1-6 死神との契約
死神傭兵団から返事が届いたのは、それから十二日後だった。
女王自ら来ること。
交渉の場までは兵を伴って構わない。
ただし、交渉の席に着くのは女王一人。
こちらも団長一人で応じる。
返答には、それだけが記されていた。
「陛下を一人で交渉の席へ出せなど、無礼にもほどがあります」
「しかも、こちらから出向けと……!」
広間に家臣たちの声が重なる。
瑠璃は返書をもう一度読み、それを静かに卓上へ置いた。
「騒ぐ必要はありません」
その一言で、声が止まる。
「こちらが力を借りたいと申し出たのです。ならば、相手の条件を聞くのも交渉でしょう」
「しかし、陛下――」
「それに」
瑠璃は返書へ視線を落とした。
「向こうも団長一人で応じると書いてあります。私だけに危険を負わせるつもりではないようです」
瑠璃は顔を上げた。
「死神傭兵団がどのような者たちなのか。この目で確かめてきます」
会談の日、美葉は淡い紫の髪を背に流していた。
毛先へ向かうほど白く淡くなり、陽の光を受けるたび、薄い霞のように揺れる。
華美な装飾はない。
黒と紫を基調とした衣装も、戦場での動きを妨げない実用的なものだった。
それでも、その姿には人目を引く静かな威圧感があった。
死神傭兵団の団長、美葉は、一人で執務室に座っていた。
部屋を照らすのは、小窓から差し込む薄い光だけだ。
扉の外に控える瑠璃の護衛たちも、武器へ手を伸ばしてはいない。
事前の命令があるからだけではなかった。
下手に刺激してはならない。
本能で、そう理解していた。
◇
朧の紹介から始まったとはいえ、友人同士の話で終わらせるべきではない。
それが、瑠璃の判断だった。
瑠璃は用意された椅子へ座ると、室内を一度だけ見渡した。
「女王自ら出てくるとは思わなかった」
「こちらから力を借りたいと申し出たのです。使者だけを出す方が失礼でしょう。それに手紙でも・・・」
「王族にしては、話が早い」
「傭兵にしては、随分と礼儀を気にするのね」
「礼儀じゃない。相手が、こちらをどう扱うつもりか見ているだけだ」
美葉の声は低くも荒くもない。
感情を抑えた、静かな声だった。
瑠璃もまた、微笑みを浮かべることなく美葉を見返す。
「では、私はどう見える?」
「まだ分からない」
「正直ね」
「王族へ媚びても、部下の腹は満たせない」
美葉は机へ置かれた資料へ手を伸ばした。
王都周辺の地図。
盗賊の出没地点。
街道の被害。
周辺領主の兵力。
必要とされる人員と期間。
資料は、銀華が数日かけて整理したものだった。
美葉は目を通しながら尋ねる。
「必要なのは五千」
「ひとまずは」
「街道の巡回、山間部の盗賊討伐、農村部の護衛。国境へは出さない」
「現時点では、その予定です」
「現時点では、か」
「情勢が変われば、改めて交渉します」
「勝手に任務を増やさないと?」
「契約にない任務を命じることはありません」
美葉は資料を置いた。
「報酬は悪くない」
「死神傭兵団の相場を調べました」
「よく調べている」
「安く雇えるとは思っていません」
「兵一人の命を安く買う国は、長く持たない」
「同感です」
二人の視線が静かに交わる。
美葉は、ほんの僅かに目を細めた。
「一つ確認する」
「どうぞ」
「盗賊を捕らえた場合、身柄はどうする」
「国の法に従って裁きます」
「現場で殺せという命令は?」
「抵抗をやめた者へは出しません」
「捕虜の食料は?」
「国が負担します」
「負傷者は、敵味方を問わず治療する?」
「治療の優先順位は負傷の程度と、現場の状況によります。ただし、敵だからという理由だけで見捨てることは認めません」
美葉は静かに瑠璃を見た。
「綺麗事に聞こえるな」
「そうでしょうね」
「実行できるのか」
「すべてを救えるとは申しません」
瑠璃の声は変わらない。
「ですが、最初から救わないと決めることはしません」
「女王の命令が、現場まで届くとは限らない」
「届かなければ、届かなかった理由を調べます」
「現場の騎士が傭兵を見下したら?」
「処分します」
「貴族の息子でも?」
「身分は問いません」
美葉が黙る。
数秒の沈黙が落ちた。
窓の外から、遠く鳥の声が聞こえた。
「部下第一だと聞いている」
瑠璃が言った。
「朧から?」
「ええ」
「あいつが、私の話をしたか」
美葉の声に、初めて僅かな変化があった。
「必要なことだけです」
「そうか」
美葉は椅子の背へ僅かに身体を預けた。
「こちらからも条件がある」
「伺います」
「死神傭兵団の指揮権は、すべてこちらが持つ」
「国の命令に従わないということ?」
「違う。依頼内容は守る。だが、兵の配置や戦い方へ、現場を知らない人間が口を出すことは認めない」
「作戦上、連携が必要な場合は?」
「事前に協議する」
「緊急時は?」
「現場の最高責任者と団長代理で判断する」
「国軍の指揮官と意見が割れた場合は?」
「どちらが正しいかではなく、誰が責任を負うかを決めておけ」
瑠璃はすぐに答えず、美葉を見つめた。
「国軍の撤退を無視して、戦闘を続ける可能性は」
「依頼された対象を守るために必要なら」
「その結果、傭兵団が全滅しても?」
「全滅させないために私がいる」
瑠璃の目が僅かに細くなる。
「自信がある」
「なければ団長は務まらない」
「部下を守るため、依頼主の命令を拒むこともあると?」
「無意味な命令なら」
「無意味かどうかを決めるのは誰」
「私だ」
美葉は迷わなかった。
瑠璃はしばらく、その目を見つめた。
強い。
朧とは異なる強さだった。
朧が一本の研ぎ澄まされた刃なら、美葉は背後にいるすべての者を覆う壁だ。
「分かりました」
瑠璃が口を開く。
「国軍と死神傭兵団は、指揮系統を分けます。ただし、作戦目的と活動範囲は事前に共有する。緊急時の判断についても、それぞれの責任者に一定の裁量を認めます」
「撤退の判断は」
「あなた方に任せます」
「意外だな」
「死ぬまで戦えと命じたところで、戦力を失うだけです」
「国の面子は?」
「民を守れない面子に価値はありません」
美葉の口元が、僅かに緩んだ。
笑ったというほどではない。
ただ、初めて瑠璃を対等な交渉相手として認めたように見えた。
「契約書を見せろ」
瑠璃が机の横に控えていた文官へ目を向ける。
用意されていた契約書が、美葉の前へ置かれた。
報酬。
契約期間。
任務の範囲。
物資の補給。
負傷者の治療。
捕虜の引き渡し。
民間人への加害や略奪を禁じる条項。
契約外の戦闘を求める場合は、再交渉を行うこと。
美葉は一項目ずつ、時間をかけて確認した。
瑠璃は急かさない。
「負傷した団員が戦線へ戻れない場合の報酬」
美葉が指を置く。
「治療費は国が負担します。契約期間中に負った傷が原因で、以後戦えなくなった場合は、別途補償を行います」
「死亡した場合は」
「指定された相手へ支払います。家族がいなければ、傭兵団へ」
「逃亡者は?」
「死神傭兵団の規則へ任せます。ただし、国の法へ触れる行為をした場合は、こちらも介入します」
美葉は最後まで読み終えると、契約書を机へ戻した。
「悪くない」
「では」
「一つだけ変えろ」
美葉が一文を指す。
「民間人への加害を禁じる、だけでは足りない」
瑠璃が目を向ける。
「略奪や暴行を行った者は、傭兵団側の身柄であっても国の裁きを受ける。そう書け」
瑠璃は僅かに目を見開いた。
「よろしいのですか」
「部下を守ることと、罪を庇うことは違う」
美葉の声は冷静だった。
「死神傭兵団の名を使って好き勝手する者は、私の部下ではない」
「分かりました」
瑠璃は隣室に控えていた文官へ修正を命じた。
新しい文面が整えられ、美葉が署名する。
続いて瑠璃が署名し、王家の印章を押した。
静かな音と共に、契約が成立した。
「これで、死神傭兵団は蒼緑王国の依頼を受ける」
美葉が言った。
「期間は一年。必要であれば延長を協議する」
「よろしくお願いします」
「女王」
「何でしょう」
「部下を駒として扱わないという言葉、忘れるな」
瑠璃はまっすぐ美葉を見返した。
「あなたも、国の民を報酬の一部と考えないでください」
「当然だ」
二人は握手をしなかった。
互いに頭を下げることもない。
それでも、そこには確かな合意が結ばれていた。
◇
交渉を終えた美葉は、傭兵団の館から外を見ていた。
交渉は一対一だったが、館の外には数百人の護衛が待機している。
その中に、見覚えのある姿があった。
長い黒髪。
腰の刀。
その隣に立つ銀髪の少女。
朧と銀華だった。
銀華は手に抱えた書類を見ながら、朧へ何かを話している。
朧は前を向いたまま答えている。
銀華が立ち止まる。
朧も二歩進んだところで足を止め、振り返る。
銀華が書類を差し出す。
朧は受け取り、少しだけ身を寄せて文字を読む。
それだけだった。
触れ合うわけでもない。
笑い合っているわけでもない。
だが、美葉の目が止まった。
美葉は窓辺に立ったまま、しばらく二人を目で追った。
銀華は近くを通った傭兵団の者と目が合うと、相手が誰であるかを確かめるように一度足を止め、自然に会釈した。
王族に仕える将軍だと聞いている。
それでも、傭兵を値踏みするような視線は向けない。
護衛の兵へ何かを命じる時も同じだった。
短く言葉を交わし、相手の返事を待ってから歩き出す。
立場を笠に着る人間ではないらしい。
そして何より、考えていることが顔に出る。
書類の一か所を指して朧へ問いかけ、返ってきた答えが気に入らなかったのか、すぐに眉を寄せた。
朧は気にした様子もなく何かを返す。
すると銀華は一瞬だけ言葉に詰まり、それでも誤魔化さず、もう一度書類へ目を落とした。
腹芸には向かない。
美葉はそう判断した。
だが、初対面の相手に余計な警戒を抱かせないという意味では、その不器用さは欠点だけではない。
「団長?」
後ろの団員が呼ぶ。
「先に行っていろ」
「しかし」
「すぐ追いつく」
団員は一礼し、部屋を出ていった。
◇
銀華が不満そうに眉を寄せ、朧を見る。
朧はいつもと変わらない顔をしている。
美葉は二人を見つめた。
朧の表情は、ほとんど変わらない。
声も、立ち姿も。
だが、何かが違う。
「変わったな」
美葉は、朧へ視線を送りながら呟いた。
その姿を見届けると、美葉は部屋を出た。
振り返ることはなかった。
「居場所ができたか」
◇
その日の夕刻。
瑠璃は執務室で契約書の写しを確認していた。
机の上には、ほかにも幾つもの報告書が積まれている。
死神傭兵団との契約が成立したことで、一つの問題は片づいた。
だが、国を取り巻く不穏な気配が消えたわけではない。
扉が叩かれた。
「入りなさい」
入ってきたのは、美葉だった。
交渉を終えたはずの彼女が、今度は正式な来訪者として王城を訪れていた。
先触れは届いていたが、用件までは伝えられていない。
護衛を伴わず、一人で来たという。
ここへ通されるまで、美葉は城内を歩きながら何も尋ねなかった。
だが、門に立つ兵の人数、交代の間隔、廊下の分岐、執務室へ至るまでに置かれた衛兵の位置まで、無意識に数えているような目をしていた。
傭兵団を率いて幾つもの戦場を渡ってきた者にとって、知らない場所へ入れば退路と守りを見るのは習慣なのだろう。
案内役の騎士は、美葉が一度も道を尋ねなかったことに、部屋へ着いてからようやく気づいていた。
「忘れ物?」
瑠璃が尋ねる。
「報告がある。それと――王城の守りは堅い。だが、死神傭兵団を相手にするなら、剣聖を城から外さない方がいい」
それだけ言うと、美葉は一通の封書を机へ置いた。
「報告?」
「契約とは別件だ」
「なぜ、あなたが?」
「蒼緑へ来る途中で、うちの者が拾った情報だ」
瑠璃は封書へ目を落とした。
死神傭兵団は、各地で活動している。
国軍より広い情報網を持つことも珍しくない。
「対価は?」
「今はいらない」
「傭兵が無償で情報を渡すの?」
「今後の依頼に関わる可能性がある」
美葉は椅子へ座らず、机の向こう側に立ったまま続ける。
「中央帝国に、大きな動きはない」
「それは、こちらでも確認しています」
「兵の再配置も、物資の大規模な集積も見られない。少なくとも、今すぐ蒼緑へ攻め込む気配はない」
「なら、問題はないのでは?」
「白銀と紅蓮が静かすぎる」
瑠璃の手が止まった。
「静かすぎる?」
「どちらも、兵を動かしていない。表向きには」
「裏では?」
「分からない」
美葉は迷いなく言った。
「分からないから、気になる」
瑠璃は封書を開いた。
中には、各地の団員から集められた簡潔な報告が記されていた。
白銀大陸の港。
出入りする商船の数に大きな変化はない。
紅蓮大陸の国境。
兵力増強の兆候はない。
交易も続いている。
使節も動いている。
表面上は、平穏だった。
「何かを待っているように見える」
美葉が言った。
「何を?」
「それが分かれば、こんな言い方はしない」
瑠璃は報告書を読み進める。
「中央が動くのを待っている?」
「可能性はある」
「中央帝国が動かない限り、白銀も紅蓮も動かない」
「あるいは、中央が動いた後でなければ、動けない」
瑠璃は椅子へ深く座り直した。
白銀。
紅蓮。
どちらも、蒼緑から遠く離れた大国だ。
国交が絶えているわけではない。
しかし、互いの内情を知るには距離がありすぎる。
「それに、この情報が中央から意図的に流された可能性もある」
「つまりは?」
「中央がすでに動いていて、白銀と紅蓮は巻き込まれているだけ、という可能性もある」
「この情報を、なぜ私へ?」
「さあ?」
瑠璃の視線が上がる。
「意外と誠実ね」
「違う」
美葉はすぐに否定した。
「王族に言われたくない」
瑠璃は僅かに笑った。
「あなたとは、気が合わないかもしれないわ」
「その方がいい。傭兵と王族が仲良くなりすぎても、ろくなことにならない」
「同感です」
瑠璃はもう一度、報告へ目を落とした。
「そういえば、会見の場で朧の雰囲気が変わった、と言っていましたね」
「さっきも見た。連絡を付けに来た時も思ったが、銀髪の少女と並んでいる時に雰囲気が変わった」
「理由は分かりますか」
「分からない」
美葉は答えた。
「ただ、以前より周りを見ている」
「以前は?」
「必要なものしか見なかった」
「今は違う?」
「必要かどうかを考える前に、少女を見ていた」
瑠璃は沈黙した。
頭に浮かんだのは、二人の姿だった。
並ぶ歩幅。
遠慮のない会話。
互いへ向ける視線。
「銀華が、朧を変えたと言うの?」
「そうは言っていない」
美葉の声は静かだった。
「人は、誰か一人と出会っただけで別人にはならない」
「ええ」
「だが、自分でも気づかないほど小さな変化なら起こる」
「それを最初に見抜くのが、あなたなのね」
「長く見てきた」
美葉は窓の外へ目を向けた。
「朧は、強くなることしか知らない」
「銀華も似たようなものです」
「そうか」
「銀華は、守ることしか知りません」
「なら、ちょうどいいのかもしれないな」
瑠璃はその言葉に、僅かに目を細めた。
「何がですか」
「片方は、強さ以外のものを知らない。片方は、守ること以外のものを知らない」
美葉は瑠璃を見る。
「一緒にいれば、自分にないものくらいは見えてくるだろう」
「随分と、朧のことを考えているのね」
「団長だったからな。それに、剣聖もお前も、似たような目で銀華を見ているように見えたが」
美葉はあくまで過去形で言った。
けれど、そこにある感情が過去のものではないことを、瑠璃は理解していた。
「白銀へ、人を送るべきだ」
美葉が話を戻す。
「白銀へ?」
「このまま、遠くから様子だけを見ていても分からない」
「密偵を?」
「それでもいい。だが、白銀が何かを待っているなら、隠れて調べるより、堂々と入った方が見えることもある」
「外交使節として?」
「ああ」
「紅蓮ではなく、白銀を先に選ぶ理由は?」
「白銀の方が、蒼緑との接点を作りやすい」
美葉は地図へ視線を落とす。
「交易路もある。名目も作りやすい。紅蓮は遠い上に、砂漠を越える必要がある。まず白銀で情報を得てからでも遅くはない」
瑠璃は考え込んだ。
外交使節。
正式な国の代表として白銀へ向かう。
危険がないとは言えない。
だが、密偵を送り込むよりも、相手国との関係を築ける可能性がある。
「誰を送るか」
瑠璃が呟く。
「それはお前が決めることだ」
美葉は背を向けた。
「待って」
瑠璃が呼び止める。
「何だ」
「あなたなら、誰を送りますか」
美葉は僅かに振り返った。
「銀華」
迷いのない答えだった。
瑠璃の瞳が揺れる。
「理由は?」
「あの娘は、相手に敵意を抱かせにくい」
「外交の経験はありません」
「だからだ」
「経験がないことが、なぜ長所になるのです」
「腹の探り合いをしない」
美葉は淡々と言った。
「嘘をつくのも下手そうだ。隠し事をすれば顔に出る。政治家としては致命的だが、最初の扉を開く役には向いている」
「白銀が、善意を利用する可能性は?」
「ある」
「なら」
「だから、一人では行かせるな」
美葉の口元がほんの僅かに動いた。
「お前にも、剣聖という強い友がいるだろう。あれと同じだ」
瑠璃は答えなかった。
美葉は今度こそ部屋を出ていった。
扉が閉じる。
執務室に、一人残される。
瑠璃は机に広げられた地図を見つめた。
蒼緑王国から、西へ。
海を越えた先。
白銀大陸。
遠い。
銀華を送り出せば、しばらく会えなくなる。
何が起きても、すぐには助けられない。
王としてなら、送るべきだ。
銀華の性格。
朧の力。
二人であれば、白銀との間に新たな道を開ける可能性がある。
だが。
「……本当に、困ったものね」
瑠璃は小さく呟いた。
窓の外では、世界樹の葉が夕暮れの光を受けて揺れていた。
銀華を囲うのではなく、育てる。
あの日、静へ告げた言葉。
その答えを試される時が、想像していたよりも早く訪れようとしていた。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、死神傭兵団の団長・美葉と瑠璃の交渉を中心に描きました。
王国を背負う女王と、部下を背負う傭兵団長。
立場も考え方も違う二人ですが、「守るべきものがある」という一点では、どこか似ているのかもしれません。
そして美葉からもたらされた、白銀王国と紅蓮王国の不自然な静けさ。
中央帝国だけではなく、少しずつ南の国々へと物語が広がり始めます。
銀華と朧にも、小さな変化が生まれています。
それを長く朧を見てきた美葉がどう感じたのかも、今回描きたかった部分の一つでした。
次回、銀華に新たな役目が託されます。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
引き続き『ここは南のオーフェリア ―英雄たちの詩―』を楽しんでいただけたら嬉しいです。
Xでは『南のオーフェリア』のイラストや登場人物紹介、制作中の作品なども投稿しています。
小説とあわせて楽しんでいただけたら嬉しいです✨
X:はしたけ|幻想戦記✨南のオーフェリア✨
@takeyan4562
#南のオーフェリア




