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私立獣耳学園  作者: 御門屋運命
第02話「海へ、獣耳学園」
9/80

朝礼

 ~ 朝礼『海へ、獣耳学園』 ~


 夏。

 それは何もしなくても暑い季節。

 まぁ、時期的な天候であるから仕方が無い。

 我慢しよう。

 夏。

 それは生物が活発に行動する季節。

 まぁまぁ、暑いと言う事は気温が高い、すなわち熱が高い、熱というのはエネルギーなのであるからして、エネルギー過剰となった生物が動き回るのは仕方が無い。

 これも我慢しよう。

 夏。

 一般社会的に見れば、四季の移り変わりなどその程度の意味しか持たないものである。

 だが…。

 学校と言う閉鎖された社会においてはその四季の移り変わり、特に夏というのは大きな意味を持つ季節だった。

 ただでさえそのエネルギーを持て余している若者達が集うその空間に、その季節というものが加わった場合。

 果たしてどのような状況になるのだろうか。

 さぞかし各種イベント盛りだくさんな状況となる事は火を見るより明らか。

 特に、多種族複合学園などという奇天烈極まりない学校の場合は、特筆してそうだと言える。

 そして、それが波乱を含む事も確実に言える事だろう。


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