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私立獣耳学園  作者: 御門屋運命
第04話「華咲け、獣耳学園」
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朝礼

 ~ 朝礼『華咲け、獣耳学園』 ~


 葉は枯れ、辺り一面には落ち葉が敷かれていた。

 これを見てクラスメートの一人が

「おー、なかなか風流じゃねぇか」

 と見た目から考えるとなかなか相反する雅な事を言う。

「集めて焼き芋でもしよっか?」

「…お前なぁ」

 その言葉を見事に打ち砕くが如く、他のクラスメートがそう言う。

「あら、残念だけど肝心の芋が無いわ」

「あー、そっか、それもそうだね」

 ボケ役のクラスメートに対してツッコミ役のクラスメートがそう言う。

「もー、二人とも何漫才してんのよ、今日中にこの中庭掃除しないと駄目なんだから、口より手を動かす」

「……」

 一人のそんな声に同じ顔のもう一人が無言で頷く。

 そんな騒がしいクラスメート達の中で、一人だけ静かに落ち葉を見続ける者がいた。

「落ち葉…か、もう冬なんだな…」

 その者が哀愁を漂わせながらぼそりとそう言うと

 ザワッ…

 急に他者達がざわめき出す。

「おい、あいつまた何かあったのか?」

「またってのは酷いと思うけど、…でも何か変よね」

「ああ言う時のハヤト君って絶対何かあるよねぇ…」

「……」

 他の者達がそうざわめき合う中。

「どうしたんだろ…」

 一人だけ、その少年の姿を静かに見守る少女の姿があった。


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