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旧:召喚術師の喧嘩殺法  作者: 噛み付き熊さん
異世界来たけど自由時間
12/70

11話 擬似ハーレム結成

ハーレムとは名ばかりで別にまだ主人公にベタ惚れしているわけでもないのであしからず。

 ハーレム、それは男の子の夢である。


 ハーレム、それは王者の証、百獣の王とかそんな感じ。


 いや別に俺はどうでもいいんだが、まあハーレム的なのを作っとくとのは王道だよな?

 つかアニメやらのハーレムの定義って動物よりの意味合いだよな。

 一匹のオスに数匹のメスがくっついている群れであり、子供がオスで大人になると群れから追い出されるアレ。

 ライオンとか有名だよな、つかライオンしか知らねぇんだが、ハーレムアニマル。

 そんなことはどうでもいい、とりあえず、俺は十七番、十九番、二十二番、二十三番、百番を買うことにした。

 ちなみに、番号の数字が多いほど古い、というか売れ残りであるらしい。


「つーわけで、俺が今からお前らのご主人な訳だが、奴隷解放に当たり、当然逃亡される恐れもあるので、今から契約の儀を執り行いたいと思う。」


 ギルドメンバーにするには、奴隷をやめさせなければならない、だがその場合、彼女らは自由になってしまい、俺に従う理由がなくなってしまう。

 だから、契約によって俺から逃げられないようにする。


 要するに、召喚獣契約と呼ばれるものだ、これには絶対服従条件があるのだが、今はまだ奴隷の身分である彼女らはこの条件をスルーできるらしいので今のうちにやっておく。


「早速首輪、というわけか、気の早い男じゃのう。」


 今のは百番、年齢を重ねたことにより色素が抜けた白髪に、ギラギラと輝くような金色の瞳、その年齢を重ねたという割に、実際のところ見た目が二十代ぐらいの美女は喋り方が完全にバ――――年寄りっぽい。

 あぶねぇ、なんかb――――と考えただけで睨まれたぞ。

 彼女は竜の混血だとかで不老不死云々、まあ珍しくもないらしい……というか十七番、十九番、百番は不老不死らしい。

 まあ三人とも見た目二十歳そこそこの姿で出るとこは出て引っ込むべきところは引っ込んでいる、まあ俗に言う理想的な肉体美? のようだ。


「んで、名づけと同時に契約を結ぶんだっけか? めんどいな、何がって言えば命名とかさ、まさか自分の子供とかの前に名づけをやるなんて一般男子は想定していないぜ。」


「別に、あだ名程度でもいいんだ、奴隷じゃなくなれば元の名前も名乗れるのだから」


 そんなこと言ってもいいのかな、十七番……酷いあだ名にしてやろう。


「んじゃ、お前、あずき、しらたま、しるこ、ぜんざい……どれがいい?」


 俺のこいつに対する第一印象な。


「はぁぁぁあ!? それ全部食べ物じゃないか! そんな適当な……ぐっ、あだ名で良いといったのが仇となったか」


「あだ名だけにな」


 自分で言ったのに何か顔真っ赤にしてらっしゃる、大丈夫か? こんな奴で。


「じゃあ……しらたまで」


「そっかじゃあ、お前、白雪(しらゆき)な、はい契約っと」


「へ?」


 そういうと十七番――――白雪の頭に手を乗せ、額に肉……ではなく、六芒星?あんな感じの印を刻む、と言っても別に刺青とかじゃなく、魔法によるもので普段は見えないんだとか。

 契約が終わると――――奴隷契約書とやらが勝手に燃えてなくなった。

 後で店主(レクス)に聞いた話だが、魔法的効力が今の儀式で切れたらしい、本来はもっと高度な手続き儀式ではきするらしいのだが。

 そんなわけで正式に奴隷ではなくなった白雪の一言。


「ばっかじゃないの!? 白雪ってなによ、しらたまじゃないかったの!?」


「いやまあ俺の故郷(くに)にある童話じゃ、お前の見た目だと白雪が一番合うなーって思っただけだ。それにしら、までは同じだろう?」


 何が問題あるのか、まだ怒ってらっしゃる白雪さんは、見ていて可愛いと思う。


「小僧、今のは次やったらその首、儂が刎ねるからな……伝えた名と違う名前で契約を結ぶのは御法度じゃ、何よりこちら側に相当な負担となる、我々が不死のものでなければ、確実に死に至る事じゃ」


 なんだと……今のはそんな危険なことだったのか、そりゃすまないことをしたな、俺は白雪さんに全力土下座をして謝ったら許してもらえた。


「次はちゃんとする……まあ、あだ名でだが」


「んじゃ、次、お前は、赤ずきん、な」


 赤ずきん――――童話ハーレムでも作るつもりか、と言われるかもしれないが、これは見たまんま赤ずきんを被っている二十二番が悪いと思う。


「あ、赤ずきんって、私、ですか?」


 見た感じ少女って感じのメルヘンチックな容姿の赤ずきん、まあ幼児体型だな。ちなみに俺にそんな趣味はない。


「お前以外に誰がいる? じゃ、契約なー」


 さっきと同じ要領でさくっとやる。――――ふえぇぇ!?とか言ってる、まあ可愛いって言えるのか?


「んで、赤ずきんはさ、その頭巾の下に何隠してるんだ?」


 契約を終え何か床に座り込んで、息を切らしている赤ずきんに問いかけてみる、明らかに、不自然に、赤ずきんの頭部には二つふくらみがあった、獣耳的な。


「え、えぇぇと……はい。」


 赤ずきんが頭巾脱いだぁぁあああ! 駄目じゃないか! それじゃ個性がなくな――――らなかった、そこには立派な獣耳がある、獣人ってやつか?

 見た目は少女なんだが、まあ耳と――――尻尾まで出てきたぞ。


「犬か?」


「ち、ちがいます、狼です、私、の父さんは狼男で、母さんはドワーフなのです」


 なんだその組み合わせ、百番あたりが「ほぅ」とか唸っているが。


「凄いじゃないか、つまり君が噂のドワーウルフか」


「ドワーウルフ? ドワーウルフってなんだよ白雪」


 ドワーウルフなんてもん聞いたことがないぞ。

 ――――ドワーウルフ、ドワーフとワーウルフを組み合わせた造語、高い知性と戦闘力を兼ね備え、ドワーフに伝わる鍛冶技術を持ち自信をひたすら強化できる武人の種族……らしい。

 基本的にドワーフ並みの背の低さ、そして狼男の血が混ざることによってかは謎らしいが、皆美男美女なんだとか。


 なんかドワーウルフ発覚してから、みんなで赤ずきんを取り囲み根掘り葉掘り……両親の馴れ初めとか聞いてやがるから、その場で一次、儀式を中断せざる負えなかった。

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