人目、現魔王……名前なんだっけ?

 とりあえずこいつは月子が殺るって話だし、こいつも無視。


 さて、俺もそろそろ準備しなきゃなー、まあ最初にレクスの奴を召喚しとこうかな、いや空間ごと切り取ってこよう。

 俺は、レクスの店を空間ごと切り取ってこの異空間に召喚した、結構規模の大きいことをやったが、一ヶ月の修行の成果か、魔力はまだまだ十分ある。


 まあ、レクスの店をあのままここに立てるとなると結構な広さが必要になるので、外観だけは縮小しておいた、約コンビニ一店舗分の大きさにしてある、中はあの広さのままだが。


 レクスが店から出てくる、切り取ったとき結構揺れたはずだからな。


「ここは一体……あ、ショーゴさん!これは一体どういうことですか!」


 レクスにしては珍しく怒っていた、まあ無断で拉致ったんだし仕方ないか。


「あーいやここな、すげー安全な俺の隠れ家でな、お前がさっきの俺の宣言聞いて、慌てて逃げようとしてたから、空間ごと切り離してここに繋いでみた」


 上手く説明できていないのか、レクスは呆然としていた。


「まあ、ここは安全だから、喧嘩が終わるまでここにいろよ、何、喧嘩が終われば元の場所、じゃなくても好きな場所に送ってやるからよ」


 ちなみに元の場所は、レクスの店がなくなったため、上の地面が崩れて埋もれてしまった、まあ王城はもちろん崩れ去ったさ。

 幸い委員長様達は俺討伐に向けて、なんか魔族の支配地域を目指している、あれを先に止めに行かなきゃならんようだ。

 下手をすれば魔族VS召喚勇者組になってしまうからな。


 レクスはようやく状況を飲み込めたようで、しばらく厄介になりますと告げて、家にフィージュ達がいると言うと挨拶しに行った、全く律儀なやつだ。


 ――――さて、俺の本気の喧嘩の始まりだ!

次回更新は明日になります。

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