24話 一ヶ月ほど修行してました。
今後の為に準備中?
俺がこの世界に来てから手に入れた力の数々。
勇者の力、肉体強化とかこの世界の知識とか。
召喚術、空間、時間を統べ、万物を操るとかなんとか。
仲間、竜に吸血鬼に狼、熊と植物、いろんな属性持ちだ。
そして元魔王と不老不死。
俺は一体これからどうするんだよ。
――――幼女を仲間に加えてから一ヶ月が経っていた、早いものだな、今まで一日がなげぇとか思ってたのに、いざ永遠の命ってのが手に入ったら、一日がものすごく早い。
この一ヶ月、やったことといえば、全部異空間で修練を行ったぐらいか。
白雪から気功法なる肉体強化を伝授された、なんでも人の体には気というものがあるとかでそれをコントロールすることで、鋼をも貫く拳を得るだとかそういう、技を。
でもまあ、なんか意識せずに使えるようになったからきっと勇者の肉体強化ってのは元々これのことだったんじゃなかろうか、大して凄くなった気がしない、白雪には悪いけどな。
フィージュからは竜滅拳と言われる拳法を習った、まあ所謂素手でドラゴンを倒す技だとかで、俺が素手で戦うのを好むと言ったら教えてくれた。
でも俺、フィージュ以外に竜関係って見たことないんだが、どこに住んでるんだ?
そんで花子はというと、家庭菜園なんか作ってた、なんか俺との愛の結晶だとか言ってたのは、俺が俺の世界から買ってきた植物の種を自分の魔力で育てたからだとか。
決して、あの夜だけでどうこうなった訳じゃないとのこと。
なんか育てた野菜や花と会話してる……というか俺も何故かその会話が理解できた。
紅白ずきんズはというと、俺と一緒に白雪から気功法を学び、自分たちで戦う力を身につけていた、月子も二人に戦歌という、戦いの際に己を鼓舞して奮い立たせる、
歌の歌い方を伝授していた。
紅白ずきんズは俺に何かいい歌はないかというので、俺の知っている替え歌を教えてやることにした。
「マスター、替え歌ってなんですか?」
この世界に替え歌という文化はないらしい。
「替え歌ってのは元々ある歌の歌詞を少し替えてそのままの曲に合わせて歌うことだ」
俺はまず、赤ずきんに「ソーラン節」の替え歌で「争乱武士」という凶悪な、フレーズを連呼するだけの歌を教えてやった。
殺ーれぇ、争乱、騒乱と大声で連呼する赤ずきんには狂気を感じた、なお武器は俺が与えた、勇者装備で爪の形の武器で、それを振り回し乱舞する戦い方だ、戦歌って乱舞れる。
なんかアイドルみたいだな。
ちなみに白ずきんも同じ装備だ、赤ずきんのは細く鋭く鋭利なのに大して、白ずきんのはベアクローと呼ばれる熊の手を素材にした武器だ、しかもなんと白ずきんの親父さんの手だという。
偶然か、運命か、どっちでもいいが、白ずきんに教える替え歌はやはり、「もりのくまさん」の替え歌しかあるまい。
ある日、森の中、熊さんに出会った。腹裂く、森の道ー熊さんに食われーた。こちらも乱舞してるが、なんか神聖なんだよな、白いからか。
というか微かにだが白ずきんの背後から熊のオーラを感じる――――というか見える。
まあそんなこんなをさらに一週間ほどしていたある日、女神さまから夢でお告げがあった。
「自分たちばかり楽しそう、私も入れなさい」
と――――いじけた声でちょっとふくれっ面している、なんだよ、これ以上人数増えると流石に狭いんだがウチじゃ。
まあ狭いというか、みんな夜になると勝手に俺の部屋に来るからな。
「なら改築してあげますから入れなさい」
いやそれはまた話が違う、と何度も断っては見たが。
あまりにもしつこいので、承諾したら、召喚の指輪(女神)を渡してきた。
他の召喚の指輪と違い、金のリングに桜色の宝石が付いていた。
「では、必ず呼ぶのですよ?」
そう言って、消えていった。なんだったんだ、全く、とりあえず俺は、起きてからみんなと相談して決めることにした。
ちょっと、短くなりました。
今日の更新は後は午後からですね。




