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私立獣耳学園  作者: 御門屋運命
第04話「華咲け、獣耳学園」
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二時限目『神の社』

 ~ 二時限目『神の社』 ~


 ガタンゴトン…

 レールの境い目を通る度に鳴り響く音。

 その音が鳴る度、体に振動が伝わってくる。

 その振動が実に心地良く

『ふぁ…』

 度々、夢魔が現れては二人の眠気を誘う。

「眠いね…」

「うん…」

 二人、兎人族の双子、キユとミユは眠気を少しでも覚ますため互いにそう声を掛け合っていた。

 獣耳学園の最寄駅より乗り継ぐ事四回、すでに四時間が経過していた。

 目的地の駅まで後20分程。

 最後の乗り換えから時間があったので、途中までは眠っていたものの、今より約10分程前に目が覚めてしまった。

 後少しの時間でつくとなるとまた眠る訳にもいかず、今はただ眠気を我慢するしかない。

 さて、二人が何故そんな思いをしているかというと

「ったく、誰よ、わざわざこんな遠くでバイトしてる奴は…」

 冬休み突入前に突如獣耳学園の全生徒に言い渡された宿題のせいであった。

 冬休み中に一度はバイトをする事。

 そして証拠としてその姿を新聞部又は写真部の立会いの下に撮影する事。

 そのため各部の部員達は冬休みを返上して生徒達のバイト姿を撮影していたのだった。

 キユもその一員として順調に生徒達のバイト先を訪問する日々を送っていた。

 そんな時、一通の手紙が届く。

『遠方にてバイトを行っているため、撮影に来られたし』

 差出人不明。

 おまけに住所しか書かれておらず、電話番号が書いてなかったのため確認が取れなかった。

 本来であればこんな得体の知れない手紙など無視するのだが、手違いがあってはならないという学園側の意向により、彼女達が出向く羽目になったと言う訳だ。

「電話番号が書かれてなくたって確認のしようぐらい幾らでもあるでしょうに、これで悪戯だったら暴れるわよ…」

「でも、旅費も払って貰ってるし、バイト代の特別加算料金だって…」

 学園側とて無理を言っているのは了承している。

 そのため特別手当として一泊二日分の旅費とバイト料の特別加算を条件として、新聞部と交渉したのであった。

「だからって何で私達な訳?」

「日程が空いてたから…」

 時は12月30日、年末大晦日前。

 年越しを前にしたこの時期、他の生徒達もすでに帰省を済ませている者ばかりで、単純に人手が彼女達しかいなかったのだ。

 さて、キユはともかく何故ミユがいるのかと言うと。

「ミユ、結構張り切ってるね」

「そう?」

「うん、何時もより気合入ってる、まぁ、ミユにとっては初バイトだもんね」

 結局、今日に至るまでミユはバイト先を決められずに居た。

 そんな時に学園からこの話を持ちかけられたのは幸いであったと言えよう。

 人手の足りない新聞部のサポート、幾ら何でも女子生徒を一人で生かせるのには学園側としても問題があると判断したのだろう。

 二人ならば大丈夫かという話もあるが、以前述べた通り、諸先生方もご多忙、とりあえず一人より二人の方が安全という意見で通ってしまったらしい。

「父さんも母さんも年越そうって時期にまで仕事する事ないのに…」

「仕方ないよ…」

 両親共に年末の仕事納めが出来ておらず現在も仕事中だそうだ。

「どこもかしこも仕事仕事、ああいう大人達にはなりたくないわよねぇ」

 続いて愚痴の一つでも言ってやろうかと思うと。

『まもなく…』

 駅到着を告げるアナウンスが車内に流れる。

 どうやら目的地についたらしい。



 ガタンガタン…

 二人が降りて数分もしない内に電車は駅を発車する。

 それを見送り辺りを見回すと

「うっわぁ、田舎…」

 見渡す限りの田園。

 駅周辺には僅かに建物があるが、とても現代の生活水準を守れる施設とは思えない。

「でも、空気は綺麗だよ…」

 ミユのそんな言葉を聞き、キユは大きく息を吸う。

 確かに都会独特の重い感覚が無いような気がする。

「んー、まぁ、風景写真とかを撮るにはもってこいかな、見様によっては自然が一杯って事だし…」

 街中には無い物がここにはあった。

 並みの若者であれば不平不満を言いそうな場所だが、この二人は少々並みの若者と言う存在からは離れている。

「さて、これからどうしよっか?」

 手紙に書かれていたのは住所のみ。

 住所といってもここは見知らぬ土地であるのだからして、住所の示す明確な場所など二人に解るはずも無い。

「両方聞いていこうよ」

「そうね」

 両方というのは、手紙の住所と今夜二人の泊まる宿についてであった。

「学園も不手際よねぇ、宿は現地で探してくださいだなんて」

 日程も日程だったため、どうやら予約を取る暇も無かったらしく。

 飛び入りで泊まらせてくれる宿を探してくれとの事だった。

「見つからなかったら帰らないとね…」

「ええ、でも、流石に今日はもう電車に乗る気無いわ…」

 四時間も乗れば流石にうんざりである。

 だが、冬真っ只中の今の季節。

 野宿しようにも出来ないし、そもそも少女二人が野宿などもってのほか。

 宿が見つからない場合は再び時間をかけて帰らなければならない。

「まだお昼過ぎだし、ぼちぼち探しましょう」

「うん」

 時間はある。

 そう踏んだ二人は、まずは手堅く駅長室に向かうのであった。



「じんじゃ?」

 その単語を聞いて、キユは思わずそう聞き返してしまった。

「ああ、神の社と書いて神社と読むんだよ」

 初老の駅長さんがそんなキユに対してそう説明をする。

「いえ、それは知ってますが…」

 キユが聞きたかったのはそんな事ではない。

「神社がここにあるって言うんですか?」

「まぁ、公には公表されてないがね」

「…すごい」

 キユは素直に驚いた。

 神社。

 神道の神を祭り、祭祀や参拝のための施設のある場所をそう呼称する。

 神道とは、日本民族古来の神観念に基づく自然崇拝・アニミズムなどを特徴とする宗教。

 それらは古い書物にしか現存しない程貴重な重要文化財で、現代学問においては教派神道・民俗神道・学派神道などに分類され、学会での研究対象ともなっている。

 何より学者達の興味を引いたのは、今や絶命危惧種族である日本人の宗教であると言う事。

「人族の文化の記録はある時代を境にぷっつりと途絶えており、それらの謎を紐解く鍵が神道に隠されているって話も…」

「さて、その辺りは知らんが、その住所は間違い無くその神社の住所だよ」

「そ、その神社に人はいるんですか!?」

「ああ、狐人族の女性が神主をやっとるよ」

「おおぉぉぉ!!」

 神社、神道、神主。

 何と魅力的な言葉だろう。

 それらはキユの記者魂に火を付けるのに十分な単語だった。

「貴重な情報ありがとうございました!!」

 キユは頭を下げてそう大きな声を出すと

 ダッ!!

 脱兎の如く、…というのはやや使い方が間違っているが、兎に角、キユは猛烈な勢いで走り始めた。

 こうなったキユはすでに回り物が目に映っていない。

「お、お姉ちゃん!?」

 そんなキユの後を慌てて追うミユ。



 ダッシュ後、約10分。

「ぜぇぜぇ…」

 息絶え絶えのキユが居た。

「じ、地獄だわ…」

 彼女の眼前に延々と伸びつづける石畳。

 いや、段差がついているので石段と呼んだ方が良いだろう。

 神社手前のその石段を登る過程でキユは力尽きていた。

「くぅ、己の無力さが恨めしい…」

 そもそもキユは運動が得意ではない。

 新聞部と言えば文科系なイメージが強いが、いざ取材や撮影になればその運動量は体育会系の部活に匹敵する。

 体力の無いキユがそれらの作業を行えるのは、彼女の気力の成せる技なのだろうが、この石段はその気力を打ち破ったようだ。

「お、お姉…ちゃん…」

 下の方から力なきミユの声が聞こえてくる。

 ミユもキユと同文。

 この双子に運動は向かない。

「…ぐっ、こんな、こんな所で、…負けてたまるかぁ!!」

 気合爆発。

 ダッ…

 再燃焼したエネルギーがキユの体を再び突き動かす。

 …数分後。

「ぜ、ひゅ…ふおぁ…」

 石段に倒れこむキユの姿があった。

 最早虫の息である。

「お姉ちゃん…」

 そんなキユの姿を見つめるミユ。

 倒れる姉の姿に何を思うのか。

 ちなみにミユは息が上がっているものの、呼吸はそれほど乱れていない。

 ミユはゆっくりと自分のペースでキユの後を追ってきたのだ。

「い、石段は…駆け上がる物じゃないって事ね…」

 今の自分の姿とミユの姿を見比べての結論であった。

 二人が神社に到達できたのはそれから更に10分後の事だったそうな。



「や、やっと到着…」

「疲れたね…」

「ええ…」

 そうミユの言葉に頷くキユは、まさに精根尽き果てたといった感じであった。

「…ちょ、ちょっと休みましょう」

「うん…」

 キユ程ではないがミユも疲れていた。

「どこか境内で休める場所は…」

 神を祭る神聖な場所である。

 信心浅いキユではあったが、流石に何処其処構わず座り込むのは罰当たりであろう。

 どこか休める場所がないかと、残った体力を使い社の方に足を進める二人。

 そんな時。

 カランカラン…。

 大きな鈴の音が聞こえてくる。

 見れば社の前にある賽銭箱の所に誰か居るではないか。

 鈴を鳴らした後、社に対して深く二回頭を下げ、二回手を合わせ、もう一度頭を下げる。

 それは神道の作法だった。

 まずご神前に立つ前に手水を使い身を清め、次に神前に進み軽く礼をしてお賽銭を入れ、鈴を鳴らし『二礼二拍一礼』をし、最後に軽く礼をして神前から退く。

 『礼』とは90度に腰を折る最も丁寧な態度を示し、これは神前のみにて行うもので人に対しては行わない。

 『拍』というのは手を合わせる『拍手』を転じた物で『柏手かしわで』を意味し、『柏手』には神様をたたえると言う意味がある。

「(神主さんかな…)」

 これらの動作を知っている者は少ない。

 何故なら、神道自体が一般には知られていない宗教だからだ。

 キユが知っているのだって、ここ数ヶ月一生懸命調べた結果であって、通常であればまず誰も知らない知識である。

「(けど、狐人じゃない…)」

 どうやら猫人の女の子のようだ。

 良く見れば神主の衣装も着ていない、ただの私服だ。

 だが、目を閉じて何やら真剣にお祈りしている。

 そんな猫人の少女の姿を見ていると

『…あれ?』

 キユとミユが何かに気づく。

『ミ、ミアちゃん!?』

「はい?」

 声に反応し、二人の方に振り向く猫人の少女。

 その猫人は紛れも無く、彼女達の見知ったミアだった。

 このような場所に居るはずが無いという先入観と私服であるミアの姿が、二人に彼女がミアであると認識させるのを遅らせたようだ。

「あれ、キユちゃんミユちゃん?」

 ミアの方もようやく二人に気づいたらしく、驚きの表情を見せる。

「二人共どうしたの?」

「どうしたのはこっちの台詞よ」

 そうは言ったものの、この場合どっちが使ってもおかしくない台詞である。

「んー、実は実家がこの近くにあってさ…」

 ミアが言うには彼女の実家がこの近くにあり、休みの間は実家で寝泊りしていたのだが段々と暇を持て余してきた所に、ここに神社があるという話を聞いて暇つぶしに来たらしい。

「二人は?」

 ミアの説明が終り、今度はキユ達が経緯を説明する。

「へぇ、バイト、こんな所に?」

 周囲を見回すミア。

 バイトをするにはあまりに特殊過ぎる場所である。

「ミアちゃんがバイトしてるんじゃないんだ」

「え、どうして?」

「だって、さっき参拝してたじゃない」

 あの動作は知る人しか知らないものだと説明するキユ。

「あ、そうなんだ、いやぁ、おじいちゃんがやってるの真似てただけなんだけどね」

「意味も知らずにやってたの?」

「うん、参拝の時にはとりあえずこれをしろって言われてたから」

「何だかなぁ…」

 そんな事でいいのかと言いたそうな顔をするキユ。

「だってここの神社って縁結びの神様祭ってるらしいからさ」

「縁結び…ああ、それで…」

 あんなに一生懸命お祈りしていたのかと、キユは妙に納得してしまう。

 ミアが願う縁結びの相手など一人しかいない。

 そんな時

 カランカラン…

 鈴の音が鳴る。

「ミユ?」

 見ればミユが先程のミア同様に一生懸命お祈りを始めているではないか。

 何故そんな事をしたのか、その思考パターンは実に解り易い。

「ミユー、何もそんな非科学的な方法に…」

 何を祈っているのかが良く解るだけに、そう否定的に言おうとするキユだったが

「ここって結構ご利益あるらしいよー」

 ミアはニコニコ笑いながらキユにそう説明する。

「……」

 カランカラン…

 以下同文。

 ミユと同じように祈るキユ。

 数分後。

「二人共随分一生懸命だったね、誰か好きな人でもいるの?」

 祈り終えた二人にミアがそう気軽に質問する。

『……』

 苦悶の表情を浮かべるキユとミユ。

 その問いにだけは答えられるはずがない。

「そ、それにしたってここでバイトしてるのは誰なのかしらー」

 白々しく会話をそらすキユ。

「神主さんが狐人族の女性だって聞いたけど、うちの学園に狐人族の人っていたっけ?」

 ミアがそうキユとミユに聞く。

 神主が狐人族ならば、ここでバイトしている者も狐人族である可能性が高い。

 宗教関係のバイトというのであれば、その血縁や身内がまず思い浮かぶからだ。

「んー、記憶に無いわね」

「うん…」

 狐人族自体はそれほど珍しい種族では無い。

 だが不思議と知り合いに居るかと聞かれると居ないといった種族である。

「でもさ、私、神社でバイトって聞いて真っ先にハヤトの事思い浮かんじゃったよ」

「えー、幾ら何でもそれは安直過ぎでしょ」

「…ハヤト君もやっぱり神道系の宗教なのかな?」

 女三人寄ればかしましい。

 その言葉を連想させるが如く、あのミユまでもが会話に参加している。

「幾ら何でもそんな事あるはずないよねぇ」

「そうね、ここでバイトしてるがハヤト君だったら私神様信じちゃうよ」

「うん」

「でもさ、ハヤトの事だから案外フラッと現れちゃうかも」

「あー、ありうるよね、気軽に「よぉ」とか言ってさ…」

 そんな会話が延々と続くかと思われた時。

「よぉ、遠い所良く来てくれたな」

 見知った人物がそんな気軽なノリで話し掛けてくる。

「そうそうこんな風に…へ?」

 数秒、間が空き。

『何ぃぃーーー!!』

 そんな声が境内に響き渡る。

「ハヤト!?」

「ハヤト君!?」

「ハヤト君?」

 三者三様の名の呼び方であった。

 そこに立っていたのは言わずと知れた人族ハヤト。

「ミアやミユも来たんだな、いやぁ、びっくりしたぜ」

 一人平然とそう会話を続けるハヤト。

「ちょ、何平然と会話を続けてるかなこの人は!?」

「ちゃんと空気読んでよね!?」

「え、な、何だ、何怒ってるんだ?」

 息もつかせぬミアとキユの言葉にハヤトは動揺する。

「ハヤト君、ここでバイトしてたの?」

 一人、驚きつつもそう質問を投げかけるミユ。

「あ、ああ、…してたのって、手紙見て来たんだろ?」

「うん…」

「大体、この格好見れば解るだろ」

 ハヤトはそう言って自分の服を少し引っ張る。

 よく見れば神主が着るべき衣装を身に纏っているではないか。

「うわぁ、まじっすか…」

「私、神様の信じるわ…」

「私も…」

 前言肯定と言うべきだろうか、噂をすればなんとやらである。

「何か話がずれてるな、手紙、ちゃんと届いたんだろ?」

 どうにも会話がずれている事に違和感を感じたハヤトが再度確認する。

「届いたけど…、名前ぐらいちゃんと書いてよ、ハヤト君からだなんて解らなかったわ」

 ハヤトの問いに答えるように、キユは学園に届いた手紙を差し出す。

「…んー?」

 手紙を見て首を捻るハヤト。

「これ、俺が書いた手紙じゃないぞ、大体、字が全然違うじゃないか」

 確かに、手紙に書かれた字は古風というかやたら達筆な字であった。

「じゃあ誰が?」

「まぁ、犯人は解ってるけど…」

「え?」

 それはどういう事だと問う前に

「ハヤト、何をしておる!!」

 そう大きな声が境内に木霊する。

「掃除が終わったら買出しに行けと言っておったじゃろ!!」

 声の主は社の奥から姿を現した。

「ん、何じゃ、その小娘達は?」

 年の頃は12歳前後、金色の綺麗な髪と瞳をしている狐人族の少女だった。

 見るとハヤトと同じような格好をしている、会話の前後を考えるならば、おそらくこの少女がここの神主なのだろう。

「獣耳学園の級友ですよ」

「ほぉ、ジー坊の学園のか」

「ついでに参拝客みたいですよ、先程賽銭を入れてお祈りしてました」

 そう状況を説明するハヤト。

「ハヤト見てたの!?」

「掃除の後片付けしながらチラッとね」

 三人はやや顔を赤くする。

 この状況で何を願っていたのかぐらい、全てを知っている彼ならばお見通しだろう。

 願い事の思い人が目の前に立っているのだから、ご利益があったのやらなかったのやら。

「ほぅほぅ…」

 その光景を面白そうに眺める狐人の少女。

「それにしたってスズネさん、初対面の相手を捕まえて小娘は酷いですよ」

「そう思うのならばまずは紹介せんか、見ろ、状況が解らず困っておるではないか」

 狐人の少女が指差す先には訳も状況も解らない三人が呆気に取られ立っていた。

「あー、そうですね、まずは紹介からしましょうか、三人共いいかな?」

 この状況で異論を唱えるはずもなく、了承する三人。

「こちらは狐人族のスズネさん、この神社の神主をやっている」

「よろしくの」

 自分の紹介が終わった所で軽くそう挨拶をするスズネ。

「スズネさん、こっちの三人は…」

 続いてスズネに三人を紹介していくハヤト。

 幸か不幸か、その時ハヤトはスズネを見る三人の視線の意味に気づいていなかった。

 その意味は様々なれど、どうにもこのまますんなりと終わりそうにない雰囲気であった。


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