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新しい友達

アリシアに初めて友達ができました。あともう一つ

「どんなに蔑まれようと私はへいき」という小説も書き始めましたよかったら読んでください、変わった異世界ものです。

 俺はその日、王にあうことはできなかった。なぜ会えないのかをノーガンに尋ねてみた。


 「あのぅ、なぜ私は王にあうことができないのですか?」

 

 するとノーガンはやっぱりと予想いていたような顔で、


 「このエスラル王国のラルフ王は極度の引きこもり症なのじゃ。これを言ってしまうと、お前さんが来てくれなくなると思うてな。ふぉふぉふぉ」


 「では、この話はなかったことにさせてもらいます。それでは」


 「まぁまぁそう慌てなさんな、褒美はたくさんやるといっておるじゃろう。それより今夜はもう遅い、今日はゆっくり寝て明日この話の続きをしようではないか。」


  そう言ったノーガンに私は無理やりというほどに引っ張られ、部屋に連れていかれた。まさか、また鍵を閉めたのではないかと思い、急いで確認しに行くと扉は普通に開いた。


 俺は今この王宮のどこかにいる。あの後、脱走を試みるために部屋を出たのである。だがこの作戦は失敗し、今俺は迷子状態だ。自分がどこにいるかもわからず、ただひたすら王宮の中を歩き回っている。


 すると、どこかから叫び声のような声が聞こえてきた。耳を澄ませてみると、それは叫び声ではなく龍の雄叫びだった。俺はその声を頼りに声のする方まで足を進めた。


 やっとその場所にたどり着くと、そこは昼間に来た龍小屋だった。中に入るとほかの龍たちは寝ており、一匹の龍だけが起きていた。おそらくさっき吠えていたのはこの龍だろう。龍の姿はかすかにしか見えず姿を確認するために、光魔法でその龍を照らすと、あの一番凶暴と言われていた龍だった。


 龍も俺の姿を確認すると、覚えていたのか。気まり悪そうな顔をしているように見えた。


 「なんでそんな目でみるの私たちもう友達でしょう?」

 私がそういって龍に近づくと龍がいきなり、声を上げた。足元を見ると、私は龍の足を踏んでしまった。 

 

 「ごめんなさい。痛かったでしょう?ってその足の傷は何?」


 龍の足を見ると、大きな切り傷があった。私が治そうともう一歩近づくと龍はそれ以上近づくなと言わんばかりに俺を見ていた。


 「大丈夫よ。ちゃんと私の目を見てすぐ終わるから。」


 そう言って俺が龍の足に手を伸そうとした瞬間、暴れだしたのだ。俺はちょうど爪にあたってしまい、腕から血が流れていた。さすがに龍も申し訳なさそうにおとなしくなった。


 「ほかの人は信じれないならだれも信じなくていいから、今だけ私を信じて。」


 俺が龍の目を見て話すと、すっと足を伸ばしてきた。傷は思ったより早く治せた、また俺の回復技術が上がってしまったのかなアはは。


 傷を治し終わり今日は休もうと思って部屋に帰ろうとすると、龍が俺の服の裾を口でつかんでいた。


 「もしかして寂しいの?私が一緒に寝てあげようか龍君?龍君はおかしいな、これからはドラにしよう。どうするドラ?」


 俺がそういうとドラは裾を離してしまった。そして俺はまた、


 「じゃあもう行くね。」


 そう言って帰ろうとすると、またドラは裾を噛んでいた。


 「全くした方がないな、一緒に寝てやろう。どうせ帰り道もわからなかったからね。」


 俺がそういうと、ドラは目を輝かせていた。そうして俺は、ドラとなることになった。ドラの翼はふわふわしていてとても暖かかった。


 次の日、目が覚めると聖騎士たちが驚いている顔で俺を見ていた。


 「アリシア様早くその龍から離れてください。」


 「そんなことしなくても私とドラは友達なんだよね~」


 私がそういうとドラはこくっと頷いた。昨日の態度とは全く違うな。まぁドラにとって私が初めての友達だから仕方がないな。


 「はっはっはっ、これは驚きましたぞ若いもん。先代の王が乗っていたとはいえ散々手を焼いていたものだが、まさかお前さんが手なずけるとはな。」


 そう言って愉快そうに現れたのはノーガンだった。


 「手なずけたのではありません。友達になったのです。」


 「そんなことをいうのはこの世界を探してもお前さんだけだろうよ。」


 私はそんなたわいない会話を続けていた。その時俺は気がついた。

 俺の目的は王にあうことじゃないか。危うくこのじじぃに流されるところだった。


 「それより今日は王様にあえるんでしょうねノーガン?」


 「すまんが今日も無理なんじゃ。ラルフ王は今日も体調がすぐれないといっている。すまんのう。」


 「いいえ、許しません。それで王の部屋はどこですか?案内してください。」


 ノーガンは私の気迫に押し負けたのか、しぶしぶおれを王のいるところに案内した。そしてノーガンは最後に、


 「くれぐれも失礼なことはなさらぬように。頼みますぞ。」


 「ええ、わかりました。」


 そんなこと約束できるか。私は勢いよく扉を開いた。

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