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マキシムの思い

更新遅れてすみません。

今年は受験生なものでいまカリカリと勉強をしています。

土日に書けたら投稿しようと思います。

 あの後、私の側近としての仕事が始まった。

 ラジエルは強いのだから私なんていなくてもいいと思っていたが、私の仕事はラジエルを守る仕事ではなかった。

 

 「お~いアリシア、夕食の準備をしてくれ」

 

 「なんで私がしないといけないんですか。それはここで働いているメイドに言うべき言葉ではありませんか。

 第一私は料理なんて作れません、ましてやあなたに作ろうとも思いません」


 大体こんな感じの、命令しかしてこない。

 のどが渇いたからお茶を入れろだの、仕事を手伝ってくれだの

 私は何のためにここにいるんだよ。こんなことをさせるだけなら、私じゃなくてもいいじゃないか。


 「ふ~ん、側近の分際で俺に意見するのか。いい度胸じゃないか、これができないなら、お前にはこの王宮の掃除でもしてもらおうかな」


 「分かりました、作ればいいんでしょう作れば。

 そのかわり味の保証はできませんよ。美味しくなくてもしっかり食べてくださいね」


 結局は私が折れるのか。さっきは料理はできないといったが、ただのごまかしだった。

 一応人並みに物は作れるはずだ。それにしてもあのラジエルの満足そうな顔を見るたびに怒りがわいてくる。いっそうこの王都ごと潰してやろうかしら、私にかかれば、月くらい簡単に落とせるはずよ。


 あぁ、またヒステリックを起こしてしまった。

 落ち着きなさいアリシア、今日までの辛抱よ。

 この自己暗示もいつまで効くのやら


 とりあえず私は厨房に入り、簡単で手間もかからない野菜スープとサイコロステーキ、パンを持て行った。

 一瞬、早かったなと言いたそうな顔をしたが黙って食べてくれた。


 「まぁ美味しかったぞ、これからも頼むとしよう」


 これからなんて、ないんだけどねうふふ。

   

 「では私はこれで部屋に戻らせていただきます。

 何かあったらまた呼んでください」


 そして私は、速やかに部屋に戻った。

 これでもう夜を待つだけよ、みんなが寝付いたころに私はここからおさらばだわ。

 あとは何事もないようにただひたすら祈るだけ。


 でも私の願いは聞き届けられなかった。

 

 「おい、アリシア入ってもいいか」


 この声はラジエルじゃない、マキシムだ。

 でも私に何の用かしら?

 私が許可すると、マキシムは勢いよく入ってきて私を壁側に押し付けた。

 もしかしてこれって壁ドン


 「あのぅマキシムいきなり何の用かしら。そんなに怒った顔してどうしたの、せっかくの顔が台無しよ。

 それよりちょっと近いわ、少しだけ離れて頂戴」


 私がそう言っても、マキシムは少しも動くことなく私を囲むようにして立っている。

 何か怒らせることでもしたかしら。この顔からして結構やばいわね

 私がその顔をじっと見つめていると、やっとマキシムが口を開いてくれた。

 

 「俺はアリスとは結婚しないぞ」


 えっいきなり何言いだすのこの人は。

 アリスと結婚しないってどういうことなの、あんなにきれいな人ほかにいないわよ。

 ここで断ったら、今後あなたにいつ出会いの時が来るかわからないのに。


 「マキシムいったいどうしたのよ、あなたアリス王女のことが好きだったんじゃないの今更何言ってんのよ」


 「ほかに好きな人ができたんだ、いやずっと前から好きだった人なんだ。

 お前には言っておこうと思って」


 へぇ~あんな綺麗な王女がいるってもにいい身分だわ、もしかしてマキシムの目は節穴なのかしら。

 でもしょうがないわ、マキシムは一度決めたことは絶対に曲げない頑固な人なのよ、いくら私が言ったところで変わるわけがないわ。


 「そう、分かったわ。でもアリス王女にはちゃんと言っておきなさい。

 もちろん国王にもね、マキシムあなたがそう決めたなら私は応援するわ。

 頑張ってね」

 

 「そうかありがとう、絶対に振り向かせて見せる。

   ......お前をな...」


 喜怒哀楽の激しい人ね。でも最後になんて言ったのかしら?

 まぁどうでもいいわ


 それより少しだけでも寝ておきましょう。

 脱走するときに力が出ないなんてことになったら嫌だもの。


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